今日みたいに暑いのか寒いのかよく分からないような日もあり、初夏というには心もとないレベルなのに、真夏のビールがどうのこうの言うのも、時期尚早だと言われることも覚悟のうえで言っておきたいことがある。
すでに4月に夏日も続出だったしね。
ということで、夏にビールは当たり前だと思っている人は多い。喉を潤すあの感覚、爽快感のある炭酸。あれが欲しくなる人は少なくないだろう。私も、例外なくその一人である。
しかし、本当にそれは正しいのだろうか。世間体や流行に流されて「とりあえずビール」と言った感覚に洗脳されているのでなかろうか。
常識を疑え―――
大学で社会学部だった私は、一番初めにそんなことを先生から教わった。
そんな先生の言葉を思い出しつつ、やり過ぎて偏屈ものにならない程度にビール=夏説なぞを疑ってみようと思う次第である。
2017年夏は酷暑の予感
今年の夏はどうやらまた記録的な暑さらしい。なんだか毎年記録更新してるんじゃないの?なんて思ってしまう。
猛暑であることがわかっていてビールのことを考えない人は、ビール好きではまずいないだろう。ビールが好きな人は少なからず夏が来ることを心のどこかで祈ってるはずだ。
私は夏が苦手な人間だが、ビールを美味しく飲みたい気持ちは人一倍強いわけで……夏がいくら暑かろうと、
んーーっっ、 ルービー大好きッ!
そう叫ぶために、夏を欲するといっても過言ではない。オヤジくさいとか言わないで。
だが、一方でこんな記事がある。
こちらも夏の代名詞、アイスについて書かれた記事だ。この記事によると、アイスは暑すぎると逆にあまり売れず、気温が22~23℃の時が一番売れるらしい。
しかしこれは、アイス全体として売れないという記事。恐らく、氷菓系、ラクトアイス系、アイスミルク系、アイスクリーム系など、系統によっては売れているものもあるように思える。暑すぎるとハーゲンダッツよりもガリガリ君がいいとかそういった感じ?
同様に、ビールにもこの現象が起こるのは想像に難くない。もちろん、以前に紹介したライトなビールなんかは夏にも美味しく飲めるはず。やはり夏はのど越し。
炭酸に柑橘に爽やかさ、である。
ちなみに、当たり前のことを疑い、原因や背景を調べた後、結局ほぼ当たり前の結果にたどり着くこともある。
そういったときは、もしこれが論文であれば不足感が否めないので、無理矢理にでもここが新たな発見だった!ということを書くのだが、これはブログである。やっぱりそうだったか~と思いながら、これから紹介する夏におすすめのビールでも飲んでほしい。
夏ビールの代名詞のコロナエキストラ
夏といえばコロナだ。今年もそろそろテレビCMなんかが流れたりするのかしら?
意外にもコクがあって、炭酸もしっかりしているコロナ。さわやかな柑橘系の香りで苦味や辛味がほぼない。
ライムをわざわざお家で入れるのはめんどくさいと思ってしまう自分。個人的には外で飲むビールの一つだが、水のように飲めてしまうので、出費が嵩むのには注意したい。
フィリピンのビール!サンミゲール サンミグ ライト
フィリピンで100年以上長く親しまれている若者を中心に人気のビール、サンミグライト。東南アジアの湿度の高い夏に最適なさっぱりビール。アジアのビールは、のど越しは良いものの、意外と味がはっきりしないのもあるなあなんて個人的には思うのだが、サンミグライトはかなり好きだ。炭酸が強いわけでもないのだが、なんというか、本当ちょうど良い。ただすっきりしているだけではなく、仄かな甘みを感じるような。それでいてベタつかない感じが、クセになるのかもしれない。
ビールが一番おいしい温度
ちなみに、夏は特に「キンキンに冷やす」と言う言葉をよく聞くが、その「キンキン」って実際何度なんざんしょ?なんて素朴な疑問があるわけでして。
ということで、サクッとググってみたら、サントリーさんのサイトではこのように記されていた。
- Q ビールが一番おいしい温度を教えてください。
- A 夏なら4~6℃、冬なら6~8℃がおすすめです。
ビールの冷え具合は好みにもよりますが、ご家庭の冷蔵庫では、4時間ほど冷やしていただければ、充分飲み頃の温度になっています。ビールを冷やしすぎると、泡立ちが悪くなる上、原料の麦の成分が凝固して濁りが発生するなどして、おいしさが半減してしまいます。逆に、生ぬるいビールはのどごしが悪く、しかも泡が立ちすぎます。
これはきっと、サントリーが作るピルスナーにおいてということなのだろう。あの香るエールを冷やしすぎると香り飛びそうな気もせんでもないと個人的には感じたり。
日本の大手ビールなら、やっぱり夏はアサヒかなあ?次の夏日にはビールを買おう。。。