右手にはワインを、左手にはビールを。

美味しいの裏側には、作り手のストーリーがある。Googleレビュー上位5%の酒好きが綴る食と酒のノンフィクション。

無農薬エディブルフラワーが咲くテーブル──立川「アシメトリィ」美食ランチ体験

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立川駅北口から徒歩5分。食べログやGoogleレビューで高評価のフレンチレストランを探して歩き回っていたところ、偶然出会った一軒の店があった。

その名も「アシメトリィ(L’asymétrie)」。

立川エリアでも注目度の高いモダンフレンチレストランのひとつだ。

店名の「アシメトリィ」はフランス語で「非対称」を意味し、伝統的なフレンチの技法に、遊び心や発酵を取り入れたモダンフレンチを提供しているのが特徴。

自家製のエディブルフラワーが彩るサラダや、個性的で美しい食器に載せられた料理の数々は、味だけでなく視覚的にも楽しめる一皿ばかり。

今回はそんな立川エリア注目のフレンチレストラン「アシメトリィ」を詳しくご紹介させていただきたい。

「アシメトリィ」のこだわりとは?

グレーのテーブルに置かれたシンプルなグラスとカトラリー。グラスの影が美しく広がり、アシメトリィの世界観を感じさせるテーブルセッティング。

ひとつひとつの食器が、さりげなく“アシメトリィ”を体現していて面白い。 水の影まで美しく見える、このグラスもそのひとつ。

アシメトリィの大きな特徴のひとつが「自家栽培の無農薬エディブルフラワー」の使用。
店の裏で育てられた花は、当日収穫し、そのまま皿へ。だからこそ、食べられる花本来の香りや色彩が生き生きと表現される。

さらに、全国から届く厳選食材も魅力。

地元・立川食材はもちろん、シェフが信頼する生産者から取り寄せた旬の野菜や鮮魚、そして自家製調味料やスパイス、発酵・熟成の手法などを駆使して、非対称=アシメトリィな世界観に落とし込む。

そして、火入れにもこだわりが。肉同様魚介に関しても、食材ごとの最適な温度や脂の状態を見極め、オーブンやバーナーを組み合わせて仕上げているのだそう。

そのこだわりを、今回のランチをいただくことに。

アシメトリィのランチコースを実食!立川フレンチで味わう6品×ワインペアリング

この日は、ランチコースB(全6品・5,300円税込)を選択。

さらに、料理に合わせたワインペアリング4杯(+6,800円税込)をお願いし、合計12,100円。

立川のモダンフレンチ『アシメトリィ』で提供された、テーブルに置かれたシャンパーニュのボトルと、注がれたフルートグラス。ランチコースのペアリング1杯目として提供されたスパークリングワイン。

ペアリング1杯目は泡から。優しいアタックと繊細な気泡で、コースの始まりにちょうどいい。

コース内容は下記の通り。

  • 自家栽培エディブルフラワーのサラダ仕立て
  • 北海道ブランド鮭のコンフィ
  • 冬瓜のスープ(ゆず胡椒オイル)
  • メイン(牛フィレ肉・ソース・ヴァン・ルージュ)
  • ダージリンムース×シャインマスカット×かぼすゼリー
  • コーヒー/紅茶+小菓子

自家栽培エディブルフラワーのサラダ仕立て

立川のモダンフレンチ『アシメトリィ』で提供された、食用花と数種類のリーフ野菜を盛り付けたサラダプレート。花の下には鶏のコンフィとリコッタチーズソースが隠れており、彩りと味の層を楽しめる前菜。

食べられる花で彩るサラダ前菜。下には鶏コンフィとリコッタが隠れてる贅沢仕立て。

運ばれてきた瞬間、思わず「ほぅ……。」とため息が出るほどの華やかさ。

自家栽培の無農薬エディブルフラワーを使った、まさに食べられるブーケのような前菜。

可憐な花びらの下には、鶏のコンフィとリコッタチーズソース。

花の繊細な香りと旨みのある鶏肉が重なり、ナイフを入れるのが惜しくなるような一皿。

エグみなどもなく、美味しくいただいてしまった。

北海道ブランド鮭のコンフィ

立川のモダンフレンチ『アシメトリィ』で提供された、黒いプレートに盛り付けられた北海道ブランド鮭のコンフィ。炭火の香りをまとわせ、赤しそのソースとモロヘイヤのピュレを添えた前菜。鮭の身がほんのりレアで、美しく仕上げられている。

炭の香りをまとわせた北海道ブランド鮭のコンフィ。ねっとりとした旨みに、赤しそソースとモロヘイヤのグリーンが重なって、ひと皿の中に“和とフレンチ”が同居する一品。

2品目は、鮭のコンフィ。モロヘイヤと赤しそのソース、そして炭の香りをまとわせて仕上げたひと皿。

赤しそジュレソースの透明感になんとも心をくすぐられる。

一口食べると、鮭の脂がしっとり生きたまま、ほろりとほどける食感が。

モロヘイヤの粘りと赤しその爽やかさが重なり、素材の個性と繊細さがバランスよく響き合っていく。

立川のモダンフレンチ『アシメトリィ』で提供された、アルザス産オレンジワイン「Gustave Lorentz Qui l'eût cru ?」のボトルと、注がれたワイングラス。コース料理の2杯目として提供されたペアリングワイン。

2杯目は“飲みやすい系オレンジワイン”。ボトルのポップさと味わいのギャップが最高。

合わせられたオレンジワインのペアリングも秀逸で、個性的なラベルとは裏腹に、味わいは繊細。

軽いタンニンと果実味が炭の香りとよく馴染む、橋渡しの一杯。

 

パンもただ添えられるだけではなく、銅のプレートと球体バターケースで提供されるこだわりぶり。

一つ一つの食器がまたカッコいい。

立川のモダンフレンチ『アシメトリィ』で提供された、銅色のプレートに自家製パンとバターナイフ、横には球体のバターケースが置かれたテーブルセッティング。香ばしく焼かれたパンがコースの合間に提供される。

銅色のプレートに自家製パンとバターナイフ、横には球体のバターケースが置かれたテーブルセッティング。香ばしく焼かれたパンがコースの合間に提供される。

冬瓜のスープ(ゆず胡椒オイル)

立川のモダンフレンチ『アシメトリィ』で提供された、冬瓜と鶏出汁を使った白いポタージュ風スープ。中央にオイルと低温調理した冬瓜が添えられているミニマルな一皿。

冬瓜のやさしい甘みが、ふわっと溶けるスープ。コースの中締めにぴったりの、余白を感じる味。

お次はスープ。9月頭に伺ったこともあり、夏の終わりを感じさせる一皿。

冬瓜のなめらかさに、ゆず胡椒オイルを落とし、最後にゴーヤを添えたスープ。口に入れると、ほんのりとした渋みと柑橘の香りが広がる。

 

こちらに合わせていただいたワインが、ドイツのソーヴィニヨン・ブラン。レモングラスのような爽やかな香りと、キュッと締まる酸味が心地よい。

立川のモダンフレンチ『アシメトリィ』で提供された、ドイツ・バーデン産「KILIAN HUNN ソーヴィニヨン・ブラン 2022」のボトルと白ワイン。鮭料理の後、冬瓜のスープへ繋ぐペアリングとして提供された一杯。

鮭の余韻を落ち着かせて、冬瓜スープへ橋渡ししてくれるソーヴィニヨン・ブラン。柑橘とハーブがふわっと立つ、キレのある1杯。

牛フィレステーキ ソース・ヴァン・ルージュ

立川のモダンフレンチ『アシメトリィ』で提供された、ロゼ色に火入れされた赤身肉のロースト。葉野菜と根菜を添え、軽いソースで仕上げたメインディッシュ。

火入れが美しすぎたメイン。赤身の旨みと葉野菜の苦味が、想像以上に相性◎

 

そしてメインには、火入れが美しすぎる牛フィレが登場。

断面は濃いピンクで、肉汁を内側に閉じ込めた絶妙な焼き加減。ソースは赤ワインベースで仕上げた、シンプルで上品なスタイル。

付け合わせはオクラやズッキーニ、ツルムラサキなど、その時期の旬の野菜が添えられていた。

赤ワインのペアリングはチリのピノ・ノワール。

がっちりし過ぎない円やかさのあるタンニンで、フィレの旨味を優しく引き立ててくれた。

立川のモダンフレンチ『アシメトリィ』で提供された、チリ・トライゲン産ピノ・ノワール「Baettig」とワイングラス。赤身肉のメイン料理に合わせたペアリングワイン。

赤身肉にチリ・ピノの万能感。スパイスと果実味のバランスがちょうどいい。

ダージリンムース×シャインマスカット×かぼすゼリー

立川のモダンフレンチ『アシメトリィ』で提供された、ダージリンムースにシャインマスカットとかぼすゼリーを重ねたデザート。白い器に盛り付けられた爽やかな一皿。

ダージリンの香りをまとわせた軽やかなムースに、 瑞々しいシャインマスカット、仕上げにかぼすゼリー。

デザートは、ダージリンムースにシャインマスカットを合わせ、かぼすゼリーをかけて、口の中で鮮やかに香りが広がる清々しい締めくくり。

食事のフィナーレにふさわしい一皿で、軽やかな甘さと酸味のコントラストが印象的。ダージリンとマスカットの相性の良さを改めて感じさせていただいた。

 

食後には、一口サイズの焼き菓子とコーヒーが。

湯呑みで提供される味わい深いコーヒーは深煎り寄りで、香りにまろやかさがあり、ワインの後でも心地よくいただけた。

コースの余韻を邪魔しない控えめな締めくくり。

立川のモダンフレンチ『アシメトリィ』で提供された、コース料理の締めとして提供されたコーヒーと一口サイズの焼き菓子。

食後には、自家焙煎コーヒーと一口サイズの焼き菓子。最後まで“静かな余白”を感じさせる締めくくりでした。

アシメトリィのアクセス・営業時間・予約方法

住所:東京都立川市曙町1-28-10 ウエストウイング1F(JR立川駅・立川北駅から徒歩5分)

営業時間:
ランチ|11:30〜15:00(L.O.14:00)
ディナー|17:30〜22:00(L.O.21:00)
定休日|月曜

TEL:042-842-4424

予約方法:食べログでの予約はこちら

デート・ご褒美ランチなど、ゆっくり食事したい時に特におすすめ。

立川エリアで「記念日ランチ」や「おしゃれなモダンフレンチ」を探している方にもぴったりの一軒となっている。

まとめ:五感で楽しむ立川フレンチ

自家栽培の花、バランスの取れた火入れ、素材との対話を活かした一皿など、どの料理にも「料理を通して美しさと楽しさを届けたい」というシェフの姿勢を感じたお店。

店内は全体的に落ち着いた雰囲気で、カトラリーや食器も含めて上品。席間も適度に取られているため、ゆっくりと時間を楽しむことができる。

立川で優雅なランチタイムを過ごしたい人に、ぜひおすすめしたい。

 

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食いしん坊ライター らむこの顔写真

この記事を書いた人:らむこ

おいしいものと人の温かさを探して、あちこち食べ歩いています。
レビュー歴10年以上、Googleレビューでは全国上位5%のレビュアーとして活動中。ブログやSNSでは、料理の味だけでなく、空間や人柄、ちょっとした気づきまで伝わるようなレポートを心がけています。
日々の食がちょっと楽しみになるような、そんなヒントをお届けできたらうれしいです。