皆さんは、DIYは好きだろうか。不器用代表ともいえる私は、めったなことではそういうものに手を出すことはないのだが、ワインボトルやビールボトルって、デザインが格好いいものが多く、つい捨てるのが惜しくなってしまったりする。
特に誕生日などの特別な日で贈り物としてもらったボトルは思い出が詰まっていて、何かに再利用できないかと考える方もいるのではないだろうか。この記事では、そんなボトルをDIYで魅力的に再活用する方法を紹介していくとともに、魅力的なデザインのワインボトルたちを紹介していきたいと思う。
ワインボトルを再利用したDIYアイデア集
ボトルの魅力を生かしつつ、インテリアや日常使いのアイテムにリメイクするとして、いったい何を作ろうか?なんて思うかもしれないが、なんといっても簡単で有名なのはライトだろう。
なんてったって、ボトルの中にライトを入れるだけで出来上がりなのだから。そういえば、こういったライトを天井に吊るしている飲食店も少なくない気がする。
だが、今回はちょっとだけ手間をかけた例を紹介したいと思う。といってもボトルを切るだけなのだが、そこに色々なものを入れてみると、意外とオシャレだったりするのである。例えば調理器具を入れてみたり。
ボトルは重さがあるので調理器具を入れても倒れにくく、見た目もスタイリッシュになる。ボトルが太い方が色々入るのでオススメだ。
さて次は、上部の細い部分を活かした筆立て。よく使うものだけ入れて、あとはボトル下部の太い部分に他の道具を入れても良いかもしれない。
そして、これが私の一番のお気に入りの植木鉢だ。
ただ植木鉢にする場合、通常は下に穴が開いていないと水の出口がないため、土などで育てる植物は植えることが出来ないが、ハイドロカルチャーなら可能。
多肉植物を植えたら、非常に可愛くておしゃれなインテリアの出来上がりだ。
ワインボトルを切る方法
さて、ワインボトルを切るのに私が使ったのは、ボトルカッターなるもの。
ネットショップで検索してみると色々な形式のものが売っているが、だいたいは下記の流れのように思う。
- ボトルを固定する
- カッターで切れ込みを入れる
- 切れ込み部分にまんべんなく熱湯をかけて切る
- 切れた部分をヤスリ(できればガラス用のヤスリ)でやする
最初はかなりコツが必要で、ボトルを固定していてもボトル一周分綺麗に切れ込みを入れるのが難しかったり、熱湯をかけた時に一部分に集中してかけてしまうと切れ込み以外の部分が割れてしまったりする。
また熱湯をかけている時、びっくりするほど瓶がいきなり切れるので、下に水を張った桶を置いておいて、落ちても割れないようにするなどの工夫も必要だ。
また、写真では紙やすりが写っているが、ほとんど削れないも同然なので、ガラス用のヤスリやダイヤモンドヤスリを使うのをお勧めする。
そして、ガラスの破片はどんなに細かくてもケガするので要注意。小さいチリトリなどを使って、残らず捨てられるようにしよう。
思わずジャケ買い!?お洒落デザインのワイン紹介
アートオブワイン
ということで、まず初めに紹介したいのはアートオブワインのワインたち。
アートオブワインは、「生活に彩りを添える」ことをテーマとして、世界中の名画をラベルに使用したワインを世界20カ国で販売している。著名な絵画の著作権使用料を支払うことによって、ギャラリーや美術館、研究所の運営が支えられ、芸術の振興にも貢献しているというわけだ。
厳格な生産者の選定基準があり、ワインの産地や品種の個性などを最大限に引き出しているということに加え、アートオブワインの文化遺産を守るというコンセプトに共感し、規模に関わらず高品質なワインを作り続けられる生産者を選んでいる。
ゴッホやフェルメール、葛飾北斎など、様々なラベルのワインは、まさに飲めるアートとしてギフトにもピッタリだ。
フェウディ デル ピショット
(※写真引用:フェウディ デル ピショットHPより )
次に紹介したいのは、イタリアのワイナリー、フェウディ デル ピショット。もしかするとイタリアワイン好きさんはご存じかもしれないが、イタリアには「ガンベロロッソ」という名高いグルメ専門誌があり、そこでトレビッキエーリ(「3つのグラス」の意)を獲得するワインは、最高品質の証として有名だ。
特にシチリアにあるこのワイナリーは、毎年のようにその栄誉に輝いており、世界中のワインファンを魅了している。さらに、それぞれのワインのラベルデザインを手掛けるのは、トップデザイナー。
見た目だけでなく、その味わいも一級品というわけだ。
トレビッキエーリ受賞の秘密:土着品種と国際品種の調和
こちらのワイナリーが名声を築いた理由として挙げられるのは、シチリア特有の土着品種のブドウと、世界で栽培されている国際品種のブドウを半分ずつ植え、絶妙なバランスでワイン造りを行っていることと言えるだろう。
- 土着品種:ネロ・ダヴォラやカタラットなど、シチリア特有のブドウが風味豊かな味わいを作り出す。
- 国際品種:カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネなど、世界的に評価される品種を融合させ、幅広い味わいを提供。
ちなみに基盤を築いたのは、著名な醸造家である故ジャコモ・タキス氏。かのサッシカイアなどのスーパータスカンを生み出し、「スーパータスカンの父」とも呼ばれた彼のワイン哲学を受け継いだアレッサンドロ・チェライ氏が現在醸造を担当し、変わらぬ好評を得ている。
名だたるデザイナーが手掛けるワインのラベルデザイン
ラベルデザインにも手を抜くことのないこちらのワイナリー。まるでアート作品のようにワインボトルを彩るのは、ヴァレンティノ、ヴェルサーチ、ミッソーニ、カロリーナ・マレンゴといったトップデザイナーたち。
1. ヴァレンティノ
創業者ヴァレンティノ・ガラヴァーニは「赤」を象徴するデザイナーとして知られ、彼の「ヴァレンティノ・レッド」は世界中のファッション愛好家の心を掴んで離さず、ラベルにもエレガントなデザインが反映されていることが分かる。
ワイン自体も、スペクテイター誌などのワイン専門誌で高評価を得ているフルボディの赤ワインだ。
2. ヴェルサーチ
ヴェルサーチは言わずと知れた世界的に有名なハイブランドで、斬新で大胆なスタイルが特徴的。ギリシャ神話に出てくるメデューサをブランドのシンボルとして使用している。パッと見ただけでは分からないが、そのラベルの顔は確かにメデューサ。見た者を虜にし、石にされてしまうような魅力がある。
こちらも同じくフルボディタイプでスペクテイター誌で高評価を得ている。土着品種であるネーロダーヴォラを100%使用した力強い味わいだ。
3. ミッソーニ
ミッソーニは、イタリアの高級アパレルメーカーで、色鮮やかなジグザグ柄やストライプ模様で有名。創業者であるオッタヴィオ・ミッソーニは、陸上選手としても活躍していた実績があり、スポーツとファッションを融合した独自の世界観を築いた。
ワインラベルにもそのカラフルなパターンが生かされていることが分かる。勿論ワインの品質自体も専門誌のお墨付きである。shop.recolter.life
4. カロリーナ・マレンゴ
カロリーナ・マレンゴは、イタリア生まれで、ラグジュアリーなアクセサリーやファッションアイテムを手掛けているデザイナー。
伝統と現代の要素を見事に融合させた彼女のデザインは、ワインラベルでもそのセンスが発揮されている。そしてもちろんワインスペクテイター誌で評価された逸品だ。
まとめ
ということで、今回はワインボトルで出来るDIYのアイデアと、思わずジャケ買いしてしまうくらいおしゃれなワインについて紹介させていただいた。おしゃれなインテリア好きさんや、ワイン好きさんは、美味しいワインを飲んだ後にぜひ色々なDIYを試してみてほしい。