前回の記事では、いわばライトボディの中のライトボディ的な、
かなり飲みやすいビールを紹介した。
正直ドライとか一番搾りとかプレモルとか★はちょっと苦手かも~……
という方にぜひ試していただきたい、海外のビールたち。
独特の苦味はあまり感じられず、軽やかで華やかな味わいは、
これホントにビールなの?と驚いてしまうこと間違いなし。
そうは言いつつも、私は毎日飲むなら★派だったりする。
丸くなるな、星になれ!
ということで今回は
ライトボディ中のミディアムボディ~ぎりぎりライトボディ
位の味わいのものをオススメしていく。
コナビール ビッグウェーブゴールデンエール
南国感満載のこのラベル。
暖かいところへ行きたい気持ちが爆発しそう。
それもそのはず、これはハワイNO.1地ビールメーカー、
KONA BREWING COMPANYが製造する麦芽100%のビールのシリーズの一つ。
デザインも可愛いので、ハワイのみならず、
ハワイを訪れた日本人にも大人気。
少し前まではハワイのお土産として買っていた人もいたものだが、
今は日本でも容易に手に入れられるようになった。
ファンにとっては嬉しいこと極まりないだろう。
私が新入社員の時に働いていた酒屋では、
コナビールの別シリーズである、
「ロングボード ラガー」
を大好きすぎるおじいさんがいた。
1か月に1、2ケースのペースで商品を買っていたあのおじいさんは、
元気にしているだろうか……。
コナビールのラインナップ
ちなみに日本でも現在3種類
ビッグウェーブ・ロングボード・ファイアロックは
かなりのメジャー商品になった。
しかし、現地の直営パブではなんと10種類近くを飲むことができるようだ。
ハワイへ行きたい。
ということで、肝心のビッグウェーブの味わいについてだが、
香りはフルーティで爽やか。
味はサッパリして苦味がなくグレープフルーツのような瑞々しい味わい。
南国のビールらしく、前回の記事で紹介した
「ヒューガルデンホワイト」などの
ベルギーのホワイトビールとはまた異なったライトさがある。
誇張ではなく、本当に飲むだけで南国を感じられる一品である。
驚くべきことに、
これは麦芽100%のビールであるということ。
それなのに、口に含んだ時に広がるフルーティさ。
それでいて、ちゃんとしたコクがある。この味にメロメロな人続出~
というのもうなずける一品。
ブルームーン
美しい青の月、ブルームーン。なんとも幻想的である。
2013年日本に初上陸した際には、爆発的に売れたものだが、
その理由としては、ラベルのオシャレさ・美しさもさることながら、
もちろん味が素晴らしかったことに他ならない。
全米売上No.1のクラフトビールであるブルームーンは、
ベルギー産小麦を使ったホワイトビールのスタイル。
もちろん作り方にはこだわりがあり、
甘味を生み出すためにバレンシアオレンジピールを使用している。
さらに小麦とオーツ麦を加えたことによりクリーミーな後味を引き出している。
また、オレンジ・ガーニッシュを添えてビールを提供することで、
シトラスの香りで柑橘風味がより引き立つように仕上げた。
ちなみにブルームーンの名前の由来は、
ブルームーンの醸造家であるキース・ヴィラがビール作りに試行錯誤していた際、
試飲会に参加していた一人が、
「こんなに素晴らしい味は奇跡!(Once in a blue moon!=滅多にない)」
と口にしたことから銘打たれたという。
こちらも、ベルギーのホワイトビールと比較すると、
すこし柑橘独特の強めな苦味を感じるものの、
ホップの苦みとは全く異なる味わい。
ベルギーのホワイトビールの滑らかで華やかな味わいの良さを残しつつも、
独自にアレンジされ、柑橘系の心地よい苦味がプラスされている。
飲み比べてみるのもGOOD!
正直ベルギーのホワイトビールでも、
オレンジビールを含んでいるものは多いのだが、
バレンシアオレンジを使っているからなのか、
柑橘具合が独特だと個人的には感じている。
それなので、ヒューガルデンとの飲み比べをしてみるのも、
かなり面白いかもしれない。(というか近々やってブログに乗せようかな)
ぜひお試しあれ。