近年ではアルハラ(アルコールハラスメント)なんて言葉も出来て、
職場の飲み会に最初の乾杯はビール強要!なんてことも無くなってきた。
ビール初心者のあなたに伝えたい事
飲めない人や飲みたくない人に嫌な思いをさせることもなく、
また事故にもつながることもなく、健全な飲み方ができる。
これは素晴らしいことだ。
しかしながら、ちょっと待ってほしい。
様々な理由でビールが苦手になってしまった人がいるだろうが、
もしその理由が苦いから……とか、美味しくないから……、というものであれば、
勿体ない、心底勿体ないったら(><)
と私は思っているので、
ちょっとでも興味がある人はもう少しお付き合いいただければ幸いである。
最初にことわっておくが、今回お勧めするものは輸入ビールオンリーである。
多少の割高感は否めないが、ビールへの概念が一変し、世界が変わる。
かもしれない。
言わずと知れたベルギービール!ヒューガルデンホワイト
アサヒビールが仕入れるようになってからは、
スーパーでも見かけない時はないかもしれないほど知名度が高くなった。
ビアバーへ行かなくとも、ちょっとオシャレな飲食店に入ると、
ヒューガルデンの生が置いてあったりする。
このビールは、ホワイトビールという、大麦麦芽だけでなく、
小麦も加えられるのが特徴のビールである。
これにコリアンダーシードやオレンジピールを加え、
独特の風味に仕上げている。非常にフルーティで花のような香り、
甘みさえ感じられる味わいに仕上がっている。
現在自分は立派なビール狂に育っているが、
そんな私も昔はビールが大嫌いだった。
苦くてまずい炭酸麦茶なんかよく飲めるな、というくらい嫌いだった。
そんな私が、一気に興味をもつようになった初めてのビールでもある。
ライトに飲めるフルーティで華やかな一品。
リンデマンスシリーズ
輸入ビールを扱う店では知らぬものはいない……程度には有名だと思われる。
これらのシリーズは、「ランビック」という種類の、
野生酵母を使って作られた、強い酸味が特徴のビールである。
年代の異なるランビックをブレンドして瓶内二次発酵させたグーズ
(かなり酸っぱいのでグーズは中級者~上級者向け)や、
フランボワーズ・クリーク(さくらんぼ)など、
果実の果汁をブレンドしたものがあり、
ブリュッセルとその近郊の一部のみで作られている。
果汁入りのシリーズは、
要は酸味が特徴的なフルーツのビール
と捉えてくれれば良い。アルコール度もあまり高くなく、
わざとらし過ぎないフルーツの甘みがまた美味しい。
カシスやクリークが有名だったが、俄然人気が出たのは以下のビール。
リンデマンスペシェリーゼ
綺麗なお姉さんが誘惑しているかのようなラベル。オシャレ。
「ペシェ」とは、フランス語で「桃」の意味。
つまりこのビールは桃のランビックビールである。
透き通ったゴールド色をしていて、栓を抜けば、甘酸っぱいピーチの香り。
アルコール度数も2・5%と低めながらも、
どことなく嫌みのないお酒らしさ。
強いお酒が苦手な人でもこくこく進んでしまう危険性がある一品。
ただし、お値段はあまり可愛くないかもしれない。
サイズは250mlが一般的だが、
値段は少なくとも500円は見積もっておいたほうが良い。
しかし、甘めのチューハイとは一線を画した美味しさが
確かにそこには存在すると断言できるので、
ものは試しでぜひ一度お試しあれ。