寒くなってきたこの頃、恋しくなるのは身体が温まるような食べ物。特にコクを感じられるようなオニオングラタンスープは、ごちそうの域に入るだろう。玉ねぎの甘みとチーズのコクが調和し、食卓に特別なひと時をもたらしてくれる。
この記事では、ちょっと素材をこだわるだけで、絶品の味わいに変わるちょっと贅沢なオニオングラタンスープの作り方、素材選びのポイントなどを紹介していきたいと思う。ワインにも合わせたくなるような逸品だ。
オニオングラタンスープとは?その魅力に迫る
オニオングラタンスープとは、薄切りにした玉ねぎをじっくりと炒めて、旨味を引き出したスープにバゲットとチーズをトッピングして、オーブンで焼き上げた料理のこと。実はこの料理の発祥はフランスの家庭料理でありながら、上品な味わいと豪華な見た目から、レストランのメニューでも定番となっている。
オニオングラタンスープの特徴
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玉ねぎの甘みを引き出す
玉ねぎをじっくりと炒めることで、自然な甘味と旨味を最大限に引き出す。 -
チーズとバゲットの絶妙なハーモニー
焼き目がついたチーズとバゲットが、スープの深い味わいをさらに引き立ててくれる。 -
ワインとの相性抜群
赤ワインや白ワインと一緒に楽しむことで、よりいっそう贅沢感を味わうことが出来る。
オニオングラタンスープの材料(2人分)
主な材料
- 玉ねぎ:2個(約400g)
- バター:20g
- にんにく:1片
- 野菜ブイヨン(キューブタイプ):500ml分
- 塩、こしょう:適量
- ローリエ:1枚
- フランスパン(バゲット):薄切り数枚分
- パルミジャーノチーズ:適量
- とろけるチーズ:適量
こだわり食材:淡路島産玉ねぎ
淡路島の玉ねぎは、その甘さと柔らかさで知られており、じっくり炒めると甘みが際立ち、スープの旨味が格段にアップ。普通の玉ねぎでも美味しく作れるが、特別な食感を求めるなら淡路島産が最適だ。
オニオングラタンスープの作り方
1. 材料の下ごしらえ
- 玉ねぎとにんにくを薄切りにする。
2. 玉ねぎをじっくり炒める
- 鍋にバターを入れて中火で熱し、玉ねぎを投入。
- 塩をひとつまみ加え、弱火でじっくり炒める。
- 水を大さじ1~2杯加え、鍋底の焦げ目をこそげ落としながら、玉ねぎが飴色になるまで炒める。
ポイント:飴色になるまでには15~20分程度かかるが、味の深みはココで差が出る!
3. スープを煮込む
- 野菜ブイヨンとローリエを加え、強火で一度沸騰させる。
- 弱火にして10分程度煮込む。
4. 味を整える
- 塩とこしょうで味を調え、味が薄い場合はブイヨンや塩で微調整を。
5. グラタン風に仕上げる
- 耐熱容器にスープを注ぎ、薄切りのバゲットを浮かべる。
- パルミジャーノチーズととろけるチーズをたっぷり乗せる。
6. オーブンで焼く
- 220℃に予熱したオーブンで10分程度焼く。チーズにこんがりと焼き目がついたら完成!
食材選びのコツ:チーズとパンの選択肢
おすすめのチーズ
- パルミジャーノ・レッジャーノ:コクがあり、スープに深みを与える定番。
- グリュイエールチーズ:ナッツのような風味でフランス風に仕上がる。
- チェダーチーズ:まろやかで濃厚な仕上がりに。
バゲットの選び方
- 表面がカリッと焼ける薄切りタイプがおすすめ。厚みがあるとスープの浸透が弱くなるため、程よい薄さが理想。
ワインとのペアリング
オニオングラタンスープは、ワインと楽しむことでさらに特別な一品に。特におすすめのワインはイタリアの赤ワイン、バルベラ・ダスティ。まるでビロードのような柔らかな口当たり。軽やかな酸味とバランスの良いタンニンがぴったり。
まとめ
オニオングラタンスープは、シンプルな素材を使いながらも手間をかけることで贅沢な味わいを楽しめる一品。素材にこだわった甘く濃厚な玉ねぎ、香ばしいバゲット、チーズが織りなす絶妙なハーモニーを、ぜひ一度ワインと一緒に、冬の寒い一日に試してみてほしい。
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