皆さんは笹塚を探索したことがあるだろうか。新宿駅から京王線で一駅のその駅は、美味しいごはんどころが沢山ありすぎると言っても過言ではない。もっぱら最近の私のマイブームは、笹塚のお店巡りだったりする。
ということで今回は、朝から入れるカフェ「Menotti's Tokyo」について紹介したいと思う。
Menotti's Tokyoとは
「Menotti's Tokyo」は、サンフランシスコの有名なカフェ、Menotti's Coffee Stopと提携しているコーヒースタンドで、京王線笹塚駅から徒歩3分の好立地。東京都内でカリフォルニアのカフェの雰囲気と本場のカフェラテを楽しめることで人気のスポットとなっている。
店の外観や内観共に非常におしゃれで、お客さんも若い方が多い印象だった。テーブルも椅子もおしゃれで、どこの席で食事しようか、迷ってしまうくらいワクワクしてしまう。
店舗情報
住所:東京都世田谷区北沢5-37-11
営業時間:08:00 - 18:30
定休日:不定休(毎月お店のインスタグラムで店休日をお知らせしています)
席:12席<カウンター(1席)、ベンチ(4人がけ)、テーブル(2席)、スツール(2席)、テラスベンチ(3人がけ)>
支払い方法:クレジットカード・電子マネー・PayPay
唯一無二のチーズトーストの魅力
口コミでも人気のチーズトーストは、カンパーニュの上に2種類ほどのチーズをたっぷりと載せてこんがりと焼かれていた。
カンパーニュは酸味が効いていて、外はカリッとしつつ中はもっちりの絶妙な食感。小皿にあるはちみつとも相性抜群!甘さと塩気が絶妙に混ざり合い、至福のひと時を楽しむことが出来る。
他にジャムのトーストやあんバタートーストなどが美味しいという評判もあるが、私のような酒好きにとってはやはり塩気のする味わいの方が好み。そんな私にもピッタリな一品だった。ちなみにこちらは700円。このリッチな味わいからしたら納得のお値段である。
ここではワインなどのお酒も提供されているので、昼からちょい飲みなんてのも勿論アリだ。
さすがに今回は朝なので、少し迷いつつマンダリンオレンジジュースをいただいた。コーヒーは勿論、お茶の種類もハーブティーや煎茶や紅茶、抹茶ラテなど様々な種類があるので、選びがいがある。
カンパーニュについて
「カンパーニュ」(正式には「パン・ド・カンパーニュ」)とは、フランス語で「田舎」を意味する言葉で、天然酵母で焼成されることが多い、素朴かつ伝統的なフランスの田舎のパンのこと。実はこれは古代ローマ時代のパン作りの技術が基になっていると言われており、天然酵母の使用と長い発酵時間により風味豊かに仕上げるのが特徴だ。
フランスの田園地帯でこのカンパーニュは広まり、食べ応えがある一方で、作るのに手間がかかる代物である。今は農村地帯だけでなく都市部でも人気な家庭の食材となっており、地域ごとにちょっとずつレシピが異なっているらしい。
丸型や楕円形で焼かれることが多いこのパンは、パリパリした外側の部分(クラスト)が特徴。冷めにくく持ち運びがしやすいので、農家さんが長時間労働の合間にしっかりと栄養を摂ることができる食材として好まれていたそうだ。レシピに全粒粉やライ麦粉を含まれていて、ビタミンB群やミネラル、食物繊維が豊富で、健康志向の方にも好まれる栄養たっぷりのパンなのだ。
ちなみにカンパーニュの酸味は、パンの発酵過程で生まれる乳酸菌と酵母が混じり合った「サワードウ」というものによるものだそうだ。この酸味は、チーズ・ハム・はちみつなどの味が濃いトッピングとよく合うので、サンドイッチなどにする時はよくこの組み合わせを見るような気もする。
カンパーニュはチェスト船堀さんから仕入れられている絶品
トーストに使うパンは、「昼からパンでワインが飲める」と評判のチェスト船堀さんのカンパーニュを使われているとのこと。
ちなみにチェスト船堀さんは立ち飲みできるワインバー兼パン屋さんという面白い場所で、煮込みなどのおつまみがある他、鴨肉・アンチョビ・サラミ・パテなどワインと合うものがサンドイッチの具に挟んであったりと酒好きにはたまらないメニューがある。
さらには単一品種の小麦で作られたパンなども数種類あるので、パン好きの方が食べ比べのために訪れたりと、人気のお店となっている。
店舗情報
都営新宿線船堀駅から徒歩5分
住所:東京都江戸川区北葛西1-22-19 大栄コーポ 105
営業時間:月・木・金・土・日 12:00 - 17:00
定休日:火・水
席:9席(スタンディングのみ)
贅沢な休日を過ごしたいあなたに
何もない休日、贅沢な気持ちになりたいそこのアナタは、是非こちらの「Menotti's Tokyo」に行ってみてほしい。外国のようなおしゃれな店内で絶品トーストを食べる時間は、きっと優雅なものになるだろう。