明日でゴールデンウィークも終わってしまうが、今年のゴールデンウィーク、どこか行楽に出かけたりはしただろうか。
近頃の世の中は、遊びに行く場所なんかも、すぐさまインターネットで調べられるようになった。例えばデートに行くとき、インターネットで「デート ●●(場所)」なんて検索したりすると、色々なデートスポットが画面上にずらずらずら~~っと並ぶので非常に便利である。
そんな中、意外と検索結果に出てくることが少なくないのが、工場見学である。
工場見学といえば、小学生の社会科見学でパン工場に行ったり、製紙工場に行ったりしたような思い出が私にもあるのだが、今となっては工場見学は立派なデートスポットにもなっているのである。
そして、言わずもがなビール好きにオススメしたいのが、ビール工場の見学。どうやってビールが作られるのか?そんな過程を楽しみつつ、最後には美味しいビールが待っているのである。
季節はすでに初夏。夏本番が来る前に、ビール工場見学の楽しさを伝えておこうかしら?なんて思う次第である。
ビール工場でどんなことができるの??
私はかつてアサヒと、サントリーのビール工場に行ったことがある。大体内容は大きく異なることはなかったのだが、今回はサントリーでの見学経験をもとに、記事を書かせていただく。
ちなみに見学通路の写真撮影に関しては、アサヒは全面禁止、サントリーは生産工程の一部のみ禁止(係員さんから指導が入る)との事だったので、もし写真を撮りたい場合はサントリーがオススメだ。
素材のこと
まず、ビールを形作る大まかな素材として、麦芽・ホップ・水があげられる。最初にどのような素材が使われているか?ということを、実物を交えながら勉強する。
麦芽のこと
まずは麦芽について。
サントリーといえばプレミアムモルツ。あの風味豊かな味わいを出すには、二種類の麦芽を使用するという。一つは、豊かな味わいのビールに適しているという二条大麦麦芽。もう一つは、チェコおよび周辺国で産出されているダイヤモンド麦芽である。
ここで面白いのは、実際麦芽を食べさせてもらうことが出来ること。
普段なかなか麦を食べる機会はないと思うが、こうしてどんな風味なのか知れるのは、なかなかに面白いと感じた。
ホップのこと
続いてはホップ。ホップは香味と苦味を構成する要素として必要不可欠なものだが、プレモルといえば、苦味はほぼなく、芳しい香味が特徴。
それなので、ホップに関しても苦味が穏やかで華やかな香りが特徴のアロマホップを使用しているという。ここからさらに、ファインアロマホップを加えることで、さらに華やかになるのだ。
詳しくは工場で知ってもらうとして、ここでも驚いたのが、ホップを実際に見られるだけではなく、嗅ぐことが出来るのである。ホップの匂いなんてまず嗅がないと思うが、
あの独特な香りを知らずに、ビールを飲んでいるなんてもったいない。
ぜひ、嗅いでほしい。
水のこと
ビール作りにおいて、水はやはり大事な要素だ。サントリーといえば天然水100%仕込みが有名。地下深くの天然水を使用しているので、素材の旨味をそのまま引き出せると紹介している。
ちなみにサントリーのサイトでは、水を育む活動として、色々な活動の様子を動画などで紹介している。これが結構すごいので、時間のある時に見てもらえると、理解が深まること間違いなしだ。
製造工程
素材について分かったところで、製造工程について勉強をする。動画や、実際使う機械を見ながら紹介してもらうので飽きることがない。
ちなみに以下は、実際使用していたタンクを通路にしたものだという。
こんなに一つのタンクって大きいんだなあ。と驚いた。
工場のラインも見れる
やはり胸が熱くなるのがラインの部分である。
いつも手に取っている商品たちの出来上がり工程を見ていると、工場の凄さをまじまじと実感するものである。
そして最後は……
こうして色々な工程を知ったところで、最後はお楽しみタイム、試飲&試食。
一人一つおつまみが支給され、限られた時間の中でビールたちを好きに楽しむ。サントリーではマスターズドリームや香るエール、プレモル黒の生ビールが飲めてしまう。
なんという至福。作り方を知った後のビールは感動も一入だ。
無料でこんなにしてもらっちゃっていいの?ファンになっちゃうこと間違いなしである。。。
予約の仕方
こんな感じで紹介させてもらったが、基本的に工場見学というのは予約制であることを忘れてはいけない。
といっても、予約の仕方はカンタン。
WEB上で自分の行きたい工場を選んで、都合のよい日程と時間を選んでぽちっと予約。これだけで、工場見学を楽しめてしまう。
ということで酒好きカップルさん、この機会に工場見学はいかがだろうか?