先日、とあるショッピングモールでZespriのキウイの試食会をしていた。イベントスペースがまるまる使われており、キウイ界ではかなり大規模なイベントだったことは間違いないだろう。
それまでキウイはあまり好きでなかった私だが、試食販売のお姉さんにどうぞーーっとキウイを手に渡され、ビニールシートの上で手を汁まみれにしながら試食をしたところ……
ぴしゃーーーんっっ
衝撃が走った……。
う……うまい。何だこのうまさは。キウイってこんなうまかったか?
私はキウイ業界のまわし者ではない。
だがしかし。うまい。
夏はキウイ、キウイを食べましょうと思わず啓蒙したくなるうまさだ。
さて、そんな私の気持ちを知ってか知らずか、サントリーがキウイのチューハイを販売していた。しかも、なぜか3種類。
今の私はキウイ信者。この謎の解明、受けて立とうではないか。
たぶん、そんな話である。
キウイってすごい果物らしい
キウイを食べる機会がこれまでほとんどなかったため、キウイのことをほとんど知らなかった私だが、調べていくうちにキウイはすごい果物なのではないかと思えてきた。その理由は、これから解説していこうと思う。
そもそもキウイには結構な種類があるようだ
私は知らなかったのだが、キウイにも様々な種類があるようだ。
国内外合わせて10種類。キウイといえば、黄緑色の酸っぱい果物(特に後味)というイメージしかなかった自分にとっては、結構な驚きだった。近頃甘いキウイとして知名度の上がったゴールドキウイや、果肉の中央に赤い色素が入っているキウイなど、珍しいものもあるようだ。
甘いキウイの見分け方
ゼスプリ キウイ WEB限定動画 #03 おいしいキウイの見分け方篇
キウイといえば酸っぱさが目立つイメージで、どうにも好きになれなかったのだが、まずは食べごろを理解しなければ青いだけ。本来持っている良さを活かしきれないことになる。
ということで、いつが食べごろなのかを調べた。
きれいな楕円形で、果皮にまんべんなくうぶ毛が付いているものが良品です(※品種によってうぶ毛がないものもあります)。果皮の色は、濃すぎるものよりも明るい薄茶色のものがよく、軽く握ったときにやわらかさを感じれば食べ頃です。果皮に傷があるものやへこみのあるものは味が落ちているので避けましょう。
つまり、軽く握った時に柔らかさを感じれば食べごろなんだそうだ。スーパーに行ったとき、ぜひ美味しいキウイを見極めてほしい。
キウイの栄養素をなめちゃいけない
キウイはトップクラスの栄養素充足率 – ゼスプリ キウイフルーツ
実はキウイは、ビタミンCや食物繊維、たんぱく質など、17種類の栄養素がどれくらい含まれるかを比較した「栄養素充足率スコア」で、トップクラスの果物らしい。
こちらは私がオススメするゼスプリのサンゴールドキウイ。これだけでレモン8個分のビタミンCがあるという。
このキウイ、とても甘くて美味しい。この果汁たっぷりの甘さに私は一発でやられてしまった。ちなみに、いつまでも口に残るような甘さというよりは、後味も爽やか。まさに、夏にぴったりなのである。
また、ビタミンEやポリフェノールも豊富なので、抗酸化作用……アンチエイジングが期待できるという。葉酸が豊富なので、妊娠中にも良いとされている。(調べたらグレープフルーツより多いというから驚きだ。)
こんなに小さいのに、栄養が豊富で、一つ食べれば結構な満足感が得られる。全く、侮れない果物なのである。
サントリーが出す3種類のキウイチューハイ
キウイでも3種類
さて、大分キウイファンになってしまった私。スーパーなどで見かけるチューハイにもキウイ味があることを、もちろん見逃したりはしないのである。
どうせなら飲み比べをしてみようとパッケージの異なる2つのキウイチューハイを買ったのだが、よく見ると両方サントリー。え、両方サントリー……?
なぜ?と思ってネットで調べてみたら、なんとこの他にもこくしぼりブランドでも出しているという。
き、き、き、キウイブームだ!!
世はキウイブームなのだ!!!
ということで、ひとまずこの2種類のチューハイを飲み比べしてみた。
夏のキウイ
まずは「夏のキウイ」。愛媛産のキウイをまるごと使用しており、“瀬戸内ブランド”に登録された商品だという。一度飲んでみれば分かるのだが、キウイの甘さが非常に忠実に再現されている。-196℃のブランドといえば、果実を丸ごと使用し、-196℃で瞬間凍結。果実を劣化させずに粉砕し、果実本来の酸味・苦味・甘み・香りなどを全て持ち合わせたままお酒に浸漬するこだわりのチューハイ。
アルコールは5%で、あまりアルコールらしさを感じずにぐびっと飲めてしまう。柑橘系とは異なった爽やかな甘さ。夏の海に持っていきたくなる味だ。
ストロングゼロ まるごとキウイ
こちらはストロング缶。アルコール9%なので、当たり前だがアルコール感が一層強くなっている。いわゆる「飲んだ」感を感じたい人はこのチューハイが良いのだろう。甘みも控えめになり、食事に合わせやすい味わいとなっている。
ひとまずのまとめとしては
ここまできたからには早くこくしぼりを見つけて飲みたいが、こくしぼりのコンセプト的には、より果実味を感じるような、甘みにコクが加わったものだと思われる。こくしぼりシリーズの桃味なんかは、本当にももを絞ったような味わいで、私も好きなブランドである。そして上記でまとめたように、夏のキウイはキウイそのままの爽やかな甘みを大事にしたもの、ストロングは食事に合うような甘さ控えめな味わい。
同じキウイという果物から、しっかりと味分けをするというのが、さすがサントリーさんなのである。
……で、私としては、お酒ももちろん推したいところだが、これから夏本番がやってくることを考えると、ビタミンも豊富で衝撃の美味しさのキウイ果実さんも、ぜひ食べてみてねっていうお話。
ビバキウイ!