右手にはワインを、左手にはビールを。

美味しいの裏側には、作り手のストーリーがある。Googleレビュー上位5%の酒好きが綴る食と酒のノンフィクション。

赤坂で本格タイ料理!『チャンロイ kaaw』のガイヤーンが衝撃クオリティだった件

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赤坂・六本木一丁目エリアといえば、洒落た店が立ち並ぶ“大人の街”という印象があるが、実は本場の味を気軽に楽しめるタイ料理専門店もあるのだ。

その名も『チャンロイ kaaw 赤坂アークヒルズ店』。

現地シェフ監修、本場のハーブ&スパイスを使いつつ、日本人にも合うよう絶妙に調整された“本格タイ料理店”。

看板料理「ガイヤーン」をはじめ、おつまみになるメニューやヘルシーな米「カオ・ライス・ベリー」なども揃い、ランチにもディナーにも使える一軒だ。

場所はアークヒルズ森ビル3F、六本木一丁目駅から徒歩5分というアクセスの良さも魅力。

今回は定番のトムヤムクン、ガパオライスから、通好みのソムタム・プーパラまで幅広くオーダー。

「これはぜひ食べてほしい!」というメニューと一緒に、お店の魅力を余すところなく紹介させていただきたいと思う。

※本記事は『チャンロイ kaaw 赤坂アークヒルズ店』様よりお食事提供いただいた上で執筆しています。 記事内容はすべて実際の体験に基づき、正直な感想をお伝えしています。

チャンロイ kaawとは?赤坂で本場シェフ監修のタイ料理を味わえるお店

チャンロイ kaaw 赤坂アークヒルズ店の店舗外観。アーク森ビル3Fにある本格タイ料理店の入り口

アークヒルズ森ビル3F、赤い看板が目印。テイクアウト用コーナーもあり、ランチ惣菜の購入も可能

タイ語で「チャン=象」「ロイ=100」を意味する店名「チャンロイ」。

そのニュアンスは直訳すると“100頭の象”だが、実はもっと深い思いが込められていた。

タイでは象は“最も尊い存在”とされており、店名には「尊いものがたくさん集まった場所でありたい」という願いが込められているそう。

現地シェフの技術、食材、そしてお店を支えるスタッフたち。

そのすべてに敬意を払いながら、“タイの尊さ”を日本でも広めたい——。

そんな温かいコンセプトでつくられたお店だ。

店内に飾られた象のぬいぐるみとタイ国旗。チャンロイ kaaw の“象×100”という店名の由来を象徴するディスプレイ

店名“チャンロイ”はタイ語で「象」と「100」の意味。入口ではカラフルな象のぬいぐるみが迎えてくれる

本場のシェフ監修のもと、タイ料理の定番はもちろん、日本ではあまり見かけないような本格イサーン料理(タイの東北地方料理)などにも挑戦されているのが非常に印象的。

また、日本の契約農家から届くこだわり野菜を使っているのも、安心感やヘルシーさを気にしている方にとっては特に嬉しいポイントではないだろうか。

アーク森ビル3Fにある店舗は、木目調の空間で、女性同士や一人ランチにも安心して入れる雰囲気。

テーブルにはナンプラーやチリパウダーなどタイ料理らしい調味料がセットされており、セルフで味変が楽しめるスタイル。

カトラリーは清潔にまとめられていて、気取らず食事できる。

卓上にはナンプラー・酢・唐辛子・チリパウダーなどタイ料理ならではの調味料が常備。好みで辛さや香りをプラスできる。

チャンロイ kaaw 赤坂アークヒルズ店の卓上調味料セット。ナンプラーやチリパウダーなど味変できるタイ式スタイル

名物「ガイヤーン」|パリッ、ジューシーの理想形!回転式グリルの魅力

チャンロイ kaaw 赤坂アークヒルズ店の名物ガイヤーン。丸鶏を回転式グリルで焼き上げた本場イサーン式のタイ風ローストチキン

特注グリルで丸鶏をじっくり焼き上げた看板メニュー「ガイヤーン」。皮パリ・中しっとりの絶妙な食感!

 

まずご紹介するのが、看板メニューでもあるガイヤーン(タイ風ローストチキン)

店内に設置された専用の“回転式グリル”で、丸鶏をじっくりと焼き上げるスタイルがこのお店のこだわり。

ハーブとスパイスにしっかりと漬け込み、ゆっくりと回しながら焼くことで、余分な脂を落としつつも肉汁はしっかりキープ

レモングラス、バイマックル(こぶみかんの葉)、パクチーの種などのハーブを使用しているそうで、爽やかな風味がつけられていることが分かる。

絶妙な火入れで、皮はパリッ、中はしっとりと柔らかい。

1羽(税込3,180円※以降全て税込価格にて表記)、1/2羽(1,580円)、1/4羽(880円)の3種類のサイズから選ぶことが可能。

今回は1/2羽のサイズでオーダーしたのだが、それでもかなりボリューミー。

自家製のナムチム(つけダレ)につけると、ほどよい酸味と辛さが加わって最後まで飽きずに楽しむことが出来る。

ガイヤーンと相性抜群の自家製ナムチム。ナンプラー・ライム・青唐辛子を使ったタイ式つけダレ

本場レシピで作られたナムチムは、ナンプラーの旨みとライムの酸味がクセになる味!ガイヤーンにたっぷりつけて◎

ちなみににお店おすすめの本場の食べ方は、ガイヤーン × ソムタム(青パパイヤサラダ) × カオ・ニャオ(もち米)とのこと。

現地の食卓を追求したい方は、一度試してみても良いかもしれない。

「トムヤムクンヌードル」|辛さ×コクの黄金バランス

チャンロイ kaaw 赤坂アークヒルズ店のトムヤムクンヌードル。エビとパクチーがのったクリーミー仕立ての本場タイ式スタイル

ココナッツミルク入りでまろやかなトムヤムクンヌードル。レモングラスの香りとぷりぷりの海老が贅沢な一杯。

お次はトムヤムクンヌードル(1,280円)。

「辛いだけじゃない、深みのある味わい」という言葉がぴったりな一皿。

ココナッツミルクのほどよいクリーミーさが加わって、日本人にも食べやすい親しみのある味わい

  • エビがごろごろたっぷり

  • レモングラスの香りが鼻に抜ける

  • もやしはシャキシャキの食感でアクセントに

ピリ辛ながら、舌に残る辛味とココナッツのやさしさの対比がクセになり、気づいたころには、スープを全部飲み干していたという恐ろしい一品だ(笑)。

人気No.1の「ガパオライス」|粗挽き肉×インゲンで食感も◎

目玉焼きがのった本格タイ料理のガパオライス。鶏ひき肉炒めとライス、サラダ付き。

たっぷりのバジルと鶏ひき肉を甘辛く炒めたガパオに、カリッと揚げ焼きの目玉焼きがオン!ご飯と混ぜて食べると一気に本場の香りが広がる一皿。

お次はこちらのお店人気No.1というガパオライス(1,280円 / 激辛1,400円)。

チャンロイのガパオは、粗挽き肉と輪切りにした青インゲンの組み合わせがポイントだ。

ナンプラーをきかせた味付けはしっかりとしたコクがあり、香り高く食べごたえも抜群。

卵のとろ~り黄身と合わせて食べると、一気にごちそう感UPである。

半熟の目玉焼きとガパオを一緒にすくったアップ写真。タイ料理の香りと旨味が伝わるワンショット。

ガパオ×とろ~り目玉焼きの最強コンビ。黄身が絡むと辛さと旨みがまろやかに変化して、もうスプーンが止まらない。

タイの発酵文化を味わう「ソムタム・プーパラ」

発酵ガニが入った本格タイ式青パパイヤサラダ「ソムタム」。千切り野菜とトマトをナンプラーとライムで和えた爽やかな一品。

シャキシャキの青パパイヤに、発酵ガニの旨みをまとわせた本場スタイルのソムタム。甘み・酸味・辛み・塩気が一皿に共存する、タイ通が唸る味!

そしてこちらがソムタム・プーパラ(880円)。

青パパイヤのサラダ“ソムタム”に、発酵保存された沢蟹「プーパラ」を加えた現地スタイルの上級者向けメニュー

カニの出汁の旨味がじんわり広がり、青パパイヤとレモンの爽やかさが重なる“通好み”の一皿。

ちなみにカニをそのままいただくと、かなり塩っ辛い(笑)。

しかしシャキシャキとした青パパイヤの食感、ナンプラーの旨味とほのかな塩味、レモンの酸味がクセになる美味しさ。

確かに本格派におすすめのメニューだ。

ベトナム風揚げ春巻き「ボ・ピア・トート」|軽やかな前菜

タイ料理の定番おつまみ「ポーピアトート(揚げ春巻き)」の写真。春雨や野菜が詰まったサクサク食感のタイ式春巻き。

外はカリッ、中は春雨がぎっしり。軽い食感で、前菜にもおつまみにもぴったりなタイ風揚げ春巻き。

お次はおつまみとしても優秀なボ・ピア・トート(1本480円)。

こちらはベトナム風春巻きをタイ風にアレンジしたメニュー。

ライスペーパーの薄い皮を油で揚げたパリパリ食感が面白く、春雨や野菜の軽さが絶妙。

一口目からハーブが香り、揚げ物なのに油っこくない、サッパリ系の揚げ物となっている。

ちなみに「春巻き」というとベトナム料理のイメージが強いかもしれないが、タイにも“ポーピア”と呼ばれる春巻き文化があり、特に揚げ春巻き=ポー・ピア・トートはタイ料理店の定番前菜なのだそうだ。

タイ発スーパーフード「カオ・ライス・ベリー」とは?

タイ産スーパーフード米「ライスベリー」。紫黒色で栄養価が高く、もちもち食感が特徴。

美しい紫黒色が特徴の「ライスベリー」。白米よりGI値が低く、ビタミン・ポリフェノールが豊富なタイ発スーパーフード米。

こちらはカオ・ライス・ベリー(300円)。

「カオ」はご飯、「ライスベリー」はタイ独自に開発された紫色の玄米品種の名前だ。

ジャスミンライスと黒米を掛け合わせて誕生したタイ発のスーパーフード「ライスベリー」。
ポリフェノールをはじめとする抗酸化成分が豊富に含まれ、現地では“美容米”としても人気が高いのだそう。

今回初めていただいたが、ぷちぷちとした噛みごたえと、ほんのりもちっとした食感がクセになる。

香ばしいガイヤーンとの相性も良く、白米とはまた違った満足感があった。

低GIで血糖値の上昇がゆるやかという点でも注目されており、「ヘルシーにタイ料理を楽しみたい」という方にはまさにぴったりのサイドメニューである。

絶品デザート「ココナッツアイス」|ピーナッツ香る極上の口どけ

タイ料理店のデザート「ココナッツアイスクリーム」の写真。香ばしいピーナッツがトッピングされた濃厚でさっぱりした人気スイーツ。

食後にちょうどいい、甘さ控えめのココナッツアイス。ココナッツミルクのまろやかさ×ローストナッツの香ばしさがクセになるひんやりデザート。

デザートはお店イチオシメニューのココナッツアイス(シングル320円/ダブル560円)をオーダー。

ココナッツアイスはタイ料理屋の締めの定番で、タイでは「アイスクリーム・ガティ」と呼ばれ、屋台でも人気の国民的スイーツ。

乳脂肪の代わりにココナッツミルクを使っていることで、まろやかなのに後味がすっきりしていて、食後の余韻にぴったり。

アイスの舌触りは驚くほどに滑らかで、思わず驚いてしまったほど。

またトッピングの砕いたピーナッツが香ばしく、風味と食感のアクセントになっているのも非常に面白かった。

個人的にかなりオススメしたい一品だ。

ドリンクはタイビールからワインまで幅広く対応

タイの人気ビール「チャーン」と「シンハー」を注いだグラス。スパイシーなタイ料理に相性抜群のすっきり系ラガー。

タイビールといえばこの2本!辛みのあるタイ料理には、軽快な飲み口のチャーン&シンハーがよく合う。

今回いただいたお酒は下記の通り。

  • チャンビール(638円)

  • シンハービール(638円)

  • レモンサワー(528円)

  • グラスワイン(528円)

香り高くスパイシーなタイ料理には、軽やかな飲み口のタイビールがぴったり。

他にワインやサワー、カクテルや梅酒、ウイスキーなども揃っていて、料理のテイストに合わせた選択肢があるのも嬉しいポイントだ。

ちなみにソフトドリンク(すべて388円)にはマンゴージュースやココナッツジュース、タイミルクティーなど、タイ料理屋らしいラインナップが用意されている。

店舗情報|営業時間・アクセス・テイクアウト情報まとめ

チャンロイ kaaw 赤坂アークヒルズ店

住所:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル3F(六本木一丁目駅から徒歩5分)

TEL:03-6426-5703

営業時間:

平日 11:00〜15:00(LO 14:30)/17:00〜22:00(LO 21:30)

土曜 11:00〜20:00(LO 19:30)

日曜・祝日 定休

支払い方法:現金、クレジットカード、電子マネー、QR決済

テイクアウト対応:お弁当・惣菜あり(平日17時~21時20分、土曜日11時~19時20分)、Uber Eatsからもオーダー可能

まとめ|赤坂で“タイ旅行気分”を味わえる一軒

ガイヤーン、トムヤムクン、ガパオ、ソムタム、ライスベリーなど、一皿ごとに“本場らしさ”と“日本人の舌に合う工夫”の両方を感じられる『チャンロイ kaaw 赤坂アークヒルズ店』。

特にガイヤーンは回転式グリルで仕上げられる唯一無二の逸品。

ランチでも、夜ご飯でも、タイ旅行に行く前にも、行った後にもおすすめできるお店。

  • 赤坂で本格タイ料理を探している人
  • 辛さ控えめで食べやすいタイ料理が好きな人
  • おしゃれ&ヘルシー指向なお店が好きな人

こんな方にぴったりのお店だった。
私も次回はガイヤーンとソムタムの組み合わせで、もち米セットを楽しんでみたいなと思う。

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食いしん坊ライター らむこの顔写真

この記事を書いた人:らむこ

おいしいものと人の温かさを探して、あちこち食べ歩いています。
レビュー歴10年以上、Googleレビューでは全国上位5%のレビュアーとして活動中。ブログやSNSでは、料理の味だけでなく、空間や人柄、ちょっとした気づきまで伝わるようなレポートを心がけています。
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