右手にはワインを、左手にはビールを。

美味しいの裏側には、作り手のストーリーがある。Google飲食店レビュー1,000万回閲覧の酒好きが綴る食と酒のノンフィクション。

The CHOYA FLIGHT 利き梅酒セット|3種飲み比べレビュー&おすすめペアリング【約600円】

にほんブログ村 酒ブログ 海外ビール・地ビールへ
にほんブログ村

The CHOYA FLIGHT 利き梅酒セットのパッケージ。熟成1年・熟成3年・至極の梅(実入り)の小瓶3本入り

The CHOYA FLIGHT 利き梅酒セット。梅の花柄のパッケージも可愛く、ちょっとしたギフトにも。

「梅酒なんてどれも同じでしょ?」

そう思っていた時期が私にもあった。

だが、元酒バイヤーとして数千種類の酒をテイスティングしてきた身として言わせてもらうと、梅酒の世界は思っている以上に奥が深い。熟成年数やブレンドの違いで、味わいはまったく別物になる。

そんな梅酒の奥深さを、たった約600円で体験できてしまうのが「The CHOYA FLIGHT 利き梅酒セット」だ。

今回は3種を実際に飲み比べながら、味の違い・おすすめの飲み方・相性抜群のおつまみまでレビューしていく。

The CHOYA FLIGHT 利き梅酒セットとは?

3本の中身と価格

The CHOYA FLIGHT #利き梅酒セットは、チョーヤが世界に誇る本格梅酒「The CHOYA」シリーズの3種を少量ボトルで飲み比べできるテイスティングセット。

セット内容は以下の3本。

  • The CHOYA SINGLE YEAR(熟成1年)60ml/アルコール15%
  • The CHOYA AGED 3 YEARS(熟成3年)60ml/アルコール15%
  • The CHOYA 至極の梅(梅の実入り)50ml/アルコール14%

いずれも原材料は紀州産南高梅・糖類・酒精のみ。酸味料・香料・着色料は一切使用していない本格梅酒だ。

希望小売価格は540円(税別)。実勢価格は約600円前後で、コンビニや酒販店でも手に入る。


 

「FLIGHT」の意味、知ってる?

商品名に使われている「FLIGHT(フライト)」は、実は飛行機のフライトではない。アメリカなどでは20世紀後半から、ワインやビールの「数種類の試飲セット」をFlightと呼ぶ文化が定着している。

語源には諸説あるが、Flightには「同類のものの一群(Group of things)」という意味があり、よく似たものをグループにして比較する行為を指すようになったとされている。

ちなみにこの商品名は、チョーヤの梅酒カクテル専門店「The CHOYA 銀座BAR」の人気メニュー「The CHOYA FLIGHT」からとったものだそう。

実際に私もThe CHOYA 銀座BARで様々な梅スイーツやセイボリーと一緒に梅酒飲み放題を楽しめるアフタヌーンティーに行った経験がある。

▼詳細記事はこちら

www.cheers-winebeer.club

銀座BARの体験を気軽に自宅で再現できると思えば、600円はかなりお値打ちである。

3種飲み比べ実飲レビュー

The CHOYA FLIGHT 利き梅酒セット3種(熟成1年・熟成3年・至極の梅)をグラスに注いで並べた飲み比べ写真

左から熟成1年(SINGLE YEAR)、熟成3年(AGED 3 YEARS)、至極の梅(GOLDEN UME FRUIT)。グラスに注ぐと熟成年数による色の違いが一目でわかる。

ここからは、実際に3種を飲み比べた感想を正直にレビューしていく。

熟成1年(SINGLE YEAR)──キレのある酸味で食中酒向き

最初に開けたのは熟成1年のSINGLE YEAR。

口に含んだ瞬間、完熟南高梅の華やかな香りが広がる。

甘さは控えめで、キレのある酸味が印象的。

3本の中で一番すっきりしていて、食中酒として非常に優秀なタイプだ。

さっぱり系のおつまみはもちろん、梅を使った料理と合わせると梅同士が呼応するような一体感がある。

個人的には、食事と一緒に楽しむならこれが一番使い勝手がいいと感じた。

熟成3年(AGED 3 YEARS)──まろやかなコクと余韻の傑作

次に開けたのが熟成3年のAGED 3 YEARS。

1年とは明らかに別物だ。

熟成によるまろやかさとコクがしっかり感じられ、角がとれた甘みに深みがある。

後味にじんわりと余韻が残り、食後酒としても十分に楽しめる味わいだった。

この熟成3年は、インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)で2年連続金賞、ロンドン酒チャレンジでプラチナ賞も受賞している実力派。

飲んでみると、その評価にも素直に頷ける。

濃厚なチーズやナッツ、角煮のようなこっくりしたおつまみとの相性が良い。

至極の梅(梅の実入り)──もはやスイーツ、食べる梅酒

The CHOYA 至極の梅をシャンパングラスに注いだ様子。グラスの底に紀州産南高梅の実が沈んでいる

シャンパングラスに注ぐと、梅の実がグラスの底に。見た目にも美しい一杯。

最後は至極の梅。

こちらだけ50mlで、瓶の中に梅の実がまるごと1粒入っている。

The CHOYA 至極の梅から取り出した紀州産南高梅の果肉。指で持つとやわらかさが伝わるサイズ感

取り出した梅の実。果肉がやわらかく、そのままデザート感覚で食べられる。

甘みと酸味のバランスが絶妙で、梅酒というよりもはやスイーツ感覚。

果肉がやわらかく、そのままデザートとして食べられるのが面白い。

こちらもサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC)で金賞を受賞しており、スイーツ感覚で楽しめる果肉の完成度が高く評価されている。

梅酒が苦手な人や、甘いお酒が好きな人にはこれが一番刺さるだろう。

ストレート・ロック・炭酸割り|飲み方別のおすすめ

3種それぞれに試した結果、飲み方のおすすめはこう。

しっかり味わいたいならストレート。

特に熟成3年はストレートで飲むと、熟成の深みがダイレクトに伝わる。

少量セットだからこそ、まずはストレートで味の違いを確かめてほしい。

さっぱり楽しむならロック。

熟成1年のキレのある酸味がロックで際立つ。

氷が溶けるにつれて味が変化していく過程も楽しい。

爽快感重視なら炭酸割り。

The CHOYA 至極の梅の炭酸割り。シャンパングラスの中で梅の実と炭酸の泡が美しい

炭酸割りにすると泡が立ち上り、爽やかな飲み口に。梅の実入りのまま割るのが楽しい。

暑い時期や食事中には、炭酸割りが抜群に飲みやすい。

熟成1年の炭酸割りは、いわば梅酒ハイボールのような感覚で、料理を選ばない万能さがある。

その一方で、至極の梅もおすすめ。グラスに梅の実を入れれば、THE食前酒といったような見た目で、梅の実も一緒に味わいながら爽やかに飲むことができる。

個人的には、最初にストレートで3種の違いを味わい、気に入ったものをロックか炭酸割りでおかわりする──という飲み方が一番楽しめた。

実際に合わせたおつまみペアリング4選

 The CHOYA FLIGHT 利き梅酒と合わせたおつまみプレート。梅味噌クリームチーズのバゲット、ポテトサラダ、ハチミツナッツ、角煮、シャルキュトリーを盛り合わせ

今回合わせたおつまみプレート。奥にはThe CHOYA 3種がスタンバイ。どれも梅酒との相性が良く、おうちテイスティングパーティーが簡単に完成する。

せっかくの飲み比べなので、おつまみとのペアリングも試してみた。

今回合わせたのはこちらの4品。

① 梅ポテトサラダ

梅の酸味が入ったポテトサラダは、SINGLE YEARとの相性が特に良い。梅×梅の一体感が楽しい。

② 梅味噌クリームチーズのバゲット

クリームチーズのまろやかさと梅味噌の甘じょっぱさが、AGED 3 YEARSのコクと見事に重なる。今回のイチオシペアリング。

③ ハチミツナッツ

甘さ×甘さの組み合わせだが、至極の梅との相性が良い。デザート感覚で楽しめる。

④ 角煮・シャルキュトリー

こっくりした肉料理にはAGED 3 YEARS。

脂の旨みと梅酒のコクが互いを引き立てる。

結論として、どのおつまみも梅酒と相性が良く、簡単におうちテイスティングパーティーが完成する。

コンビニの惣菜でも十分に楽しめるのが梅酒ペアリングの良いところだ。

イチオシ:梅味噌クリームチーズのバゲット × 熟成3年

今回一番感動したのはこの組み合わせ。

梅味噌の甘じょっぱさとクリームチーズのコク、それをカリッとしたバゲットが支える。

ここに熟成3年のまろやかな梅酒を合わせると、コクと甘みが何層にも重なる満足感の高いペアリングになる。

梅味噌は市販のものでも、梅干し+味噌+みりんで簡単に手作りもできるので、ぜひ試してみてほしい。

知っておくと楽しい!梅酒の豆知識

日本の梅酒の歴史は江戸時代から

梅酒の歴史は意外と古い。

日本最古の梅酒のレシピとされるのは、江戸時代の1697年に刊行された「本朝食鑑」に記された記録だ。

当時は焼酎に梅と砂糖を漬け込む方法が紹介されており、基本的な製法は現代の梅酒づくりとほとんど変わらない。

もともと梅は中国から奈良時代に伝わったとされ、薬用として珍重されていた。梅酒もその延長で「薬用酒」として飲まれていた歴史がある。

現在のように嗜好品として広く楽しまれるようになったのは、戦後の果実酒ブームがきっかけだ。

「本格梅酒」と「梅酒」の違いとは

スーパーやコンビニで梅酒を選ぶとき、ラベルをよく見ると「本格梅酒」と書かれたものとそうでないものがある。

この違いは、酸味料・香料・着色料を使っているかどうか

日本洋酒酒造組合の自主基準では、梅・糖類・酒類のみで造られた梅酒を「本格梅酒」と表示できるとされている。つまり添加物を使わず、素材の力だけで味を出しているのが本格梅酒だ。

The CHOYAシリーズはすべてこの「本格梅酒」にあたる。

原材料は紀州産南高梅・糖類・酒精のみ。

さらにチョーヤ独自の「光・熱・空気」の影響を受けないよう設計された特注の貯蔵タンクで熟成させるなど、品質管理にもかなりのこだわりがある。

約600円のセットでこのクオリティが体験できるのだから、梅酒のイメージが変わる人もいるだろう。

コスパは正直どう?購入方法まとめ

3種類を飲み比べできて約600円。

元バイヤーの感覚で言えば、1本あたり200円で受賞歴のある本格梅酒が飲めるのはかなりお得だ。

通常サイズのThe CHOYA AGED 3 YEARS(720ml)は1本2,000円前後するので、お試しとしてのコスパはかなり高い。

用途としては、自分用のちょい飲みはもちろん、梅酒好きへのプチギフトにも向いている。

見た目も小瓶3本セットで可愛らしく、手土産にすると喜ばれるタイプだ。

購入方法はこちら。

・チョーヤ公式通販「蝶矢庵」:https://www.choya-an.jp/

・全国のコンビニ、スーパー、酒販店でも購入可能


 

 

まとめ:約600円で始める梅酒テイスティング体験

The CHOYA FLIGHT 利き梅酒セットは、梅酒の世界の入口として完璧な商品だと思う。

  • 熟成1年のキレ、3年のコク、至極の梅のスイーツ感──たった3本で梅酒の幅広さを体感できる
  • ストレート・ロック・炭酸割りと飲み方自在で料理にも合わせやすい
  • 約600円という価格以上の満足感がある

おうちで気軽に梅酒テイスティングを楽しみたい方にはもちろん、「梅酒ってどれも同じでしょ」と思っている人にこそ試してほしいセットだ。

飲み比べてみると、きっと自分の好みが見つかるはず。

 

▼動画でチェックしたい方はこちら

 

▼オススメ過去記事

www.cheers-winebeer.club

www.cheers-winebeer.club

 

▼バイヤーらむこの『今夜の一杯』ペアリング診断

 

▼猫パッケージの可愛い焼き菓子 トリオレ

トリオレのバナー

食いしん坊ライターが本気で作った、からだにやさしい焼き菓子セット【トリオレ】。
素材にこだわったグルテンフリースイーツで、ギフトにも、自分へのちょっとしたご褒美にもおすすめです。

食いしん坊ライター らむこの顔写真

この記事を書いた人:らむこ

おいしいものと人の温かさを探して、あちこち食べ歩いています。
レビュー歴10年以上、Googleレビューでは全国上位5%のレビュアーとして活動中。ブログやSNSでは、料理の味だけでなく、空間や人柄、ちょっとした気づきまで伝わるようなレポートを心がけています。
日々の食がちょっと楽しみになるような、そんなヒントをお届けできたらうれしいです。