今週のお題「手土産」
皆さんは、手土産やちょっとしたプレゼントを選ぶとき、どんなものを用意するだろうか。友人や家族、職場への贈り物には、相手が本当に喜んでくれる特別なものを選びたいものだ。
私もこれまでいろいろな手土産を試してきたが、その中でも特にお気に入りなのが「アトリエうかい」のお菓子だ。宝石のように美しい見た目と、手作りにこだわったプラリネやジャムなどの副素材。さらに、焼きたての鮮度を大切にしたこれらのお菓子は、贈る相手に確実に喜んでもらえる逸品だ。
今回は、そんな「アトリエうかい」のお菓子の魅力をたっぷりとご紹介したい。
アトリエうかいとは?
うかいグループについて
まず、アトリエうかいについて紹介する前に、「うかい亭」という、うかいグループが運営する鉄板焼き屋についてお話ししたい。
以前うかい亭についての記事を書いたことがあるのだが、実は毎年お世話になるほど好きな場所。味はもちろん、目の前で焼いてもらうライブ感にも毎度ワクワクさせられる。また、うかい亭専門の食器を窯元に作ってもらうほど食器にもこだわっているのも個人的に素晴らしいポイントだ。
ちなみにこの店を運営する株式会社うかいグループでは他にも銀座や六本木、表参道などにも店を構えており、官僚の食事会でよく用いられており、安倍元首相や岸田元首相なども利用されていたそうだ。
アトリエうかいは、そんなうかい亭で提供される高級感あふれるプティフールを、家庭でも楽しめるように工夫したクッキー専門ブランドなのだ。
アトリエうかいのお菓子
アトリエうかいは上質な素材を使い、細部にまでこだわり抜いて作られたクッキーは、贈り物としても人気が高く、日常のティータイムをより贅沢に彩ってくれる。
まず、アトリエうかいのクッキーは、レストラン同様に鮮度を大切にしている。風味豊かなバターと香ばしい粉の味わいを、できるだけ作りたての状態で届けたいという思いから、商品は毎日新鮮な状態で製造されているのだ。クッキー本来の美味しさを最大限に引き出すため、口どけの良さや余韻のある味わいにこだわり、上品な軽さが特徴。
さらに、クッキーに使われるナッツを挽いて作るプラリネやジャンドゥージャ、自家製ジャムなど、副素材まで手作りで仕上げている。素材そのものの良さを引き出すために、丁寧な工程を経て作られたこれらの副素材は、クッキーに深みと奥行きをもたらし、一つ一つが特別な味わいを生み出しているといえるだろう。
手間を惜しまず、細部まで徹底してこだわる姿勢が、アトリエうかいならでは、唯一無二の焼き菓子となっている。
フールセック 小缶
アトリエうかいは様々なシリーズのクッキーを出しているのだが、はじめに紹介したいのは、「フールセック」のシリーズ。味は勿論、食感や形状にもこだわり宝石箱のような美しい見た目の焼き菓子の詰め合わせとなっている。
料理は目でも楽しむものという言葉の通り、色鮮やかで見た目も華やか。一目見ただけでときめいてしまう焼き菓子であることは間違いない。
乾燥剤(※写真左)さえも1枚の極めて薄いスタイリッシュなマットである。
ラインナップは下記の通り。
- 花型のウィーン風クッキー・木苺のジャムサンド
木苺ジャムとバニラの香りが相性抜群のさっくりやわらかな口当たりのクッキー。- 香ばしいゴマのガレット
さっくりした香ばしいゴマの生地に、ほんのり塩味の効いたクッキー。- パッションジャムをのせたチョコレートクッキー
ほろ苦いチョコレートと甘酸っぱいパッションジャムの組み合わせが絶妙な大人の味わい。- 砂のようにほどけるメープルクッキー
口に入れた瞬間ほどける、塩味の効いたメープル味のクッキー。- 貝殻型の紅茶クッキー・レモンジャム添え
レモンティーから発想した香り豊かな紅茶のクッキー。- ヨーグルト・アーモンドとイチゴ・ホワイトチョコのほろほろクッキー
酸味が引き立つヨーグルトの味と、ホワイトチョコが酸味をまろやかにしたイチゴ、2つの味が楽しめるクッキー。- ピスタチオジャンドゥージャのチョコサンド
刻んだピスタチオと濃厚なジャンドゥージャをたっぷり挟んだクッキー。(※メーカー公式サイトより引用)
味に関しては美味しいのは言うまでもないが、ベリー系やパッションフルーツなどの爽やかな味わいのものから、ゴマやメープル、ピスタチオなど少しこっくりした食べ応えのある味わいのクッキーもあって、とても楽しい。
食感に関しても、ほろほろ感を味わえるものもあれば、さっくりした歯ごたえのものもあり、かと思えば、ジャムのトロンとした感じやクッキーサンドの中に刻まれたピスタチオのジャキジャキ感を楽しむものもあったりと、かなりバラエティー豊かである。
ちなみに賞味期限は商品出荷日を含む15日以上なので、約半月と考えるべきだろう。鮮度が大切なのだから、美味しくいただくためにも早めに食べた方が良いに越したことはない。
ちなみにこれでお値段は2,980円(税込)。このオリジナリティとクオリティを考えたら、個人的には全く高くない代物だと思う。
ふきよせ
さて、次にご紹介したいのは「ふきよせ」シリーズ。ふきよせとは、何種類もの干菓子を取り合わせた日本古来の菓子のこと。色とりどりの葉っぱが風で吹き寄せられる様をあらわした、茶事に欠かせない存在だ。
それをアトリエうかいでは四季ごとの旬の素材を活かしたクッキーにしたわけである。
うーん、粋だ。
箱はよく見ると、控えめに七宝柄がちりばめられていることが分かる。
こちらはセットで、夕暮れと実りという2種類が入ったものだ。
その名にふさわしい景色の包装紙となっていて、とても風情を感じられる。
側面には切り取り線付きの開け口もあり、とても親切だ。
ちなみにこちらは箱代込みで2,850円(税込)。
せっかくなので、こちらをそれぞれ紹介していきたいと思う。
ふきよせ 季節商品
「ふきよせ」の季節商品は四季それぞれ限定の商品となっており、今回紹介する「ふきよせ 実り」は秋季限定の、秋らしい食材が使われたお菓子となっている。こちらの中身は6種類。
- リンゴと紫芋の市松クッキー
- カボチャのクッキー
- 紫芋のクッキー
- ほうじ茶糖衣がけクルミ
- 栗サブレ
- 秋色の金平糖
お皿に出してみると、たちまち高級感あふれる焼き菓子に。
一口サイズでまさにプティフール。キュンキュンしながら紅茶やコーヒーと一緒にいただくと、家の中でも上質なティータイムを楽しむことが出来る。
ちなみに、他の季節限定品は下記のとおり。
- 冬季限定「ふきよせ 冬椿」:甘酸っぱいリンゴや蜜柑などの素材を使用
- 春季限定「ふきよせ さくら」:さくらや桜などの素材を使用
- 夏季限定「ふきよせ ほたる狩り」:日向夏やずんだなどの素材を使用
その時々の旬を満喫できる品々は、まさに至高の逸品。もちろん和紙の様相も、その名にふさわしい仕様になっているので、パッケージから味わい深いものになっている。
ふきよせ 夕暮れ
さて、次に紹介するのは、「ふきよせ 夕暮れ」。夕暮れ時の疲れを癒す一杯と一緒に……、ということで、このクッキーのコンセプトはお酒に合うクッキー。
ひゃっほう、私のような飲んべえにはうってつけの品なのである。
ちなみにこのクッキーの中身、カロリーは501kcalとのこと。素晴らしい素材を贅沢に使うと、このカロリーもある意味当然なのかもしれない。
クッキーの中身はこちら。
- 山葵とチーズのサブレ
- オニオンペッパーサブレ
- 黒胡麻七味山椒チーズサブレ
- 海苔醤油メレンゲ
- 人参クラッカー
- ゴボウ糖衣がけアーモンド
ラインナップを見ていただくとすぐにお分かりになるだろうが、どれも塩気や旨味、辛味などの要素が際立っていて非常に美味しい。私はワインと合わせたが、ビールや日本酒にも合いそうな、オールラウンダ―なおつまみだ。
いうまでもなく、私のイチオシはこの夕暮れである……。笑
ちなみに箱代なしの単品だと、どのふきよせシリーズも1個当たり1,300円(税込)で購入できるので、自分用にもおすすめだ。
店舗情報
これらのお菓子は、アトリエうかいの実店舗では主に東京都と大阪府の数店舗で買うことが出来る。(※2024年12月1日現在:エキュート品川・トリエ京王調布・高島屋京都店・高島屋大阪店・グランスタ東京)
また、うかい亭をはじめとしたうかいグループの飲食店でも一部購入可能のほか、百貨店の一部でも取り扱いがあるとのこと。
ちなみにこれらのお菓子をオンラインショップでも買うことが出来るので、気になった方は是非チェックしてみてはいかがだろうか。
まとめ
アトリエうかいのクッキーは、見た目の美しさだけでなく、味わいや食感、そして素材へのこだわりが詰まった唯一無二の焼き菓子。手土産として渡せば、その場の空気が一瞬で華やぐだろうし、自分用に購入しても、上質なティータイムを楽しむことができる。
特に「ふきよせ」のシリーズは、季節ごとの限定感があり、ギフトにもピッタリ。さらに、塩気の効いた「夕暮れ」のラインナップは、お酒好きにはたまらない品揃えだ。一つひとつのクッキーが丁寧に作られていて、そのクオリティを考えれば価格も納得がいくものだろう。
手土産やちょっとした贈り物を探している人には、ぜひ一度試してみてほしい。贈る相手の笑顔はもちろん、自分もつい笑顔になってしまう。そんなお菓子がここにはある。
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