自慢じゃないが、私は縫物や編物が苦手だ。さすがに雑巾は縫えるが、それでもミシンの針は折れたことがある位には苦手である。下糸は毎度こんがらがり、簡単といわれる浴衣を縫うのにも苦労した思い出も。
さて、そんな私が羊毛フェルトなる編み物に挑戦してみようと思ったのは、100円均一ダイソーにある羊毛フェルトのキリンがいやに可愛く見えてしまったからである。
手作りキットの羊毛フェルトに新しい仲間達が登場♪マリン柄のクマさんやキリンさんがかわいい❤️
— DAISOJAPAN(大創産業) (@daiso_sns) 2017年1月7日
羊毛フェルトキット/ハリネズミ・トラ・アルパカ・クマ(マリン)・キリン・リス
各種100円(税抜)
※店舗によって品揃えが異なり在庫がない場合がございます pic.twitter.com/ykke18dukq
やだ、なんて愛くるしい目。
100円なら上手くいかなくても諦めもつくかしら。。。
そんな軽い気持ちで始めた初めての羊毛フェルト。今回はその体験記でも認めてみたいと思う。
そもそも形になるのか?
まっすぐの羊毛フェルトの毛束と、長めのニードル、プラスチックの目玉とボールチェーンと金具。これでキリンが出来るのか……。
まずはフェルトの毛束を形にしなきゃならんぞ……とyoutube見て勉強してみた。
作業をしていて、いの一番に思ったこと……それは、
まっすぐの毛がなんで玉になってるの?
って話。
絡まりやすくするために毛束をほぐし、端を巻きながらニードルで色んな方向から入れ込んでいく。
するとあら不思議……ちゃんと形になっている、、、はずなのである。
よくあったこと一覧
初心者ということもあるが……
・とにかく毛束丸くならない
・指にニードル刺しまくる(痛い!)
・小さいパーツ(きりんだと角とか)作る時はとくに刺す
・細い毛がいつの間にか服についている
・最後の方毛の分量間違えて少なくなっちゃう
こんな感じだった。
とにかく丸くならないんだこれが。動画ではいつの間にか丸くなっているもんだから、見よう見まねで丸くしようとしているわけだが、いつまで刺しても形にならない。
だがそこでカッとなってはいけないのだ。
たちまち針が指に刺さる。
痛い。縫物なら何回も手を差すなんてことにはならないが、とにかくこの羊毛フェルトは針を刺して毛を中に入れないことにはどうにもならない。
逆に針は指に刺さるものだ位の感覚でいた方が気が楽だった。
いったい他の人はどうやって指に刺さずにいられるのだろうか。やっている人が近くにいたらぜひ聞いてみたいものである。
そして何とか形になりそうな時に、分量を間違えるという失態も犯した。
頭から作ったもんだから、やたら頭でっかちなキリンになってしまったのである。
出来上がり!
苦戦しながらも、何とかやり遂げた私。
作成時間は5時間。誰だい、3時間なんてパッケージに書いたのは。
出来上がりはこちら。目玉はプラスチックだと可愛くなくなりそうな気がしたので、フェルトで作ってみた。
顔でかくて、足が細くて生まれたての小鹿みたいで、鼻の穴大きくなって、真裏から見るとまるでヒトデみたいな形。
それでも、うん、それでも……上出来じゃない?そうだよ、上出来だよ……
意外と楽しいが……
出来上がって感じたことは、充足感。
お腹を痛めて産んだ子ならぬ、指を痛めて作り上げたわが子は、それは可愛いもんだった。
ただ……しばらくやることはないだろう。というのも、非常に集中力を必要とし、なおかつ根気のいる作業となるので、やはり好きでなければこれは続かない。
こういう作業が好きな人や、暇つぶしに何かを作ってみたい人にはオススメかな、といったところである。
以上が、私の体験記だ。指を刺した同士がいれば、ぜひ語り合いたいものである。