皆さんの中で、最近アニメを観たという経験がある人はいるだろうか。私は、懐かしの「世界名作劇場」 より、1979年放送・全50話の『赤毛のアン』にどはまりして、ものの3日で一気見してしまった。
「世界名作劇場」 といえば、『あらいぐまラスカル』や『フランダースの犬』が有名だが、実はその「世界名作劇場」にはコラボカフェがあった。
今回はそのカフェに行った話なぞをしたいと思う。
きっかけは赤毛のアン
私は1990年7月生まれ、現在時点で28歳の人間だが、1979年当時に放送していた赤毛のアンにはまってしまった。
ストーリーとしては、1877〜1882年頃の物語で、孤児院で暮らしていた主人公、アン・シャーリーが、11歳でカスバート家に引き取られてからクィーン学院を卒業するまでの少女時代5年間を描いた作品なのだが、
これがまた主人公にとっては初っ端からハードモードの人生だったのである。物語の一話目、カスバ―ト家という兄妹2人が住むところに、農業の担い手として、男手が必要だった時に、男の子と間違えて引き取られたのが主人公のアン・シャーリー。彼女の見た目は赤毛でそばかす、見てくれは彼女自身が気にしてしまうほど、良いものではなかった。
空想癖も多く、話の途中に空想話が広がるものだから、色々な人からたしなめられたりするのだが、彼女の持ち前の明るさと賢さで、カスバート家の人々をはじめとした多くの人たちを感心させ、ついには主席になる。精神の成長過程や友情の物語が丁寧に描かれており、当時非常に人気だった作品の一つだったという。
ちなみに監督は高畑勲が演出・監督、宮崎駿が作画スタッフ、としてクレジットに名を連ねている。
宮崎駿さんといえば今やジブリで有名だが、高畑勲さんという方はTV第1シリーズのルパン三世の演出やアルプスの少女ハイジの演出、風の谷のナウシカのプロデューサーや天空の城ラピュタのプロデューサー、さらぶ火垂るの墓の監督・脚本、魔女の宅急便の音楽演出、おもひでぽろぽろの監督・脚本等々、、、非常に著名で実力もある方なのである。
そんな二人が手掛けていたこの作品は、公開約40年後に観た私でも非常に面白いと思える位、秀逸な作品なのだ。
ちなみに今ならdストアから見放題なので、興味のある方はぜひご覧になってみてほしい。
いざ橋本!!世界名作劇場カフェに突撃
ということで、あまりにも面白かったので、コラボカフェに突撃した。このカフェは東京・橋本にあり、赤毛のアンのほか、あらいぐまラスカルやフランダースの犬などのメニューやアイテムが購入出来たり、壁には原画や当時の設定などが描かれている。
これは赤毛のアンの世界。
彼女の友人のダイアナと一緒に楽しそうにしている絵や、一人木に寄りかかっている絵が描かれている。
こちらは彼女たちの住む、カナダ東部にあるプリンスエドワード島のグリーンゲイブルズあたりの設定を描いたもの。ファンからしたら、これがアツいのなんのって……!!!
アン命名、「よろこびの白い道」である。彼女は何でもないところを色づけるように命名するのが得意で、見ている方も気分が明るくなるほどである。
ラスカルやフランダースの犬など。店内にはラスカルのアニメが流れていた。
赤毛のアンのラテアート。数々の名作劇場のキャラのラテアートを注文することが出来る。寒いこの季節には美味しいことこの上ない。
ランダムで色々なキャラクターのコースターを手に入れることが出来る。
ファンにはたまらないのである。。。
言わずと知れたラスカルのパンケーキ。珍しいオレンジマーマレード風味で甘酸っぱい美味しさが口の中に広がって、
切るのがもったいなーい!!!
からの ぺろり である。
さらに一定以上(確か2000円以上)のお買い上げでくじを引くことが出来て、キャラクターグッズをもらうことが出来る。
私はラスカルの可愛いタオルをゲットした。
ということで、 皆さんも懐かしいであろう世界名作劇場の物語、ぜひコラボカフェに遊びに行ってほしいのである。
意外と空いていて、並ばずに入れたので、実は今がねらい目かもしれないぞ……!!!!!!
【追記】
非常に残念なことに、2019年1月20日、こちらのカフェは閉店したそうだ。他に名作劇場カフェはないので、またどこかでお目にかかれる日を楽しみにしようと思う。