近頃の電気屋はアツい。アツい。アツすぎる。
というのも、シティハンターのいる街新宿に、ビックカメラが開店したからである。
MX4Dでシティハンターの映画を観たばかりの私にとっては、それについてもお伝えしたくてたまらないのだが、それはまたの機会にするとして……
そう、とにかくなぜアツいのかと一言でいえば、「酒に本気出している」からである。
2001年、ビックカメラが酒類販売を開始してからはや10数年、昨年の2018年12月にはヨドバシまで酒類販売を開始したが、ビックカメラが更にやっちまったのである。
2019年2月にオープンしたばかりのビックカメラ新宿店は、ワンフロアを広々と酒類を展開。注目すべきは「ウォークインセラー」、極めつけは「希少酒を格安で飲めるバー」だ。
ということで、早速偵察に行ってきたので、今回はそのリポートを認めていきたいと思う。
まずは店内をぐるりと
早速ビックカメラへ向かうため、新宿駅JR西口の改札を出て、小田急ハルクへ足を早めていく。その日はあいにく雨だったものの、ハルクの1階は新宿駅から直通で行くことが出来るので、濡れる心配もなし。件の酒売場は2階なので、エスカレーターを使って上った。
ちなみに店内はこんな感じ。レジは真ん中にあって、相当広い。
早速店内へ入っていく……
ビールコーナー
まずチェックしたのはビール。国産ビールは、大手は勿論、日本全国のクラフトビールも数多く置かれていた。
個人的に気になったのは北海道麦酒醸造株式会社のフルーツエールビール。
おしゃれなパッケージもさることながら、レモン・ハニーアップル・チェリー&ベリー・メロン・ナイアガラ・ピーチホワイトと女性の心をくすぐるラインナップ。
勿論海外ビールにもソツがない。アジア・アメリカ・ヨーロッパの有名ビールは全て取り揃えられている。
ビール売り場付近のスミノフアイス。学生のころ親しんだスミノフだが、今はレモネードが人気らしいということで個人的に気になっている。光の具合と相まって綺麗だ。
ハードリカーコーナー
ウイスキー等のハードリカーも取り揃えてある。時期によっては珍しいお酒が入ることもあるらしい。
おしゃれなリキュールも種類豊富。
楽器や、ハイヒール型の入れ物に入ったリキュールなどプレゼント向けのものも。勿論包装可能とのこと。
見ているだけで楽しめるカラフルなコーナーだった。
ワインコーナー
さて、お次はワインコーナーだ。フランス、イタリア、スペイン、日本等、ワインの有名国を中心に広く展開されていた。価格帯的には1000円台後半から3000円台のワインが多い印象。お買い得ワインコーナーがあり、無料試飲をやっているときもある。
もっぱら私はお買い得ワインにお世話になることが多い。お買い得ワインは希望小売価格から半額程度割引されたもの。赤・白・スパークと種類もある。全国展開しているビックカメラだからこそできるボリュームディスカウントだ。
お次はワイングッズのコーナー。数年前から割れないグラスが流行っている。見た目は本当に普通のグラスと変わらない。お子さんがいる家庭なんかにはマストアイテムなんではなかろうか。
こちらはソムリエナイフや酒器など。
下段に見えるシャトーラギオールといえば、誰もが持ちたくなるプロフェッショナルなソムリエナイフのブランド。ここにはなかったが、私が持つなら持ち手がターコイズのものが綺麗だと思う。
ウォークインセラー
さて、お次はウォークインセラーだ。他のビックカメラにはないという目玉のスポット。これは覗いてみるしかないだろう。
外からはこんな感じ。
扉は閉じているので、呼び鈴で店員さんを呼ぶ感じになっている。
ドキドキしながら押してみた。
開けてもらうと、ヒヤッとした空気。温度・湿度の管理もばっちりだ。
正面にはボルドー5大シャトーなどが並ぶ。
DRCも在庫されていたことがあったとか。勿論ほとんどお目にかかれないだろうが、入荷したら速攻売れるだろうな……(というか私が買いたい)。
左手はブルゴーニュワインが沢山。
写真には納めなかったが、フィリップ・パカレのグランクリュの銘柄が豊富に品ぞろえされていた。
パカレといえばビオディナミで有名で、名門「ルロワ」で修業を積み、手腕はピカイチ。DRCの醸造長のオファーを蹴って、自分のドメーヌで名を馳せている人物として著名だ。ものによっては入手困難なものも多く、ここにこんなに揃っていることに驚いた。
パカレのワインはとにかくボリュームというより綺麗さが際立っていて、これぞブルゴーニュと思わせる逸品だ。
機会があればぜひ一度飲んでみてほしい。
他地域も、おなじみオーパスワンなどの著名な高級ワインやマグナムサイズのシャンパーニュなどが並んでいる。
一度ぐるっと回ってみることをお勧めしたい。
素敵なバーとつまみたち
ということで、本日一番お伝えしたかったのがこちら、バーカウンターのコーナーである。一般でいうプレミア酒クラスのワイン・ウイスキー・焼酎・日本酒が楽しめるコーナーとなっているこちら。
すでにお客さんからも人気の場所となっており、このカウンターに座れなかった場合も、立ち飲みできるテーブルがいくつか後ろに備わっている。
つまみはビックカメラで調達したものをバーで精算可能。缶詰・乾きもの・生ハムなどの冷蔵品・お菓子・ドライフルーツなど選び放題で、さらに小売価格なのでコスパも最強。
ワインだと1杯100円もしないものもあるので、仕事帰り少しだけ……といったように気軽に行くこともできる。
また、希少なお酒であればあるほど、グラス1杯1000円以上など単価は高くなるが、酒の勉強がしたかったり、普段飲めないものを試してみたい時に、こんなに良い場所は新宿で他にはないだろう。
特に勉強したい人にはここをお勧めしたい。飲み比べができるのと、場合によっては店員さんにも教えてもらうことも出来る。
ちなみに二日酔い防止のサプリやドリンクなどもあるので、本気で飲みたい人は事前にこういうものを身体にいれてから飲むことをお勧めする。
ちなみに土日などに行くと電化製品のメーカーの人から、試食を頂けることもある。この日は電子レンジで作ったハヤシライス。玉ねぎが甘くて柔らかくてとても美味しかった。
ちなみに店員さんに伺ったところ、土日でも朝~昼過ぎまでの時間帯は比較的混まないが、夕方近くになると30人以上いることもあったりと、混んでいるという。
試してみたくなった人、ぜひ、朝からでも、遊びに行ってみてほしい。