この土日はあいにくの雨模様となったが、依然として暑く、湿気も多いいわゆるムシムシ状態に私の不快指数はだだ上がりだった。梅雨は明けたのではなかったか?
喉はいつにも増して清涼感を求めていた。
しかしこの雨ではビアガーデンにも行けやしない……
うん、そしたら家でやるしかない。
晴れた日のビアガーデンは、それはそれは楽しいものだが、宅飲みだっていいじゃない。同じ金額で贅沢だって出来てしまう!
ということで、今回は贅沢宅飲みビール祭りのお話である。
一人予算2000円でどこまで楽しめる?
せっかく飲むなら普段飲まないようなビールが飲みたい!……だがしかし、ここで気にしがちなのは予算である。居酒屋に飲みに行ったり、ビアガーデンに行ったりすると一人3000円を当たり前のように超えていく。
ただ、宅飲みの予算となるとシビアになる人も多いようだ。上記のアンケートでは、宅飲み予算1000円以上で高いという人もいる。マイナビニュースの会員は節約上手なのだろうか。
だがしかーし、、、宅飲みとはいえこれは祭りである。
ビールの祭典なのである。
ということで、とりあえず2000円でやってみよ―じゃないのと意気込む私たち。
ということで、出席者は3名、おつまみ&ビール代で一人2000円、計6000円の予算で挑んだ。
いざビールを買いにゆかん
調達先は成城石井
以前、こちらの記事でオススメのおつまみの一つとして、成城石井のスモークサーモンスライスを紹介した。
勿論つまみだけでなく、お酒も成城石井で買うことが少なくない私。だからこそ成城石井がクラフトビールの宝庫であることを知っていたりする。
成城石井には限定商品もあり、今回はそれをついつい買ってしまったりなんかしちゃったり。
ビールのラインナップは以下の通り
さて本題だが、ビールのラインナップを紹介する。写真左から紹介していきたい。
①マザマブルーイング Tilikum ペールエール
こちら早速の成城石井数量限定商品である。オレゴン州にあるブルワリ―で、特別なレシピによって醸造されたビール。ホップの苦みをしっかりと引き立たせつつ、麦の甘みも感じられて、ビール好きが思わず「美味いっ!」と言ってしまう一品。
②ギルガメッシュ ダグ・フェロウシャス インペリアルIPA
ギルガメッシュ醸造所と聞いただけで、ゲーム好きの私は心がわくわくしてしまう。
こちらがギルガメッシュ醸造所。
こちらもオレゴンのブルワリー。8.8%のアルコール度数から分かるように、このビールはそれなりのパンチがある。これこれ、こういうのが良いんだよね~!と思いながら飲む&飲む&飲む。
IPAで勿論苦みもバッチリなのだが、エアコンの効いたところで飲んでいるからか、飲み進められてしまった。個人的にはこのビールは少し常温寄りまで温度を上げて、じわーっと苦みを楽しみたいと思った。
リピートして楽しもうと思う。
③エールスミス オレンジX エクストラペールエール
まず一嗅ぎすると、ファンタオレンジ並みにオレンジの香味がするこちらの一品。一口飲んでみると、びっくりするほどオレンジピールのジューシーな味わい。フルーツビールのような強い甘みなどは感じないのだが、オレンジXの名に恥じず、程よいビールの苦みや爽快感とともに感じさせるオレンジの存在感。
料理漫画風に言うと、「お、オレンジ畑が見える……」的なそれである。
結構私は世界の色々なビールを飲んできた方なのだが、これは新しい味わいで、まだこういう感覚を覚えることがあるのか、と驚いた。
まさに、夏にぴったりの、オススメ商品である。
④オラホビール キャプテンクロウ スラッシュラガー
オラホビールと言えば長野。日本の地ビールのパッケージも、随分とオシャレなものが増えてきた。ラガービールらしく適度なキレが小気味よい。先程のオレンジXとはまた違った、夏飲みビールである。
⑤バラストポイント ビッグアイ IPA
ビッグアイとはメバチマグロのことをいうらしい。釣り好きのオーナーが海の中のマグロのたくましさとスピード感をイメージしたという。かなりのビターさを感じるのだが、後味がすっきりしている。あーなるほど、これ釣りの躍動感ね!!
これは納得。なかなかに面白い、オーナーやるな、と感心してしまった。
⑥ヤッホーブルーイング 僕ビール、君ビール。続よりみち
ローソンに限定発売されている、かえるパッケージが可愛いことでおなじみ、僕ビール、君ビールシリーズ。今回飲んだのは、続よりみち。
ヤッホーブルーイングといえばよなよなに始まりインドの青鬼や水曜日のネコが有名どころだろうか。こちらも前記事にしている。何度も言おう、このブルワリーのファンである。
この僕君よりみちカエルビールは小麦麦芽のビール。パッケージの可愛さからやはり女性が買うのをよく見るが、最近はウィートビール好きの男性も増えた。なんでも柔らかい甘みが気持ち良いのだとか。
今回のように色々なビールを楽しむ中でも、勿論なくてはならない味であったことは、言わずともお分かりいただけるのではないだろうか。(ついつい濃いめビールを選びがちだから……)
この写真では本読んでいるかえるがちらっと見えてたり見えてなかったり。よりみちしてる感満載だが、このかえるは絶対におっさんだと思う。なぜか私の父親を思い出させるパッケージなのである。
④⑤⑥のビールを並べてみたのがこちら。
こうして並べてみると、かなりの色の違いがあることが分かる。
た、た、楽しい。飲み比べ超楽しい。
⑦シエラネバダ ペールエール
アメリカ カリフォルニア シエラネバダペールエール 355ml×12本
- ジャンル: ビール・洋酒 > ビール・地ビール > 輸入ビール > アメリカ
- ショップ: 成城石井 楽天市場店
- 価格: 6,467円
1980年創業のシエラネバダ。アメリカといえば色々な小ブルワリーがありどれも美味しいのが非常に魅力的なのだが、このシエラネバダはそんなアメリカでも名の知れた、いわゆる「老舗」。
特にこのペールエールは全米No1のペールエール。飲みやすく、すいすい飲み進めてしまえる辺りで、愛される理由が自ずと理解できる。
色々な新興ビールもあるだろうが、このような元祖を飲んでみることで、元祖の良さを改めて感じることが出来るので、このビールもお勧めである。
安定感が半端ない一品。
⑧常陸野ネストビール ホワイトエール
茨城県 常陸野ネスト ホワイトエール 缶 350ml 6本 ☆ 地ビール(クラフトビール) クール便指定は通常送料に+324円
- ジャンル: ビール・洋酒 > ビール・地ビール > 地ビール > 関東
- ショップ: 逸酒創伝 楽天市場店
- 価格: 2,350円
最近東京駅に行く機会があったのだが、いつの間にか常陸野ビールのバーが東京駅に出来ていて、思わず入りたくなってしまった。
東京駅に進出したのかあ、このふくろうマークのビールも、随分有名になったなあ……と勝手に感慨深くなってしまう。
特にこのホワイトエールは外国のビアカップでも賞を取っている。こちらも小麦ビールだが、かえるビールに比べてかなりハーブの香味が強い。良い意味でクセがあるので、つまみなしでも楽しめる味わいとなっている。
⑨ファイアストーン ウォーカー イージージャック IPA
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ワイン農家で育ったアメリカ人のアダム・ファイアストーンと、イギリス出身のデビッド・ウォーカーがワイン畑の隅で始めた小さなブルワリー。
木樽を使用したビールの主発酵を行い、世界的に見ても珍しいシステムを採用している。設立から20年足らずでWorld Beer Cup、Great American Beer Festivalでそれぞれ4度のチャンピオンとなっているという、凄腕の持ち主。
このビールの特徴は、なんといっても香り高さ。遠くからもわかるメロンやシトラスなどの香り。この複雑さはワインに通ずるものがある。つまみをいったん脇に置き、香りを十分に楽しんで口に含む。やはり複雑味がある。香りが味に含みを持たせているのだ。とても面白い。苦みを特化したのではなく、香味を特化したこのIPAは、ぜひ試してほしい商品である。
ちなみに缶の周りはこんな感じ。
パッケージでは獅子と熊が戦っている。このパッケージがかっこよくてジャケ買いする人も多いのではないだろうか。
⑦⑧⑨を並べるとこんな感じ。
やはり香りも色も全く異なる。
夏の宅飲み乾杯!は楽しい
ということで、 計9種類のビールを飲みまわしたわけだが、味の違いなども十分楽しんだ。予算も、ビールだけで5000円、つまみを1000円分も買えば、立派な宅ビールバーの完成である。
外も良いが、こんな宅飲みの楽しみ方も、いかがだろうか?
超楽しいと思う。