右手にはワインを、左手にはビールを。

ワインとビールが好きな元酒売りのアラサーOL。 酒好き人間を増やすために時々筆を執ります。

2018年ボジョレーヌ―ヴォを1980年の古酒と比較してみたの巻

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2018年も残すところあと1か月とちょっと。11月となると年末を意識してそわそわし始めるのは私だけだろうか。

そして今月は酒好きにとって意識せざるを得ないイベントがある。そう、ボジョレーヌ―ヴォである。

昨年、2017年のボジョレーヌーヴォーは、熟成できるボジョレーの紹介をさせていただいた。

www.cheers-winebeer.club

 そして今年は何をしたかというと、、、。。。

「熟れモノとの比較」である。

いわば生まれたてのあかちゃんのようなボジョレーヌーヴォーと比較できるのは熟女しかいないっっっ!!!

 2018年はルー・デュモンのボジョレーで

ルー・デュモンの生産者、仲田晃司氏の情熱とは

今年選んだのは、

「ルー・デュモン ボジョレーヌーヴォー ヴィエイユヴィーニュ 2018」

2018/1/8のプロフェッショナル仕事の流儀で紹介され、一躍有名になった仲田晃司氏のワインである。

www.nhk.or.jp

仲田氏は、1995年にワインに魅せられ、ワインの聖地ブルゴーニュに飛び込んだワインの醸造家。大学生の時に上野のフランス料理店でワインと出会って、「作り手の体温を感じられる美味しいワインを作りたい」という思いで渡仏。

もちろんそれは簡単なことではなく、フランス各地の生産者のもとでワイン造りの修行をして学校で知識を学び、学位を取得するという経験のもと、ついに念願のワイナリー、ルー・デュモンを設立したのが2000年である。

彼の信念は「天・地・人」。彼が今作るワインのオレンジ色のラベルにはこの文字が入っていることで有名だ。

この意味は、「天」候など自然条件・ブドウを栽培する土「地」・ワイン通りに関わる「人」が欠かせないということ。いわゆる日本人的職人気質で、その仕事は仕込む樽一つさえもこだわるほど細部に至るのである。

いざ、ボジョレー!!

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少し細かく作り手の紹介をしたが、彼が今年テレビで取り上げられてから、その人気は一気にうなぎ上りになった。それなので、知っている人も少なくないだろう。

実は私は彼の他のワインも数多く飲んでいるのだが、どれもかなり完成度が高い。ストイックな造りが伝わってくる、まさに「作り手の体温を感じられる」ワインなのである。

その情熱で「極上の一滴」を生み出す彼は、勿論ボジョレーヌーヴォーにも手を抜いていない。

 

明るく照りのある綺麗な紫色をしており、かぐわしいベリーのジャムのような香りが漂ってきた。

はうーーーん!!!!!若い!!!!若いぞ!!!!!

香りから若い。

香りが濃いのに染みつかない、良い意味でのフレッシュさ。

口に含むとこれまたエネルギッシュな濃さ。どっしりとした重さではなく、そこはかとなく重い酸と果実感。最初は濃ゆく、皮まで搾ったジュースのような感覚だったが、飲み進めるとほどよい飲み口に。

よくヌーヴォーの事をまとめて軽口の味わいと表現する人もいるが、そんなことは決してない。

「すっきりなのに濃い」という、相反するような表現が出来るのが、このヌーヴォーである。他のボジョレーと比較してもレベルが高く、ボジョレー以外のワインと比較しても引けを取らない面白いワインである。

毎年決まった数しか作ることを決めないという仲田氏のボジョレー。気になる人はぜひチェックしてほしい。

熟成モノは1980年のルー・デュモンのレアセレクションで

ルー・デュモンのレアセレクションとは?

さて、ぴっちぴち感あふれる美味しいワインと対比するのは、やはりしっとりキレイな熟成ワイン。

もちろん選ぶのはブルゴーニュものにしようと思い、選んだのは

「ルー・デュモン レア・セレクション フィサン(Fixin) 1980」

 

ここで、あれ?と思った人もいるだろう。ルー・デュモンは2000年にできたワイナリー。それなのになぜ1980年?と。

実は「レア・セレクション」というのは、ワインの買い付けのために毎日のように生産者を訪ね歩いている仲田さんが、地道な活動の中で見つけた蔵出しの古酒のこと。コストパフォーマンスが抜群なものだけを仲田さんが厳選。

セレクション各古酒の生産者名は非公開で、あくまでも「仲田印」となっているが、中には1万円では買えないような有名な生産者のものもあるという。

いわゆる、

ハズレなし大当たりあり!!!!!

の宝くじ的な要素が楽しい一品である。その代わり、同じものが飲みたいと思っても同じものとは限らない、一期一会の面白いワインである。

いざ、熟酒ー!!

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と、いうことで、めでたくブルゴーニュのワインをゲット。

お味の方はというと、もうジーンとするうまさ。

なんだろう、この懐かしいような親しみ深いようなうまさは……。

そうだ……ダシ、だ。出汁。

古酒といえば、モノによっては嫌なクセだったり、とても飲めるようなものではないものもあるが、風味も非常にキレイで、深みのあるダシのような味わいが何とも素晴らしい。

このワインは5000円程度で購入したのだが、ブルゴーニュの5000円程度のワインでこの面白さが味わえるワインがあるだろうか。。。

常に新しい、面白い味を探している私にとっては、非常に良いワインだった。特に今回はボジョレーとの比較なので、古酒の良さが特によく引き立って分かった。

 

この飲み方、かなりオススメである。来年からもこの飲み方してしまうかもしれない。ぜひ試してみてほしい。

 

www.cheers-winebeer.club

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