右手にはワインを、左手にはビールを。

食の世界に魅せられて。美味しい料理やお酒が好きなアラサーです。 「食のエンターテイメント」を、皆さんと共有出来たら良いなと思います。

今日から使える!食材の「豆知識」7選

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皆さんは、料理することはお好きだろうか。毎日の料理で活躍するさまざまな食材には、意外と知られていない保存方法や使い方のコツがたくさんある。私も別に料理上手なわけではないのだが、知り合いの料理研究家の方が、簡単に実践できる豆知識を私に授けてくれたので、シェアしたいと思う。

これらのテクニックを使えば、いつもの料理が少しラクになり、さらに美味しくなるかも!?

1. ショウガは冷凍保存してラクラクすりおろし

ということで、まずはショウガだ。喉が痛いときや冬の寒い時期には身体の温まるショウガは大活躍。特に新ショウガが出てくる時期なんかは、大喜びしてしまう。

ショウガは温暖な地域が原産なので、日本で自生しにくい植物らしい(知らなかった!)。昔から漢方薬としても使われていて、風邪予防や消化促進に効果があるとされている。私もこの時期にはショウガとハチミツとレモンを使ったホットレモネードなんかを作って飲んだりする。少し手間だが、とっても美味しいのでおすすめだ。

なぜ冷凍保存が便利なのか?

ショウガを冷凍すると、使いたいときに簡単にすりおろせるのだ。冷凍することによってショウガの繊維が柔らかくなるらしく、摩擦が軽減されるため、少ない力で滑らかにすりおろせるという仕組み。

保存方法

  1. 皮付きのまま使いやすい大きさにカットし、それぞれをラップに包んでジップ付き袋に入れて冷凍庫へ。
  2. 必要なときに凍ったまますりおろすと風味が強く感じられてGOOD。

 応用テクニック

冷凍ショウガは、おろすだけでなくスライスして料理に直接加えることもできるので楽ちん。煮物やスープなんかには特におすすめとのこと。

2. トマトの酸味には「砂糖」をパラッとひとつまみ

お次はトマト。トマトといえば夏のイメージがあるが、最近は甘いトマトが年中あってとても嬉しい。何にでも使えて汎用性が高すぎる、いわゆる神食材だ。トマト嫌いはブヨブヨが嫌いなんて言うが、混ぜてしまえば分からない……。笑

これからお伝えするのはトマトの酸味を砂糖で弱める方法。実は砂糖で酸味が弱まるのは、「緩衝作用」と呼ばれる化学的な現象によるもの。料理に砂糖をちょっぴり足すことで他の風味が引き立ちやすくなるので、甘さを増やさずに味を整える裏技なのだとか。

酸味を調整するポイント

トマトを使った料理を作るとき、もし酸味が強すぎると感じたら、砂糖をひとつまみ加えてほしい。たったそれだけで味がまろやかになり、甘味と酸味のバランスが取れる。ちなみに具体的な砂糖の量としては、パスタソースやシチューなど、トマト缶1缶に対して小さじ1/4程度あると効果的とのこと。入れすぎたら甘いだけなので注意してほしいが、少量でも十分な効果がある。

3. 長持ちする「大葉」のコツは、湿らせたキッチンペーパーでクルンと包む

 

大葉はあるだけでピリッと引き締まるアクセントになって重宝する食材。気軽に育てられるので、私も育てたものを食べていたりする。

大葉は日本独自のハーブで、シソ科の植物。シソは独特の香りがするが、これは「ペリルアルデヒド」という成分で、殺菌効果があるため、食中毒の予防にも役立つとされている。よく刺身に添えられているのはこのためらしい。

新鮮さをキープするコツ

ご存知の通り、大葉はめちゃくちゃ乾燥しやすいため、すぐにしおれてしまうことが多いのだが、実は湿らせたキッチンペーパーで包むと、数日間新鮮な状態を保てまる。

保存方法

  1. 大葉を重ならないように並べて湿らせたキッチンペーパーで包む。
  2. ジップ付きの袋に入れて冷蔵庫で保存。
  3. 乾燥したら再度軽く湿らせればOK。

4. ニンジンは立てて保存すればシャキシャキが長持ち

昔ニンジンが嫌いだった私だが、近頃のニンジンはほどよく甘くて本当に食べやすくなった。そんなニンジンだが、成長する過程では立っている状態のため、立てて保存することで細胞が安定しやすく、鮮度が保たれやすくなるのだそう。根菜類の中でもニンジンは甘味が強く、特にビタミンAがたっぷりなので、免疫力アップや肌の健康にも効果的だ。食べ過ぎはお腹を壊すので注意(経験済)。

冷蔵庫での保存方法

ニンジンは冷蔵庫で立てて保存することで水分が抜けにくくなり、シャキシャキとした食感を保てる。ニンジンが自然の状態で土に埋まっている姿勢を再現すれば良いのだそう。ちなみに、ペットボトルや深めの容器に少し水を入れ、少し触れる程度にニンジンを縦にして冷蔵庫に入れると、数週間は鮮度を保てるらしい。いつもすぐ使ってた自分には目からウロコである。

5. キノコ類は「冷凍」で旨味がアップ

キノコは、特に秋や冬の季節に鍋料理で大活躍する旨味たっぷりの食材。キノコの旨味成分である「グアニル酸」は、特に冷凍した際に増えることが知られている。

日本料理で出汁を取る際にシイタケが使われるのも、この豊富な旨味成分のおかげ。また、低カロリーで食物繊維が豊富なので、ダイエットにも人気らしい。

冷凍で旨味が増す理由

キノコを冷凍すると、細胞壁が壊れて旨味成分が解放され、風味が強くなる。特にシイタケ、エノキ、マイタケなどは冷凍すると美味しさがアップするらしい。

保存方法

  1. キノコをほぐして、使いやすいサイズにカットする。
  2. ラップで包み、ジップ付きの袋に入れて冷凍庫へ。
  3. 解凍せずに直接調理することで、旨味をしっかり引き出せる!

6. ネギは切ってから冷凍すると、いつでもすぐ使える

お次も鍋料理の立役者、ネギ。ネギに含まれる「アリシン」は、免疫力を高めたり、血行を良くする効果があると言われていて、疲労回復にも良いという。冷凍保存すると香りが多少弱まってしまうものの、アリシンの成分はそのままなので、健康効果も損なわれないらしい。

冷凍ネギの便利さ

薬味の王様ともいえるネギは、冷凍するとカットの手間を省けるため、時短に便利。私もよく冷凍ネギを買う。冷凍することで多少の柔らかさが出てしまうが、煮物や炒め物に加えるにはさほど問題ない。ちょっと物足りなくなるのはお蕎麦に使う時くらいか。

保存方法

  1. 小口切りにして、ジップ付き袋に平らになるようにして並べる。
  2. 冷凍庫で保存。固まった後、袋ごと軽く叩いてほぐすと、使いたい分だけ取り出せて便利!

7. ニンニクはオイル漬けすれば風味アップ&長期保存も可能に

さて最後は、何をしても美味しくなる正義の味方、ニンニク。ニンニクには、ネギ同様強い抗酸化作用のある「アリシン」が含まれていて、特に油と一緒に加熱することでより吸収されやすくなるのだ。

オイル漬けのメリット

ニンニクをオイル漬けにする家庭はあまりいないのかもしれないが、風味を逃さずに保存できて、さらに料理にそのまま使える便利さもある。また、オイルにニンニクの香りが移るので、炒め物やドレッシングなどにも使えて便利。

保存方法

  1. ニンニクの皮をむいて、煮沸消毒した瓶に入れる。
  2. オリーブオイルやサラダ油を、ニンニクが完全に浸かるまで注いで、蓋をして冷蔵庫で保存する。
  3. 1か月程度は美味しさを保ち、オイルも一緒に使えるので一石二鳥というわけだ。

食材の豆知識を活用すれば日々の料理もラクチンに!

ということで、今回は日々の料理が少しでもラクになる「豆知識」について紹介した。これらの方法を取り入れれば、日々の料理がより美味しくなる……かも?冷蔵庫の中身を覗いてみて、どれか食材があれば、ぜひ気軽に試してみてほしい。

 

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