右手にはワインを、左手にはビールを。

美味しいの裏側には、作り手のストーリーがある。Googleレビュー上位5%の酒好きが綴る食と酒のノンフィクション。

胡麻せんべい食べ比べ!パリッとごませんとミニ多胡麻、どっちが美味しい?

にほんブログ村 酒ブログ 海外ビール・地ビールへ
にほんブログ村

皆さんは、胡麻せんべいはお好きだろうか。何を隠そう私は無類の胡麻せん好きで、お菓子はあまり買うことが無くても、胡麻せんなら買う……、それくらいには好きである。

さて、そんな私が、お酒のおつまみに胡麻せんべいを買おうとしたところ、2種類の胡麻せんべいが用意されていることに気づく。

どちらを買おうかと考えていたら、ふと気づいたことがあり、2種類を食べ比べすることに。

今回は、そんな胡麻せんべいの食べ比べレポートについて書いていきたいと思う。

胡麻せんべいの食べ比べをしようと思った理由

胡麻好きによる本気の比較が、始まる!

亀田製菓のパリッとごませんとカネフク製菓のミニ多胡麻

亀田製菓のパリッとごませんとカネフク製菓のミニ多胡麻

今回比較するのは、ファミリーマートのPBであるファミマルの「パリッとごません」、カネフク製菓の「ミニ多胡麻」。

多胡麻せんべいは119円、パリッとごませんは153円

多胡麻せんべいは税抜119円、パリッとごませんは税抜153円

胡麻せんべいには目がない私。

ファミリーマートにあるかな~?と探していたところ、2種類の胡麻せんべいを発見。

はた、と見てみると税抜119円税込153円と、少し差があるようだ。

なんとなく内容量が気になり、裏を見てみると、40gと42gでほぼ差がない模様。

 

この値段の差は、いったい……!?

と興味が出てきたので、どうせなら両方買って食べ比べてみたらいいじゃない?と思い至った。

 

いざ実食!2種類の胡麻せんべいを比較

見た目の違いをチェック

ということで、家に帰って2種類の胡麻せんべいをお皿に出してみることに。

向かって左が「パリッとごません」で、右が「ミニ多胡麻」。

色味の濃さや形もかなり異なっている

色味の濃さや形もかなり異なっている

パリッとごませんは六角形なのに対し、ミニ多胡麻は円形をしている。また、色味はミニ多胡麻の方が濃いように見て取れる。醤油感が強いのかな?

実際に食べてみた味の違い

厚さも異なるので、食感にも違いが

厚さも異なるので、食感にも違いが(上が多胡麻、下がパリッとごません)

いざ食べてみると、食感からかなり異なっていた。

パリッとごませんは薄いので、まさに商品名の通りのパリッと感が気持ちよく、バクバク食べられてしまう。なんと危険な……食べすぎ注意だ。

また胡麻せんべいといえば、当たり前だが胡麻の味が前面に出そうなものだが、これは胡麻の味を感じつつ、甘みを感じるのがかなり特徴的だ。

ごませんとしてより、煎餅全体として見ても美味しいというか、胡麻好きでなくても、多くの人が美味しい!と言いそうな味わいだと感じた。

 

一方のミニ多胡麻は、厚みがあるので、ボリボリと1個を噛みしめて味わうような食べ方になる。

また、生地に黒胡麻が50%配合されているこの多胡麻は、名前の通りの胡麻の味の濃さが感じられる。胡麻好きな私にはかなり好みの味わいである。

どちらも美味しいのには変わりないのだが、かなりテイストには差があることが分かった。

ということで、この味の差について考えてみるために、原材料と栄養成分表示を見てみることに。

原材料と栄養成分から味の差を分析

パッケージの裏で内容を確認してみると……?

パッケージの裏で内容を確認してみると……?

味比べしたところで、改めてパッケージの裏をじっくり見直すことに。

まずはパリッとごませんだ。こちらはファミリーマートと亀田製菓が共同開発した商品とのこと。

 

パリッとごませんの原材料は下記の通り。

うるち米(米国産)、ごま、植物油脂、砂糖、粉末しょうゆ、食塩、たん白加水分解物、植物性乳酸菌末(殺菌)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、植物レシチン、香料甘味料(ステビア)

また、栄養成分表示は1袋(42g)あたりで、

エネルギー197kcal、たんぱく質4.2g、脂質7.9g、炭水化物28.0g(うち糖質26.6g・食物繊維1.4g)、食塩相当量0.5g、カルシウム105mg、鉄0.7mg、マグネシウム34mg

となっている。

 

一方のミニ多胡麻の原材料は下記の通り。

うるち米(国産)、黒胡麻、醤油、砂糖、魚醤だし(魚醤、かつお節、昆布エキス、酵母エキス)/増粘剤(加工でん粉)、調味料(アミノ酸等)

また、栄養成分表示は1袋(40g)あたりで、

エネルギー187kcal、たんぱく質5.6g、脂質8.9g、炭水化物22.2g(うち糖質19.7g・食物繊維2.5g)、食塩相当量0.5g、カルシウム232mg、鉄2.1mg

 

こうしてみると、かなり異なる点があるようだ。

原材料の差をまとめてみると、まず「パリッとごません」は、米国産のうるち米を使用し、砂糖が粉末しょうゆより多い、甘じょっぱい味付け

そこに植物性乳酸菌末やステビアなども加わり、パリッと軽やかでスナック感のある味わいに仕上がっているようだ。

実際に食べて感じた通り、胡麻はほんのりと香る程度で、胡麻の主張よりも全体のバランス重視といった印象。

一方の「ミニ多胡麻」は、国産米+黒胡麻50%配合という、まさに胡麻好きのための胡麻せんべい

醤油や魚醤だし、かつお節・昆布エキスといった旨味のある調味料が使われており、しょっぱさと香ばしさが際立つ、噛みごたえのある仕上がりだ。

 

そして栄養成分から見ても、パリッとごませんは糖質が高め、ミニ多胡麻はたんぱく質や鉄、カルシウムが高めと、まさに“胡麻の栄養が活きている”印象だ。

比較項目 パリッとごません ミニ多胡麻
米の産地 米国産 国産
胡麻の配合 ごま(記載量不明) 黒胡麻50%配合
味の傾向 軽め・甘じょっぱい 香ばしい・しょっぱめ
栄養の特徴 糖質・マグネシウム高め たんぱく質・鉄・カルシウム高め
食感 パリパリと軽い ボリボリと噛みごたえあり

 

こうしてみると、値段の差こそ多少あるものの、どちらが優れているというよりも、完全に好みやシーンによって使い分けるべき商品であることが見えてくる。

まとめ|胡麻せんべい食べ比べの結論は?

今回の食べ比べを通じてわかったのは、同じ「胡麻せんべい」というカテゴリでも、味や食感、栄養面まで驚くほど違いがあるということ。

  • パリッとごませんは、軽くて甘じょっぱい味わい。
    スナック感覚で気軽に楽しめる胡麻せんべい。
  • ミニ多胡麻は、胡麻の風味が濃厚で食べごたえあり。
    おつまみや、胡麻好きさんにぴったりな本格派。

万人受けする軽快さを求めるなら「パリッとごません」、素材の味をしっかり感じたいなら「ミニ多胡麻」がおすすめだ。

ちょっとしたおやつに、あるいはお酒のお供に。

ぜひあなたにも、2つの胡麻せんべいを楽しんでみてほしい。

 

▽オススメ過去記事

www.cheers-winebeer.club

www.cheers-winebeer.club