右手にはワインを、左手にはビールを。

食の世界に魅せられて。美味しい料理やお酒が好きなアラサーです。 「食のエンターテイメント」を、皆さんと共有出来たら良いなと思います。

ビー玉じゃないよ、窒素ボウルだよ。

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容器のなかに入る玉は魅力的

唐突だが、私はサイダーが好きだ。もっと言うと、サイダーをビー玉入り容器で飲むラムネが好きだ。夏祭りには浴衣を着てラムネをしゅわしゅわ……なんて甘酸っぱい思い出は残念ながら駆け巡らないが、容器の中に入る玉をどうにか取れないかとひたすら試行錯誤した経験は、誰しも持っているものではないだろうか。

ああ、取れそうで取れないものって、どうしてこんなに魅力的なのかしらんと思いつつ、今ラムネをインターネットで調べて初めてビー玉が簡単に取れるものだと知る。ふ、ふーーんそっか(泣)。。。インサイダー取引も自由自在である。

とはいえ、今から紹介するものは恐らく容器を切らなければ取れない!別に玉を取ってほしいわけではないが、紹介するぞ、あの因縁のビールを。

マーフィーズ  アイリッシュスタウト

 
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アイリッシュといえばアイルランド。これはアイルランドのスタウトビールだ。 

最初にラムネの話をしていることからお察しのように、このビール、中に窒素ガスを発生させる玉が入っている。もちろん、このようなものをわざわざ入れるのは、もちろん奇をてらったからではない。こうすることによって、非常に細かい泡を発生させ、よりクリーミーな味わいを楽しむことができるのである。

マーフィーズは、スタウトビールなのに味わいがまろやかで上品、などと表現されることが多い。それは、この細かな泡が成せている技だと思う。

ただし。このビール、若干納豆のような香りがする。この香りを決して嫌なものとして受け取らないで欲しいのだが、これを敬遠する人はいる……かもしれない。

まあしかしそこは、先に知ってしまえば何のその。実際缶を開けて、そんな気にすることないじゃん!かー、おいしっ!ってなること請け合いだ。

最後にちょっとだけ


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私がなぜこのビールを因縁のビールと称したかといえば、このビールを浴びたことがあるからである。あくまで故意ではなくそうなったのだが、先程表現した香りがそのとき私から漂った。

私はその一日、ちょっとだけ納豆の気持ちを味わった。