最近寒さを我慢できずに毛糸の靴下を外にまで履くようになっている女子力低下中の私だが、女性の皆さんはオシャレを楽しんでいるだろうか。
寒いとすぐあったまりたくなる私……。
そうだそんな時はワインを飲んであったまろうじゃないか。
なんならもっと高アルコールでくぅうううーーっっっといこうじゃないか。
そんなわけで、今回はそんな時にぴったりな、
日本人の舌にも合って酒に合う料理ばかりある料理屋……
そう、スペイン料理屋の話である。
いざ銀座、銀座一丁目にあるラ・パンサへGO
ということで、このお店は銀座一丁目にある。駅から徒歩5分もない、少し路地に入ってすぐのところにその場所はある。
某有名料理研究家さん御用達、料理もお酒も美味しいことで有名なこの料理屋は、飲みの席の1次会にもぴったり。これから忘年会シーズンに入り、予約で埋まること必至である。
さてさて早速店内を見渡してみると、地図が描かれているおしゃれなブラックボードが目に入る。ここに本日のメニューやワインが書かれているわけだが、これがまた美味しそうで美味しそうで。スペイン伝統の郷土料理が毎回日替わりで、冷菜・温菜・肉魚が計15品ほど出ているのだ。
その時点でもうワクワクしてくる。
料理を決めたら店員さんを呼ばないと。ということで、各テーブルには、恐らくスペイン現地で調達してきたベルが。
ベルを鳴らしていざ至福のとき
このベルといったら、なんと味のある顔をしているのだろう。
ちなみにわりと皆ベルを鳴らさずに店員さんに声をかけていた。勿論私は鳴らさずにはいられない性分なので、思いっきり鳴らしたが……。
結構響いた。キレイな音で性能もばっちり。素晴らしい。
ドリンクはとりあえずワインから。初っ端からワインと合いそうな料理が気配がビンビンする。
初夏にやることが多いイメージのガスパチョ。ガスパチョはトマトやピーマンなどの野菜をすりつぶしブイヨンを加えた冷たい濃厚スープのことだが、ここのガスパチョは一味違う。
何が違うかって?
そう、イチゴが入っているのだ。
スープにイチゴ?え?と思った私だが、とにかくもう飲んでみてほしい。
爽やかなイチゴの甘味が濃厚なトマトをはじめとした野菜とマッチして、後味はすっきり。次へ次へと皿へ運ぶスプーンが止まらない。
何と素晴らしき料理なの。天才なの。
前菜の盛り合わせももちろん抜かりない。チーズとパン、サラミは鉄板だ。
ちなみにここでは出されなかったが、私はイベリコ豚のフエ(白カビサラミ)が大好き。赤ワインに合うこと極まりない。食べたことがない人には一度食べてもらいたい。その上質な脂にとろけること間違いない。これからの季節にはピッタリなのである。
お次はこちらもスペイン名物、スパニッシュオムレツ。じゃがいもが入っているスパニッシュオムレツ、これはもともと私の好物なのだが、ここのオムレツがまた酒に合う!!!
見た目もまんまるで食欲をそそり、ふんわりした焼き具合で中もふわっとしている。シンプルながら飽きさせない味は、さすが長年続く郷土料理といったところである。
そうこうしているうちに3本目のワインが開く。酒と料理が素晴らしい証拠なのである。
そしてメインのパエリアへ。鴨肉が乗っかり、洋酒ソースが絡められている。おこげが見え隠れしてリアルよだれがジュルッとでた。パエリアのなかでも人気メニューらしく、その人気を裏付ける、味わい深い一品だった。叶うものなら今すぐもう一度食べたいくらい。
そしてデザート。お魚も肉も食べたのだが、がっつき過ぎて写真を撮るのを忘れてしまった。それくらい美味しいということで、気になる人はぜひ行って確かめてほしいのである。
ちなみにこのデザートも絶品なのだが、この店はそれで終わらない……!
ここからのチーズとウイスキー。
エスプレッソにも洋酒を。。。
最後の食後酒はシェリーで……。
え、飲み過ぎ???
そんなことはない。この店で食後酒を楽しまないなんてとにかく勿体ないのだ。迷うほど食後酒にぴったりなものがたくさん置いてある。一緒に来た人と美味しかったねーなんて歓談しながらお酒をグイッといく。
至福の時間。
この言葉に尽きる。
帰る前に身体を温めて、気持ちもほっこりさせてくれるこのお店には、何度でも通いたくなってしまう。
ぜひ皆さんも、これからの季節、美味しいスペイン料理とお酒を楽しんでみてほしい。
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