皆さんは、豊洲といえば、何を思い浮かべるだろうか?
……そう、ららぽーと。
それもそうなのだが、何といっても、豊洲といえば豊洲市場だ。築地から移転されて少し経ち、今がねらい目と言わんばかり。さらに豊洲市場ではマグロのセリをしているのだが、それを見学できるのは早朝のみというのもあり、3時起き&始発電車に乗って市場へ行ってきた。今回は、そんな豊洲市場のレポートをしていきたいと思う。
豊洲市場の最寄り駅はゆりかもめ「市場前」駅!
当日は遠足を楽しみにする子供のように、目が覚めたのは深夜3時。私の最寄り駅の始発は大体4時半なので、多少時間に余裕を持ちながら準備を始めた。(ちなみに、車で行こうとすると、駐車場がないので注意!)
土曜日の始発だったので、金曜日のオール組らしき人たちと共に電車に揺られ、まず到着したのは豊洲駅。しかし、豊洲市場の最寄り駅はここではなく、ゆりかもめで市場前駅に行く必要が。
ということで、早速ゆりかもめへと足を進めていく。豊洲駅付近では、早朝から外人さんの団体さんが意気揚々とゆりかもめのエスカレーターに上っていく。
ゆりかもめに乗り、2駅揺られたところで、市場前駅に到着。
いざ見学!豊洲市場
改札を出ると、早速開市日であることを示す看板が登場。営業時間は午前5時から午後5時。
ちなみに豊洲市場は一部水曜日・日・祝・休日は休みの為見学できないが、平日・土曜日は開市日。早朝だったこともあり、歩くときに窮屈さを感じたりは全くせず、ゆっくり見て回ることが出来た。
そして駅周辺の案内図をチェック。
右も左も豊洲市場と書いてあり、早速混乱する。向かって左は水産卸売場棟、向かって右は水産仲卸売場棟のようだ。
マグロのセリはどっちでやってるんだよう。とりあえず右(水産仲卸売場棟)へ行ってみた。この時点で時刻はAM6:10くらい。
歩いていると、向かいの棟の建物が見える。
水産仲卸売場棟へ到着!思わぬハプニング
7分ほど歩いただろうか、途中で通り過ぎた飲食店はひとまず置いておいて、水産仲卸売場棟に到着。
季節ごとの魚が文字パネルでずらーーーっと紹介されている。
そしてそのパネルの一番最後には、しっかり絵のパネルもある。めくってみると美味しい食べ方が書いてある。
ガラス窓になっている部分を除くと、横町の様子も見ることが出来る。
そしてこちらは、ターレ(ターレットトラック)。魚を運ぶ小型乗り物なのだが、この乗り物で悲しいことに事故が相次いでいる。
だからなのか、しきりにアナウンスで、ターレの二人乗りは禁止です、安全運転してください!と流れていた。
積載スペースも広い。ただしここに乗ってはいけないと注意書きがある。
もう一台。
そしてエスカレーターを登ると、小売店が並ぶ場所に到着。さすがに6時台では準備中のところだらけだった。
ふとここで気づく。
奥さん、マグロのセリは、どこでやってるの……?
警備員さんに聞いてみると、案の定、逆の棟(水産卸売場棟)だった。
ああ、この時点で時刻はAM6:20過ぎ。セリは大体6時前から6時半の間にやっているという。
ぎりぎりじゃん!!!
完全なる私のリサーチ不足。実はこの場所、棟と棟との道にかなり距離がある。
果たして間に合うのだろうか。
早歩きで向かうは水産卸売場棟。途中管理施設棟という、飲食店がある棟を抜けてたどり着く。
マグロはここで……水産卸売場棟
豊洲には、世界から色々な種類のマグロが届くらしい。中には聞いたこともないような名のマグロもあった。
正面から見ると、クロマグロ模型が展示されている。とてつもなく大きい。
そうしてやっとたどり着いたセリ場。2階で見られるのではなく、こちらも2階のガラス窓から見下ろすスタイルだ。
時刻はAM6:35。
はうう、もう閑散としている。。。
しかし、活発だったであろうセリは見ることはできなかったとはいえ、終わった区画のブルーシートの片づけやホースで血を流すところを見られたのは、私にとっては珍しい現場だったので、これはこれで収穫だったかもしれない。
やはりモノによって全く大きさが違うことが分かる。
ちなみに、豊洲市場といえばLED照明で、魚が良く見えるようにと考えられたようだが、これが実は不評らしい。蛍光灯より明るいため、かえって劣化などの魚の状態が見にくいということのようだ。
ちなみに、壁には市場の歴史をたどったパネルが。私も知らないことばかりだったので、面白く拝見したのだが、その日は日本人より外国人の方がむしろ熱心に写真を見つめている人が多かった気がする。
ちなみにマグロ以外はこんな感じ。発泡スチロールに詰められたお魚たちが出荷されている。
念願のお食事!食事処は管理施設棟と水産仲卸売場棟の2つ!
ということで、多少ハプニングはあったものの念願のセリを見られて満足の私。お腹が空いたところで、食事処を探す。
先ほど歩いていて気が付いたのは管理施設棟と水産仲卸売場棟両方に食事処があるということ。より大きいのは水産仲卸売場棟の方で、人が沢山いたのもこちらの方だった。
そして、意外だったのが、海鮮以外にも、吉野家やインドカレー屋などが立ち並んでいたこと。さすがに人はまばらだったが。。。
そんな私は大の海鮮丼好き。海鮮丼「大江戸」に並ぶことに。
ちなみに、半分以上外国人の方で埋まっている。
トッピングも出来るようだ。
メニューはこんな感じ。数量限定丼は数種類あったのだが、どれも売り切れていた。
まだ早朝だというのに、あっという間である。
私はまぐろの中落ち&ネギトロ&サーモン丼。
なまらうみゃーっ!!!
と叫びたくなった。朝からでも入る!!!だって美味しいんだもん。
ガリは好みでとる方式。ガリ好きな私としては嬉しい限り。恐らく外国人の方はあまり食べないのかな?と感じた。
こちらはキングサーモン丼。サーモンが濃厚!甘みもあって醤油と良く合う。
ちなみに、外国人の方は、生のお魚食べられるのかしら?なんて思ったら、魚はわりと完食されていたが、ご飯は残されているような傾向だった。
豊洲市場の後は散歩も楽しい
ということで、マグロのセリを見るという目的に当たっては、最初の選択を私は誤ってしまったわけだが、それでもしっかりと楽しむことが出来た。ちなみに、豊洲に戻ったり、お台場に行けば、広い公園でお散歩を楽しむことが出来る。
とても気持ちいいし、海鮮丼を食べた後の良い運動にもなるのでお勧めだ。
そして、最後に手書きで申し訳ないが、悩まないように地図でも書いておこうと思う。
早朝起きも辞さないというそこのアナタは、ぜひ行ってみることをお勧めする。
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