よし、デート日和。
本日東京は朝から快晴、入ってくる日差しは暖かかった。思わず「よし、デート日和。」と言いたくなるような。(いや、言わないけど)
このセリフで始まる曲といえば……
アラサー女性の私にとって、あややはまさにドンピシャ世代だったりする。THE・アイドルという言葉がぴったりのあややこと松浦亜弥。当時はモーニング娘もまだまだ人気だったが、あややはもっとすごかった覚えがある。歌も上手ければ仕草もいちいちアイドルらしく、ソロでデビューしたのも頷ける。さすがつんくさん。
それはさておき、せっかくのいい天気なので、散歩に行くことにした。すでに梅や菜の花は鮮やかに咲き、羽虫もぶんぶんと元気そうに飛んでいて、今年の春の訪れを感じさせた。まだ2月であり、近所にある恩田川の桜などはもちろん咲いてはいなかったのだが、今から花見散歩を考えるほど、恩田川の散歩道では美しい桜並木を楽しむことができる。花見といえばビールかなあ。そんなことを考えていると、酒が飲みたくなった。
今日はあったかいから、シードルが飲みたいぞ。
ということで今回は本日飲んだシードルと、私が今まで飲んだ中でダントツに美味しいと思った超オススメシードルを紹介する。
シードルとは
シードルとは、リンゴを原料としている醸造酒のこと。日本でも、大手メーカーらが「りんごスパークリングワイン」としてシードルを出しているが、別にスパークリングでなくともシードルと呼ぶことができる。りんごと聞くと甘口をイメージするかもしれないが、もちろん辛口もある。
山梨 ルミエール製造 シードル
誰かにプレゼントでもされたい。ああ誰かいないかしら。
さてさて、肝心のシードルの味について。辛口ですっきりしていたが、後味にふわっとリンゴを感じた。辛口のシードルの楽しみ方として、このリンゴの後味が欠かせない。
ブドウのスパークリングワインでもまったく同じことがいえるが、甘口のものはその果実を使っていることがはっきり分かる味が多いのだが、辛口のものは、言ってしまえばキリッとした爽快感を出すため果実感は自ずと少なくなる。
そうなると、ブドウのスパークリングワインでも、リンゴのスパークリングワインでも味がそんな変わらないじゃないか、という話になるので、そうじゃないですよ!と主張できるのがこの後味部分なのである。
辛口シードルを飲む際はぜひ後味を気にしてみてほしい。
長野 リュードバン ポムドール
こちらが私がダントツでオススメするシードル、リュードバンのポムドールだ。こちらは長野のワイナリーで作られている。ポムドールとは金色のリンゴという意味で、そのワイン名にふさわしく、素晴らしい味わいの一品だ。
長野県産ふじりんごを使用したシャンパーニュ製法のシードルで、口に含んだ瞬間ほのかに甘いリンゴ感。こくりと飲むと、嫌みのないワインのアルコール感。「あ、これ良いワインを飲んだ時の感じだ。」という表現になるか。余韻もふんわりと長く、心地が良い。
これを飲んだ時、私の中で何かが変わった。これが、シードル?という感じ。シードルを超えたシードルなんて言い方も陳腐かもしれないが、これは本当に上質なワインだと思う。
ちなみに値段はだいたい3000円しない程度で、シードルの相場から考えると高いと感じてしまうかもしれないが、シャンパーニュが有名どころで5000円というのを考えると、むしろこちらを飲んでもいいかもしれないと思ってしまう位だ。少なくとも私は、シャンパンの代わりに飲んでも遜色が無いと思っている。
なんだか全力でポムドールを勧めてしまったが、暖かくなったら、シードルを飲む一日があってもいいんじゃなかろうか。