とても気分の良い土曜の夜、ワイン飲みたいな~と思いながらいつものようにネットサーフィンをしていたら、「ワイン占い」というものを見つけた。なにこれ面白そう!と思うのと同時に、ふと昔のことを思いだす。今回はそんなお話。
卒論と国会図書館の思い出
卒業論文と「占い」のテーマ
その昔、私が18歳の頃。私の高校では卒業論文を書かなければならなかった。高校なので専攻があったわけではなく、猿の進化について書いた者もいれば、料理、宇宙、海外文化など……各々が本当に自由な題材で論文を書いた。
そんな中、私が選んだテーマは「占い」。理由は、ただ占いが好きだったから。一時期流行った動物占いでは、なぜか3冊も専用の本を持っていた。
今検索したら進化版なんてものもあるらしい。
さて、今思えば、なかなかに難しいテーマを選んでしまったと感じる。
当時は高校生なりに考えて、スピリチュアルな本から、精神医学やカウンセリングなど、思いつく参考文献を探した。
いざ国会図書館へ
夏あたりから色々な図書館を巡って、何十冊も借りることになる。それまで聞いたこともなかった国会図書館も、その時初めて利用した。満18歳の人が利用できる図書館で、「国会」なんて文言もついている。一体どんなところなんだろうなんて友人と言いながら、借りに行った思い出。
この国会図書館は、本棚もあるが、ほとんどが書庫にあり、借りたい書籍を受付さんに注文して、ベルトコンベアーで運ばれてくるのを待つ。当時の私は、それはそれは驚いたものだ。なんだこのシステム、すっごい。
貸出はしていないので、必要なページをコピーする。だから受け取った書籍で使えそうなページをパラパラめくり、それだけで半日かかった。
ちなみに、かなりマイナーな本もあるので、もし何か本を探しているという人がいれば、国会図書館に行ってみることをお勧めする。
あの時の論文が出てきた
先日実家に帰った時にその論文を見返した。さすがに自分でも素晴らしい出来とは言えないものだが、まあいい思い出だ。こういう思い出の品って、捨てられないよね。
もう卒業論文の時期も終わったので、これから論文の書き方で悩む大学生は以下のリンクでも見ておけばよろし。
ワイン占い
ちなみに私が見つけたワイン占いはこちら。生年月日を一桁になるまで足す占いだ。
私の結果はこんな感じだった。
⒋ シラー種
エレガントさとパワフルさ。両極のものが緻密に汲み上げられている姿こそがあなたの理想型。
渋み酸味ともに強く、黒こしょう、ブラックオリーブのような黒色の実の香りと共に野性的な強さを感じさせるパワフルな側面。そして、その反面にあるラベンダーやスミレ、百合の花を思わせる繊細で品のいい華やぎ。
この二面性こそが、人を幻惑するような深い魅力をあなたに与えるのよね。ただ強いだけでは二流品。そこに繊細な華やかさがともなってこその一流品ってわけよ。
論理的思考で物事の本質を鋭くえぐるあなたの緻密な頭脳。甘い夢や荒唐無稽な思いつきではなく事実をもとに組み上げられたその知性は、目をそらすことなく現実を正面から見据えることで力強さを増す。
忍耐強く努力を重ねる姿にはしっかりと地に足の着いた安定感があるわ。
野生動物並みのパワフルさで獲物を捕るがごとくに堅実な幸福を手に入れていく姿は、弱肉強食のこの世を生き抜くのに相応しい。あなたの現実的な知性はこの世の中の「基盤」・「秩序」となっていくのよね。
まさに、そんなところに、その強さでブレンドワインの骨格となるシラー種の姿をあなたに重なるのよね。
注:ワインは単一品種によって造られているものと、数種類の品種を混ぜて(ブレンドして)造られているものとがあるのよ。
世界中で大人気なのもうなずける。自分というものをしっかりともっているあなた。誰だって安定したしっかり者の「大人のあなた」に仕事をまかせたくなるのは当然といえるわよね。
このような感じで、なかなかのボリューム。ワインのブドウ品種の雑学とかけて占いが展開されていて面白い。ワイン好きは、「シラーかあ、あーそれっぽいかも!」みたいな会話も出来るわけだ。飲みながらやってみると盛り上がるかもしれない。