失恋ショコラティエという漫画をご存じだろうか。
チョコレートが大好きな小悪魔お姉さんと、失恋しても諦められずに一流のショコラティエになって再アタックする主人公の話だ。
「無くならないチョコレートがあったらいいのにな。」
なんてセリフで主人公を惑わすお姉さん。
いつの間にか私も、少女漫画から大人の複雑な恋愛事情を描くような漫画が好きになった。それだけ私も歳とったってことだ。
ではでは今回も、チョコレート話に花を咲かせよう。
モンサンクレール
広々としていて、遊具さえもオシャレだった昼下がりの公園。昔そんな場所で、指輪でも入ってそうな小箱をもらったことがある。いったいぜんたい何だろな?なんてその箱を開けてみると……
中には一粒のチョコレート。
まるでジュエリーのようなその見た目。プレミアム価格のチョコレートは、第一印象からプレミアムだった。
古い記憶の中でも色褪せずに覚えているのは、「こんな繊細な一粒チョコ、どうやって食べてやろう?」ということ。一粒大のチョコレート、いつもならパクッと一口。でもでも勿体ない~迷っちゃうぅ~と思いながら……
一口目、まず半分。
食べた瞬間からわかる、このチョコは、他のチョコとは違う、と。
でも、確かに違うのに、何が違うのか、何という言葉で表現したらいいのか、わからない。これはチョコ?美味し過ぎるという形容とも違う。本当に本当に美味しいのに、美味し過ぎるという文言だとしっくりこない。
チョコでこんなに「??????」となったのは初めてだ。
不思議に思いながら二口目。
あとの半分を舌に乗せながら慎重に……なんて、まるでワインみたいな楽しみ方だが、滑らかに溶けていくのが本当に心地よい。
何とも惜しまれることに、あのチョコレートの名前を調べようとしてインターネットで検索しても出てこない。しかもモンサンクレールのネットショップでさえ売られていない。数年越しの謎の解明のために、今一度、行ってみようか。
人生はチョコレートの箱みたいなものさ
「Life is a box of chocolates.」
この言葉は、ある映画のセリフで、「You never know what you're gonna get until you open it up.」と続く。
アメリカ映画の名セリフベスト100にも選ばれたというこのセリフ。
他のセリフも気になる人のために、リンクを貼っておこう。
ちなみにこの選出は、1500人以上の映画関係者が選んだベスト100だそうだ。
さて、肝心の作品名は「フォレスト・ガンプ 一期一会」。
あらすじから漂う名作の香り。
人より知能指数は劣るが、純真な心と周囲の人々の協力を受けて数々の成功を収めていく"うすのろフォレスト"の半生をアメリカの歴史を交えながら描いたヒューマンドラマ。
第67回アカデミー賞作品賞ならびに第52回ゴールデングローブ賞 ドラマ部門作品賞受賞作品。フォレスト・ガンプ/一期一会 - Wikipedia
Life is like a box of chocolates.=人生は何が起こるか分からない。
この言葉の意味を理解した上で、冒頭の失恋ショコラティエの小悪魔お姉さんのセリフ見ると、不思議と深い言葉に変わるよね。