皆さん、フルーツビールは好きだろうか。
有名なものでサクランボやカシス、ベリー系など程よい酸味がある果実を使ったものであるとか、バナナやパイナップルなどの南国系、他に桃や林檎、梨やメロンなどの甘味の強いものなど、ここでは書ききれないほどの種類がある。
何といっても魅力はその果実感だ。
一口にフルーツビールと言っても作り方は様々で、醸造途中に生のフルーツをビールに漬けこんで、樽で数年間熟成させた本格的なものだったり、フルーツの濃縮エキスや香料を加えて熟成させたりと、色々な方法がある。
フルーツビールといえばベルギーが有名だが、ここ日本でも、フルーツビールが作られ始めている。
今回は、日本で造られているからこその搾りたての果汁感が感じられる、そんなビールたちを紹介していきたいと思う。
小樽のビール屋さん、北海道麦酒醸造株式会社
北海道小樽市にある、北海道麦酒醸造株式会社。
この周辺はフルーツが特産で、そんな地元素材をふんだんに使ったお酒をつくることにこだわりをもった会社だ。
そのコンセプトの通り、この会社の商品に使われているフルーツは、北海道の厳選された果実たちばかり。余市のブドウやりんご、夕張メロン、ハスカップ、洋ナシ、ベリーやチェリーなどなど、挙げればキリがない。
さて、そんな中で今回紹介したいのは、こちらのフルーツビールたち。
さて、こちらはフルーツブルーイングのシリーズ🍎 北海道麦酒醸造のクラフトビールです!🍈期待を裏切らないフルーツ感で女性にもおすすめです🍋(*´꒳`*)🍑 pic.twitter.com/dZHjFQZsOj
— ビック酒販🍷 (@bic_shuhan) 2019年4月14日
おしゃれなラベルで、瓶のふたには北海道のマーク。なかなかに粋なパッケージだなあと感心してしまうが、もちろんもっとお楽しみなのはその味である。
2019年4月19日現在では7種類で、ペア(洋梨)ラガー、レモンラガー、ハニーアップルエール、チェリー&ベリーエール、メロンエール、ナイアガラエール、ピーチホワイトエールが発売されている。
今回は、このフルーツビール7種類の中から、特に気になった2種類を購入してきた。
メロンエール・ハニーアップルエール
ということで、今回購入したのはメロンエールとハニーアップルエール。
ラガータイプも気になったのだが、やはりフルーツビールといえばエールビールのイメージがあり、その中でも特に北海道の名産のイメージがある2種類をチョイスした。
このように、ラベルの説明には北海道のフルーツが使用されていて、その芳醇な香りが特徴だと書かれている。
原材料を見てみると、メロンの方は果汁5%使用、一方ハニーアップルには果汁15%使用されてることが記載されている。
メロンもすごいが、林檎果汁が15%も入っているというのだから、よりフルーティさがあるだろうことは容易に想像できる……!
期待大、だ。
すぐさま立ち昇る芳香と絶妙な果実感
ということで、早速注いでみることに。
色味はこんな感じ。
注いですぐに漂う芳しい香り。ていうかこれジュースじゃない?と勘違いするほどのフルーツの香り高さ。
この会社のこだわりは伊達じゃなさそうだぞ……
とかなんとか頭の中でナレーションを入れつつ、まずは一口。
うぉう、やっぱりこれジュース?という程の果実感。
ベルギーのフルーツビールは、やはり熟成感があり、それも好きなのだが、このビールの良さはむしろフレッシュさにある。
単純に甘いのではない。
本当に果物を食べているような、甘さ。
甘味が強いという意味ではなく、果物を食べている時に感じるような何重にもなる甘さ。直線的ではないこの味わい、なかなかに面白い。
特にハニーアップルの方がより複雑な甘味が感じられ、果汁感の存在感を思わせる一品だった。
メロンは、メロン好きが泣いて喜ぶような味。
めろめろ。
と、多少ふざけてしまったが、夕張メロンを食べた時のあの口に広がる甘い幸福感がとても良く表現されていた。
ただ、これらのビール、特徴であるフレッシュさを楽しむなら、食べ物と一緒に飲むというよりかは、食前に飲み比べて楽しむ方が良いだろう。
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女性にも好まれること間違いなしのビール、ぜひ一度試してみてはいかがだろうか。