3月も半ばとなり、思い出と期待を胸に、巣立つ人々を祝う卒業式が各地で執り行われている。振袖や袴姿の女性を見かけると、過ぎ去った私の思い出が思い起こされ、少し胸が痛くなる。
あの頃は自分も若かったなあ、なんて口にすると、まだまだあなただって若いじゃないのと年長者にたしなめられるのは世の常かしらと、とあるアラサーは思う。
切なさを感じたところで、今回のお題は「フェスティバル」。卒業式も立派なフェスティバルだが、フェスフェス言っていると、やたらリア充に聞こえるのは、私だけだろうか。
メロンパンフェスティバルの思い出
メロンパンフェスとの出会い
約30年間生きてきた私のフェス経験は、そう多くはない。
ヤマザキハルノパンマツリ♪
これはフェスに入りますか。お皿もらいました。
なんて冗談はさておき、実はメロンパンフェスなるものに行ったことがある。
私はメロンパンが大好きだ。メロンパンが大好きな私がメロンパンフェス開催なんて告知を見たら、そりゃあメロメロしに行きたくなっちゃうよね。
そろそろメロンパンフェスティバルという言葉が長いのでMPFとでも略したいところだが、この催しは2014年から行われていて、わりと新しめのフェスだ。全国から選りすぐりのメロンパンやメロンパンのアクセサリーが買えるという趣旨で開催されている。私は見た目がメロメロ系女子ではないのでアクセサリーは買わなかったが、すぐ完売したそうな。
ちなみに私は若者代表の妹を引き連れてフェスへ行った。完全予約制で、当日のチケットは販売されていなかった。にもかかわらず、当日は1500人もの人が押し寄せたらしい。
メロン果汁たっぷりクリーム入りや、チョコチップ・紅茶・イチゴ・メープル味など、メロメロ間違いなしの43種類ものメロメロメロンパンが売られていた。
そう、とにかくメロメロ言いたいのだ。
いざ出陣
5月5日はこどもの日。初夏というよりもはや夏。 非常に暑い日だった。フェスといえばアツいのがいいんじゃないのなんて暑苦しい人はさておき、当日は熱射病の人が出てもおかしくない位。会場は外神田。外神田てどこだ。神田じゃないのか。そんなツッコミをしつつ、外神田へ向かった。会場の住所をGoogleMapに入力して歩く。歩く歩く歩く……
そうしてたどり着いたのは、学校みたいな建物だった。これが「ふぇす」というものなのか、と思って列に並ぶ。二人分のパンフレットをもらって、若干テンションが上がりながらパンフレットをめくった。それはそれは美味しそうなメロンパンがこれでもかという位並んでいた。おお、うまそう。選べる数は限られているので、どれを買おうか悩んでいた。
結構並ぶことになる
肝心のブツは1階で買えるのだが、人数が多いため、一度、1階⇒2階⇒3階⇒屋上と上がり、その後 屋上⇒3階⇒2階⇒1階と降りる、というように誘導される仕組みだ。ちなみにその間は特に何もない。友達と話したり、並んでる人を見てみたり。
あとはパンフレットをひたすら眺める。(結構しんどい)
あまりにも並んでる人が多すぎて、諦めてチケットの払い戻しをしようとする人もいた。正直それも仕方ないかもしれないと思う位には待ったかもしれない。
しかし女こりらむ、初体験で挫折しちゃいましたってのは格好がつかん。
美味しいメロンパンのためだ。 可愛い妹も一緒だ。待つのなんて簡単さ。そう思い屋上まで来たところで、飲み物が支給された。ありがたい。
だって、めっちゃ日光あたるし。あたまやけちゃうよ。
恐らく30分は屋上で並んだだろう。これはきつい。神様は超えられない試練は与えないというが、ここはさすがに挫折したくなった。
そんなわけで、今年メロンパンフェスに行く人のために、情報はできるだけ正直に伝えた方がためになるはずと思いこの文章をしたためた。それを見てもらった上で……
待つのは得意?
待てる気概のあるメロンパン好きのあなたは、ぜひ以下リンクから今年の予約をしてみてほしい。そうじゃなきゃ、全国のメロンパンを食べられる機会なんかないぞ!
手に入れました、メロンパン
私もなんだかんだで買うところまで漕ぎつけた。計6種類を妹と分け合った。
お茶を飲みながらメロンパンを食べすすめる。
もっふもっふもっふ……。
パンは小麦。パンは炭水化物。当たり前だがすぐにお腹がいっぱいになった。しかしさすが全国選りすぐりの猛者MP。色々な味があって楽しめるのはもちろんだが、あるものはしっとり、あるものはもっちり、あるものはカリカリ。食感もさまざまで、どれも美味しくいただいた。
そんなこんなで、私の初体験は終了したわけである。
今年行きたいフェスティバル
実は去年行きたいと思っていたが行けなかったフェスが、けやきひろばのビール祭りである。これは、日本全国の地ビールが飲めるという、貴重な機会である。
私の好きなサンクトガーレンも出店する。正直超行きたい。
暖かくなってくる5月、おいしーーーいビールを飲む。想像しただけで喉が潤う。今年も妹を連れてリア充してこようかなあ。