右手にはワインを、左手にはビールを。

ワインとビールが好きな元酒売りのアラサーOL。 酒好き人間を増やすために時々筆を執ります。

京都旅行は、敢えて紅葉後シーズンに行くのが楽しい

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このブログを書いている本日は11月末日。FNS歌謡祭にやっぱTOKIO出ないか~とか、最近のイルミネーションはやたら青いな~とか、ちょっと冬っぽいことを考えることが多くなった。

明日から平成最後の師走といえども、まあいつもと変わらない忙しさなのだろうが、そんな忙しい時こそ遊ぶことを考えたりするもの。そういえば去年の年末は京都に旅行なんぞに行ったなあと思い出した。

今でこそ紅葉シーズンで外国人の方がバスに溢れかえっているのをテレビで観るが、少し時期をずらせば快適に観光出来るんじゃ?なんて密かに思っている私。

もしかしたら今年からいきなり凄くなったのかもしれないが、とりあえず言いたいことは、紅葉後に行っても京都は趣があって楽しいということである。

今回はそんな私の昨年末の京都旅行について記事にしていきたいと思う。

常時蒸し暑い!?京都嵐山の鈴虫寺(華厳寺)

www.suzutera.or.jp

東京生まれ東京育ちで、親戚も東京にいる私が、関西で年末過ごしたのは実は初めての事。そんな私が、ずっと行きたかった場所があった。それが「鈴虫寺」である。

このお寺はある理由で大変に有名なので、3時間並ぶこともあるといわれており、朝10時台には着いたのだが、寺へと続く石段はほとんど人で埋まっていた。

あまり外国人の方には知られていないのか、ここは日本の人ばかり。子供たちはポケモンGOでカイロスを捕まえていた。

そんなこんなで、待つことおよそ一時間くらいだろうか、石段の階段をすべて登り切り、門をくぐると……

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「鈴虫寺」の札が。年季を感じるこの立て札。

このお寺は江戸時代中期の1723年に開かれていて、正式名称は妙徳山 華厳寺(みょうとくざん けごんじ)という。しかし、この札にもある通り、「鈴虫寺」の別称の方がすでに聞き覚えがある方も多いことだろう。

その理由は、後ほどお坊さんの説法にて教えてもらうことになる。

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ということで、無事に寺の境内に入ることが出来たのだが、ここからはお庭をぐるぐると回る形でお寺の本堂に入るのを待つ。

高台になっているところからは寺の周りを見渡すことが出来る。しばしそこでぼーっと景色を眺めていると、

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ああ……なんだろう、自分は何に悩んでいたのだっけ。と、思わせられるのが不思議である。

やがて本堂に入ると、長テーブルが十数台くらいあり、一度に約150人は入るだろうかという大きさ。

中は非常に湿気帯びた熱気で満たされていた。寒空の中にいたのでムンとした熱気に驚いたのだが、これにはしっかり理由があった。

リーン、リー、リーン。

冬なのにも関わらず、聞こえてくるのは鈴虫の音。

 

写真はあまりにも沢山鈴虫がいたため、自主規制的な意味で撮らなかったが、非常に心地よい音が鳴り響く中、説法が始まった。

四季を通じて鈴虫の音色を聞くことのできるお寺、鈴虫寺。

先代住職は座禅を組みながら、短い命の中でひたすら欲もなく鳴き続ける鈴虫の音色を聞き、「無心にひたむきに生きよ」という教えを感じたのだそう。

同じように鈴虫の音色を人々に聞かせてあげたい、と考え、28年間にもわたる研究の末、季節を問わず常に3千匹以上の鈴虫を生育することが出来たという。
温度・湿度の管理により卵が孵化する時期をずらし、一年中鈴虫の音色を聞けるようにしているのだ。

ちなみに大勢の鈴虫は見た目的に圧巻で、ご飯はナスやきゅうりを食べているらしい。特に「ナスが好物で~」なんて聞いた時は、クスリときてしまった。

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お話を聞きながら目を落とすと、「寿々むし」というおめでたい銘がつけられた和菓子とお茶が。

時々笑いを交えながら、お寺のお参りの仕方や、日々の心の持ち様について、和やかにお話ししてくださった。

この説法だけでも来た価値があるのだが、この後購入できる幸福御守を目的として来ている人が多く、非常に人気なのだ。

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このお守りは一つだけ願いが叶うという有名なもの。これを叶えてくれるのが鈴虫寺のお地蔵さんなのだ。

階段を登り切ったところに実はこのお地蔵さんが立っていたのだが、日本で唯一わらじを履いており、皆の願いを叶えに歩いてきてくれるという。

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出典:http://www.suzutera.or.jp/introduction/jizou.html

お地蔵さんが自分のもとにたどり着けるよう、お願いごとをするときの注意事項まであるのだ。

1.お守りの幸福の「幸」の文字だけ上に出るように手のひらではさむ

2.心の中で自分の住所と名前を伝える

3.願い事をひとつだけ伝える

ということで、番地も部屋番号もしっかり伝えたところで、鈴虫寺を後にした。

 

近くにあるお茶屋さんで一服。お団子がほっとする美味しさで、優しい甘さが時間をしばし忘れさせてくれる。

ゆったりした時が流れ、これぞ旅。なんて思いながら京都弁で気さくに話してくれた店員さんに御礼を言って店を出た。

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玄武の手水が印象的だった松尾大社

やはり京都といえば寺社巡り。ということで次に向かったのは、鈴虫寺から10分程度と、さほど離れていない場所にある松尾大社。

大きな鳥居を見上げながら、天気が良いなあなんて呑気なことを考える。

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手水舎には玄武が。うわあかっこいいな~、なんて思いつつ参拝へと進む。

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旅行当時は知らなかったのだが、この松尾大社のあたりは飛鳥時代~奈良時代に開拓されたという。それらの開拓者は酒造が得手だったのもあり、室町時代末期以降、松尾大社は「日本第一酒造神」と仰がれているそうだ。

予期せずそんな場所に足を運んだというのを知り、密かに喜んでいる酒好きの私。

ちなみに、たまたまかもしれないが、この場所は人の気配がなく、ゆっくりと参拝できた。

心の中に潜む中二病をくすぐられる晴明神社

松尾大社から移動し、晴明神社へ向かった私。晴明神社といえば、あの有名な陰陽師、安倍晴明が祀られている場所で、「魔除け」「厄除け」の神社。 

生前より天皇や貴族、庶民に至るまで、広く悩み・苦しみを取り払い信頼を得ていた安倍晴明だが、晴明といえば「五芒星」の印でお馴染み。神社のいたるところにその印を見つけることが出来た。

まずは鳥居に五芒星の印があるこの場所は一の鳥居という。神社名を鳥居に記しているのはよく見かけるが、このように印が掲げられているのを見るのは初めてだった。

あの鳥居の印に向かって手をかざせば光がパ―――――ッと……という中二病的想像をしたくならないだろうか?(私はなった。)

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手水は髭が立派な龍だった。思わず髭を撫でたくなるのは私だけだろうか。

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お次は晴明井と呼ばれる井戸だ。

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この井戸は晴明が念力により井戸を湧出させたと言われており、病気平癒のご利益があるとされ、湧水は現在でも飲めるという。また、水の湧き出る処は、その年の恵方を向いており、吉祥の水が得られるという。

恵方は毎年変わるので、立春の日に向きを変えているらしい。

井戸の真ん中に触れたら光がパ―――――ッと……。

なると思わないだろうか……?(私はなった。)

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こちらは晴明の肖像画をもとに作成されたという像。衣の下では印を結んでおり、夜空の星を見ながら天体を観測する様子を表しているという。

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お次は厄除桃

もーもっ、ももっっ。もーもっ、ももっっ。なんて頭の中で別のアベさんを思い浮かべながら眺めた桃。

中国では桃は魔除けの果物といわれており、この桃を撫でることで自分の厄を除けられるという。

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この場所は他にも旧・一条戻橋など見どころが多かった。この場所を訪れた際には、御神木にぜひ両手を当ててほしい。パワーがきっと届くはずだ。(私はなった。)

最後の力を振り絞って平安神宮へ

さらに数時間歩いて随分くたくたになったところで平安神宮へ。と、その前に神宮の前にあったカフェで当分補給をした。

八つ橋付きごまソフトクリームだ。

正直、こんなに生じゃない八つ橋を美味しいと思ったことはなかった。強めのニッキの味が得意ではなかったのだが、アイスと食べると途端にニッキの具合がちょうど良くなり、アイスも心なしか味わい深い甘さに。

今度からお土産にもらった生じゃない八つ橋はアイスクリームに刺そうかな。おすすめだ。

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ということで、いざ平安神宮へ。天気の具合も相まって、正面から雲が開けているようなこの感じ。神々しさを感じた。

 

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 中に入ると広場になっていて、白虎と青龍がかたどられた手水や、白虎楼、蒼龍楼という対の建物があり、これらは中央の大極殿に繋がっていた。

大極殿は古代の役所の建造物でも非常に重要な建物で、天皇が政務を執り、朝賀・即位などの重要な儀式が行われたという。平安遷都1100年の記念事業の一環として、明治28年、当時の様式を模して大極殿が建造されたという。この大極殿の中は残念ながら撮影禁止で、人も多くいたのだが、とても見応えがあり、最後を締めくくるにはとても良い場所だった。

一年を振り返る時間が出来る、まったり観光

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帰りの新幹線ではビールとおつまみのソーセージをちゃっかり買った私。

総括としては、寺社巡りを中心とした旅だったのだが、多少並んだものの、道が人で狭すぎて通れないとか、並び過ぎてゆっくり観光できないといった思いは全くなかった。

紅葉も美しいだろうが、シーズンを少しずらして、年末にゆっくり観光するのも、楽しいかもしれない。

 

 

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