皆さんは、朝から東京タワーを見たいと思ったことはあるだろうか。
なぁんて、高い建物好きでもない限りそんな経験はないだろうが、否が応にも東京タワーが見えるのが港区。見る気はないけど見えちゃって、それがなんとなくオシャレに感じる、そんな場所なのである。。。
今回は、元港区OLだった私がオススメする、東京タワーが見える、おしゃれベーカリーレストランについて今回は紹介していきたいと思う。
店内もオシャレ!地元民にも愛されるパン屋さん
芝公園駅が最寄りの「ル・パン・コティディアン 芝公園店」。
店に入る前に東京タワーがちょこっと覗く。天気の良い日はとても綺麗に見ることが出来て、早速すがすがしい気持ちになれる。
入り口は明るく開けていて、雰囲気が良い。テラス席のほか、奥にはレストランのテーブル席があり、パンをテイクアウトする場合はテラスで、モーニングやランチ・ディナーメニューなどの料理に関しては、テーブル席で食べることが出来る。
木目調の家具が目に優しく映る。朝から盛況のようだ。
こんな場所のパンなら、どれも美味しいに違いないと、期待を膨らませる。
早速パンに目を移す。どれも美味しそうで、目移りしてしまう。
バターの香りや、香ばしい小麦の香りが漂ってくると、パン屋さんってどうしてこんなに素敵なの?なんて夢見心地になってしまう。
近くに住むお店のファンのお客さんも少なくないようで、「ここのバゲットは美味しくて、つい家でも食べたくなるのっ!」と、大きなバゲットが見る見るうちになくなっていく。
ケーキやクッキーなどの焼き菓子も豊富だ。女性客だけではなく、男性客にもクッキーが人気。お昼過ぎならあっという間に売り切れてしまうかもしれない。
ベルギー発祥のベーカリーレストラン
あまりにも良い雰囲気のこのお店を調べてみると、ベルギー発祥の世界的なベーカリーレストランだということが分かった。店名の「ル・パン・コティディアン」は、フランス語で「日々の糧」という意味だという。
この場所は日本の第1号店で、あの温かくてオシャレな内装は、ベルギーの本店と同様の素材を直輸入しているという。
味のこだわりも、勿論日本店に受け継がれており、オーガニックの小麦と、塩・水・天然酵母のみでつくられる、至ってシンプルなパンをメインとして、タルティーヌと呼ばれるオープンサンドや、サックサクのクロワッサン、とても香り高いベルギーチョコブラウニーなど、様々な種類がある。
また、その中身も、オリジナリティと、贅沢感があり、まさに「唯一無二」感のあるパン屋さんなのである。
夜はムーディなレストランにも
ちなみにこのレストラン、夜は空気が一変する。東京タワーがライトアップして、ムーディになるのだ。勿論お酒を飲むこともできるし、コース料理も提供しているので、おしゃれなディナーを楽しみたいときにも利用できて、デート利用などにもおすすめだ。
ちなみに土日祝日は混雑するため残念ながら予約の受付はしていないようなので、注意してほしい。
テラス席で優雅なひととき
ということで、今回はテラス席でパンを食べることに。
お決まりのアイスコーヒーと、大人気のパンオショコラ。フレンチトーストや、チーズとサーモンのサンドイッチなどをオーダー。
どれも一口かじっただけで、こだわりがあることが伝わる味。
クロワッサンはザクザクせず、しっとりしながらほのかにサクッと音を立てた後、フワッとした中身とバター感がたまらない。
チーズサーモンのサンドイッチは、他では食べられない圧倒的贅沢感。朝からホテルの食事でもとっているかのような気持ちにさせてくれる味わいなのだ。
外の景色を眺めながら食べていると、なんだか時間がゆっくり流れているような気持ちになった。ここにいるだけで、なんだか心に余裕が出来るのである。
そんな空間って大事だなあ、なんて思いながら、コーヒーを飲み干し、外に繰り出す。
前向きな気持ちになれるこちらのお店に、機会があればぜひ行ってみてほしい。