愛知県の観光スポットといえば、どこを思い浮かべるだろうか。
名古屋城に行ったという話はよく聞くし、カフェが好きなら喫茶店巡り、グルメを堪能するなら味噌カツやひつまぶしあたりを楽しむ方もいるのではないだろうか。
さてそんな私が訪れたのは、三種の神器「草薙の剣」が祀られていることで有名な熱田神宮(あつたじんぐう)。
境内を散策したあと、隣接する「草薙館(くさなぎかん)」でなんと刀体験までしてきた。神社仏閣巡りにそこまで興味がない方でも、これはちょっと面白いと思う。
というわけで今回は、「パワースポット×刀」という異色の名古屋旅をレポートしていく。
名古屋のパワースポット・熱田神宮へ
愛知県名古屋市にある熱田神宮は、1900年以上の歴史をもつ由緒ある神社だ。
境内には大楠がそびえ、全国から参拝客が訪れる人気のパワースポットとしても知られている。
神聖な雰囲気の中で心を整えるもよし。
今回のように、刀を振って心を燃やすもよし、、、(笑)
ということで、早速境内での様子を紹介していきたい。
境内の様子と見どころ
境内は広く、見どころも多かった。
入口には立派な鳥居があり、くぐった瞬間に空気が変わるような静けさを感じた。街中にあるとは思えないほどの静けさだ。
進んでいくと、立派な献酒の樽がずらりと並んでいる。
地元・愛知の酒蔵からの奉納が並び、酒好きとしてはつい足が止まってしまった。
ちなみに、国税庁「清酒の製造状況等について(令和4酒造年度分)」の資料によると、愛知県は都道府県の中で6位の生産量だそうだ。
意識したことはなかったが、確かにたまり醤油や白醤油、八丁味噌などの発酵食品の名産品も多く、醸造技術は発展してるだろう。
そしてこの献酒エリアの隣には、樹齢1000年ともいわれているご神木の大楠が。
お分かりいただけるだろうか。見上げているだけで清められるような感覚……。海外の観光客の方々からも大人気だった。
そして、本殿でお参りをさせていただく。
平日の昼にお参りしたにもかかわらず、参拝客でいっぱいだ。
さすが、有名なパワースポットで知られているだけある……!
草薙館で刀体験!
参拝を済ませたら、熱田神宮に隣接する「草薙館」へ。
こちらは、刀剣の展示がメインで、写真撮影も可能だが、なんと実際に模擬刀を手に取って体験できるコーナーがある。
しかも、ただの展示体験ではなく、重さもリアルサイズ。これを振っていたと思うと驚いてしまう。
脇指(約0.7m・0.8kg)
最初に触れたのは脇指。そこまで長くないけど、しっかり重い。
これを腰に差して生きてた時代って、すごいなあと思わずにはいられない。
刀(約1m・1.2kg)
一番バランスが良く、持ちやすさも抜群。アクリル板の制約の中で振るのだが、気分は剣士。
剣豪たちはこのサイズを振りぬくのか……凄いの一言。
鍛えていても女性ではなかなか厳しい。
大太刀・千代鶴國安(約2.67m・8kg)
問題のラスボス、大太刀。重い、長い、しんどい。
2.67mなんて長さもさることながら、持ち上げるのもギリギリで、振り回してた武士、マジでどうかしている……。
と思ったら、この武器を扱っていた真柄十郎左衛門は210cmもの身長があり、やはり体格が良かったようだ。
重さは8kgもあるというのだから、それに当たったらひとたまりもないだろうな……、、、。
RPGの世界がリアルに感じられる、そんな貴重な体験だった。
アクセスと公式サイト
熱田神宮は、観光で回るにはアクセスも抜群の場所にある。
住所:愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1
最寄り駅:名鉄「神宮前」駅 徒歩3分(JRや地下鉄でも行ける)
熱田神宮 公式サイト:https://www.atsutajingu.or.jp/
草薙館 公式ページ:https://www.atsutajingu.or.jp/houmotukan_kusanagi/index.php
◎拝観料金
・草薙館単館券:大人500円、小中学生200円
・宝物館共通券(※共通券の最終頒布は15時30分): 大人800円、小中学生300円
※宝物館での特別展等開催時の共通券拝観料金は変更される場合があるとのこと。
開館時間:午前9時から午後4時半まで(最終入館は午後4時まで)
まとめ
神社としての歴史や格式だけでなく、刀に触れるという非日常体験までできてしまう熱田神宮&草薙館。
「名古屋って何あるの?」と聞かれたら、私はこう答えたい。
「刀、振ってきたよ。」
歴史好きも、観光初心者も、気軽に楽しめるおすすめスポットなので、興味がある方は是非行ってみてほしい。
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