ここ数年、旅行といえば温泉かワイナリーな私。
そんな私のお気に入りは、箱根の仙石原にある『仙郷楼』。2020年に150周年を迎えた老舗宿なのだが、渋沢栄一、住友吉左衛門、山縣有朋、原敬、大倉喜八郎など政財界人、画家、文学者など宿泊したことでも有名だ。
ちなみに近くの仙石原のススキは見事なもので、庭も素敵なので散歩にも最高な場所。
いつもは本館に泊まるのだが、今回は初めて離れの別邸に宿泊したので、早速レポートしていきたいと思う。
仙郷楼 別邸 奥の樹々
仙郷楼の別邸は全部で6室で、全ての部屋に露天風呂がついている。
宿泊した部屋はとても広く、ゆったりとリラックスできる。広い和室が2つ、トイレも2か所、室内風呂と露天風呂、月見台まであるのだ。
値段は部屋によって多少異なるものの大体5万円。
ちなみにルームツアー動画もあるので、興味がある方は動画を見てみてほしい。
|
お部屋
まずは素敵な床の間のある10帖の和室。
最初に用意していただいている茶菓子が毎回非常に美味しいので、ついつい毎回お土産に買ってしまう。
朝食・夕食時になるとここに料理を運んできてくれる。
ちなみに流し場が部屋の入口近くにあるので、自分で紅茶やコーヒー、緑茶を淹れることも出来る。
冷蔵庫もあり、持ち込みも可能なので、何か冷やしたい時にも使えるので便利。
和室の先には縁側があり、ここでもゆったり過ごせる。
隣にももう一つ10帖の和室があり、食事後に布団を敷きに来てくれる。
テレビが置いてあり、もちろん好きに見ることが出来る。
露天風呂があるので私は利用しないが、室内風呂も浴槽が広く、良いお風呂タイムを過ごせそうだ。
室内風呂の奥に露天風呂があり、窓を開ければ思う存分絶景も楽しむことができる。
部屋付露天風呂というと旅館によって広さもまちまちだが、ここは身体を思いっきり広げても余裕があるので、かなり開放感を感じられる。
一日に何回も入浴したい私にとってはまさに最高の場所なのだ……。
ちなみに外の景色はこんな感じ。まさに奥の樹々である。
ちなみにお手洗いは2部屋あるので、家族で泊まっても安心。
お料理
旅行の醍醐味と言えば食事も外せない。
全国から旬の食材を集め、熟練の板前が懐石料理を作ってくれているという。食事は月替わりなので、たとえ頻繁に宿泊したとしてもその時々の旬を味わえるのだ。
器にもこだわっているので、より食事も楽しいものになる。
特に野菜が甘く、一口食べたらもう幸せ。
素材の味が存分に活かされた仕上がりである。
ちなみにコース外にはなるが、ここのビーフシチューはほっぺたが落ちるほど絶品だ。ついつい追加で頼んでしまう。
最後の水菓子で幸せな食事のひとときをしめくくる。
あぁ至福。
ちなみに飲み物は日本酒・焼酎・ワイン・ビールなどアルコール飲料も非常に多く取り揃えられていることが特徴で、有名どころも抑えている。あまりにも揃えられていて酒屋さんみたいなので、最後にリストをちょこっと紹介しようと思う。
私みたいな呑兵衛はニッコリであるし、お祝いにもピッタリだ。
日本酒
玉乃光(京都)、〆張鶴(新潟)、久保田 千寿(新潟)、越乃寒梅(新潟)、雪国(長野)、仙鳴郷 (神奈川)、箱根山(神奈川)、一の蔵 すず音(宮城)、瀬祭(山口) 、箱根街道(神奈川)、丹沢山(神奈川)、箱根七福神(神奈川)、四季の箱根(神奈川)、芦ノ湖(静岡)
焼酎
いいちこ(大分・麦)、吉四六(大分・麦)、紅椿(鹿児島・芋)、古の千鶴(鹿児島・芋)、佐藤(鹿児島・麦)、鏡月(韓国・甲類)、鳥飼(熊本・米)
ワイン(白)
マルキ・ド・シャス(ボルドー)、シュヴァルツェ・カッツQbA(ドイツ・モーゼル)、シェール・ダルク(フランス) 、シャトー・ギロー(ボルドー) 、シャトー・ティユリー(ボルドー)、シャブリ(ブルゴーニュ)、リューセック(ボルドー) 、シャサーニュ・モンラッシェ(ブルゴーニュ)、ムルソー・アルベールクリヴォ(ブルゴーニュ)
ワイン(赤)
マルキ・ド・シャス(ボルドー)、ブルゴーニュ・ルージュ(ブルゴーニュ)、CH コンブレイ(ボルドー) 、コート・デュ・ローヌ・ルージュ(コート・デュ・ローヌ)、ブルゴーニュ・ルイ・ジャド(ブルゴーニュ)、CH ブレニャン(ボルドー・メドック)、 ブラックタワー(ドイツ)、クロ・ド・マルキ(ボルドー)、CH カロン・セギュール(ボルドー)、ボーヌ・ロマネ(ブルゴーニュ)
ワイン(ロゼ)
ロゼ・ダンジュー(ロワール)
シャンパン
ドンペリニヨン(白)、ジャックセロス、ヴーヴクリコ
ということで、以上が仙郷楼 別邸 奥の樹々のレポートである。
時間を忘れてゆったりと過ごしたい方には、心のデトックスにもピッタリなので、ぜひ検討してみてほしい。
|