朝はパーン♪ぱんぱぱーん♪♪
ということで、朝はどちらかというとパン派な私。
すっきりと冷えた空気の中、マグカップにはブラックコーヒーを注ぐ。湯気がぼんやりと漂う中、甘いパンをもぐっと頬張る。そして、少し甘いままの口にはコーヒーを……。
これが私的に素敵な朝のはじまりなのだが、今日は特別、もっといい朝が迎えられた。ふわふわもっちりとしたクリームパン、「八天堂のくりーむパン」があまりにも美味しかったからである。
今回は、クリームパン好きにも・甘いパン好きにも・スイーツ好きにも・コーヒー好きにもオススメのこの八天堂くりーむパンを紹介していきたいと思う。
とろけるくりーむパンのお店、八天堂
実は、パンの中でもクリームパンが一番好きな私。クリームパンとあらばパン屋さんに留まらず、スーパーやコンビニ、はたまたケーキ屋さんなどで様々なものを食してきた。
そんな私が前々から気になっていたのが、八天堂のくりーむパンだったのである。
八天堂は、創業昭和8年、最初は広島にて和菓子屋を営んでいたという。次第に「和と洋の融合」がテーマとなり、3代目社長がパン屋で修行を積んだ経験から、このくりーむパンを生み出すこととなった。
一般的にクリームパンといえば、クリームとパン生地に各店の個性が光るものだが、八天堂のクリームパンは、まるでスイーツみたいにふわふわな生地とクリームの甘さがマッチしているのが最高!という前評判で、クリームパン好きとしては気にならずにいられなかったのである。
実は通販でも買えるのだが、関東では品川・秋葉原・池袋・恵比寿・永田町・横浜に店舗があるということで、一番我が家の近くにある横浜の店舗に行ってきた。
いざ横浜!くりーむパンゲットだぜ!
横浜駅に着き、ポルタの方へ向かっていくと、早速目についた「八天堂」の文字。ロゴは八角型で縁起も良さそうな上、スマートなおしゃれさも感じさせる。
「とろけるくりーむパン」の文字が。この字体がまた美味しそうな感じで食欲をかき立てている……。
むふふ、はやくとろけたーーーい!!
ということで、お店はこんな感じ。開けたスペースで、12時・14時開始の、数量限定「ひろしま檸檬パン」も販売されていた。残念ながら私は時間が合わずこれをゲットすることは叶わなかったのだが、定番5種セットと季節限定のあんバター味を手に入れた。
あんバターはレンジで10-15秒あたためですって。ふむふむ。。。
やはり季節限定の商品が人気の模様。食べるのが楽しみでならない。
コラボ商品や海外展開も!やり手社長の経営手腕
ちなみにこの八天堂は、 実はコラボ商品も多いらしい。
調べてみると、ムーミンやリラックマ、アイドルマスターsideM、広島カープなどのキャラクターや、宇治園や辻利茶舗とのお茶もの、他にも広島空港や山田養蜂場、JRA、東京ガールズコレクションなど非常に幅広いコラボレーションが実現していた。
また店舗に関しても、日本全国展開している上、韓国、台湾、フィリピン、シンガポール、オーストラリアなど海外拠点も数多い。
こうして調べてみると、3代目(当代)社長はやり手の方なのだなあと感心させられた。
果たしてお味は?
ということで、待ちに待った、実食!の時間である。
定番5種類は、カスタード・生クリーム・小倉・チョコレート・抹茶で、それに加えて今回季節限定のあんバターを手に入れたわけである。
箱も冬限定なのだろうか、ドットで雪景色が描かれていて非常に可愛い。ちょっとした手土産にもピッタリだ。
早速中を割ってみる。
このふわふわ感が、伝わっているだろうか。
パン生地もふわふわ、中のクリームもふわふわ、さらに、ちょこっとじゃなくてたっぷり詰まっているこの感じ。そう、これだよこれこれ。
食べてみると、やわらかーいパンの食感と、決してどっしりと舌に入り込んで主張したりしない、ふんわりとろけるクリーム。甘味も柔らかみを帯びていて、全体としてとても優しい味。
「美味しいもの」を表現するとき、例えば一口でこれは美味しい!濃厚!味がとにかく直線的で、直感的にとても美味しい!というものもある一方で、もし私がこのクリームパンの美味しさを表現するとしたら、一口食べると少し物足りない。でも、すごく優しくて、パンとクリームの味や食感やそのハーモニーが合わさってああ、美味しいパンだなあ。幸せだなあ。といったものになる。
うまく伝えられているか分からないが、圧倒的な充足感ではなく、些細なものが合わさって満足するこの柔らかな感覚が、このパンの完成形なのではないだろうか。
ちなみに、この感想を書き終わった後、このクリームパンの商品説明をのぞいてみたら、こんなことが書いてあったので引用しておく。
”究極のクリームパン”ってなんだろう。わたしたちはいつもその問いと向き合ってきました。
クリームの量?卵の風味?いろんな視点から考え、何度も試作品をつみかさねた結果いきついたのは、”究極のやさしさ” でした。もった瞬間、くずれちゃうんじゃないかと思うぐらいに、やわらかく。頬張った瞬間、とろけるんじゃないかと思うぐらい、しっとりふわふわに。そして。あまいけど、あますぎない、絶妙なやさしさのクリーム。ひとくち食べれば、大人も子どもも、”ふふっ”とほほえみ、自然とやさしいきもちになれる。それが、究極のクリームパン。八天堂の「くりーむパン」です。
http://hattendo.jp/category/creambun01/
いかがだっただろうか。個人的には、どきっとするほど作り手の気持ちが伝わっていると感じた。そんな作り手の気持ちが伝わる八天堂のクリームパン、ぜひ食べてみてはいかがだろうか。
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