私はいわゆる粉ものが好きだ。
たこ焼きも焼きそばももんじゃ焼きも好きだが、特にお好み焼きは大好物。ビールをぐびぐびっと飲みながら、2枚でも3枚でも食べたくなる。
そんな今日は5(コ)7(ナ)の日らしいので、粉ものの話でもしようと思う。
日本コナモン商会というものがあるらしい
こういう協会があるのだなあと初めて知った。
以下のような趣旨で、粉ものを熱く愛し、色々な情報を発信しているという。
コナを食し、コナと遊ぶ。
あらゆる食材はコナにすることで新しい可能性を生む。
コナから生まれた食宇宙=コナモンの魅力を味わっていきたい。
コナから生まれた食宇宙……カッコイイ。。。
こちらは大阪を拠点とする協会のようだ。さすが本場。
私は約30年生きてきて、大阪には足を運んだことがないのだが、こういうのを見ると、やはり本場で食べてみたいなあ、なんて思う。誰か一緒に行きませんかね?
粉もの料理の起源と歴史
粉ものの起源てなんだ?と改めて考えてみると、実は何も知らない私。ということで早速調べてみた。
日本における粉物料理の起源は、茶道を伝播させた存在として著名な千利休が好んだという「ふの焼」にあるといわれているそうだ。私は茶道を10年以上習っていたのだが、この事実を知って地味に驚いている。
ふの焼というのは、茶菓子であり、利休が好んだ菓子として有名である。
作り方としては色々あるようだが、よく知られるのは、小麦粉を水で溶き、平らな鍋に入れて焼き、味噌を塗って丸めるというシンプルな料理。味噌のかわりに白砂糖やクルミ、ケシをいれたものなどもあるようだ。
また、下記は羊羹で有名な虎屋のサイトから引用した文章だが、これを見て分かるように、餡を入れて作られたものもあるという。
虎屋の記録によると、寛政5年(1793)5月、後桜町上皇御所へお届けした「ふの焼」には御膳餡を入れて巻いています。また、かつての江戸麹町三丁目の名物「助惣焼」は、小麦粉生地で、餡を四角く包んだもので、「助惣ふの焼」とも呼ばれていました。千利休が好んだ「ふの焼」も時代とともに様々に変化していったようです。
ホットプレートでも簡単に作れそうな「ふの焼」を一度おためしください。
粉物料理の起源が和菓子ということには私も驚いたが、考えてみれば、当時格のある階級であったのは武士であり、茶道を嗜んでいたのも武士や商人である。それを考えると、和菓子が起源でも実はそんなに不思議でもないのかな、なんて思う。
この後、いわゆるもんじゃ焼きの語源となった「文字焼き」が江戸時代後期には存在し、輸入小麦粉が出回ると、子供が食べる駄菓子として、もんじゃ焼きが広まったという。
その後も、日本の色々な地域で軽食として小麦粉にネギや肉などを載せるスタイルが流行り、伝播していったという。
当時はソースがハイカラなものだったので、「洋食」のジャンルだったというから驚きである。
美味しいお好み焼きが食べたいなあ
こんなに起源やら何やらを調べていると、やはり美味しいお好み焼きが食べたいなあと思うのが当たり前ではなかろうか。上のリンクはお好み焼き屋のサイトのレシピである。
このレシピを見てみたら、とろろ昆布など、なかなか一般家庭にはない具材があるようだが、より美味しい粉ものを追求するために、私も具材を用意して作ってみたいと思う次第である。
……あっ、ホットプレートなかったんだった。
ホットプレート欲しいなあ。
コナといえば……
ああ、コナといえば、私にとってはコナビールも浮かんでしまったりするのである。この記事でも紹介したが、コナはハワイの人気ビール。
今まで粉ものに合わせたことはないが、やるならファイアロックかなあ。
これからビールもおいしい時期だ。粉ものとビールで一杯やりたいところである。