日本酒といえば、何を使って飲む?
日本酒といえば、何を用いて飲むイメージがあるだろうか。
まず私はお猪口をイメージする。百貨店へ行けば、切子など見た目が美しいものや、銀や錫など材質にこだわったものなど、様々な種類のお猪口がある。バレンタインや父の日用のギフトセットとして、お猪口付きの日本酒なんてのもよく見かけたものだ。
そのグラスをめがけて一升瓶から酒を次ぎ、グラスから溢れた酒はさらに升の縁ぎりぎりまでなみなみと注がれ……という、毎度分かってはいるけれど、ドキドキしながら見てしまうそれである。
では、グラスという想像をする人はいるだろうか。数年前からワイングラスで飲む日本酒というキャッチフレーズは聞かないことはないが、少なくとも私にはまだそのイメージは定着していない。
しかしながら、ワイングラスの名門ブランドが作った、日本酒用のグラスや、日本酒メーカーが作った専用グラスなども巷で見かける機会が増えたようだ。いったいなぜそのようなグラスが作られるようになったのか、考察していきたい。
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