ヤッホーブルーイング。私はこの日本クラフトビールメーカーの名をブログでも何度か出している。今ではスーパーでこのメーカーの色々なビールを見かける機会があり嬉しくもある。
クラフトビールメーカーの強みは、大手と違って一商品の一強状態になりにくい点かもしれない。色々なタイプのビールを出しているので、その時の気分で気軽に試してもらいやすい。選んだビールが美味しかったらそのメーカーのビールを制覇したくなるかもしれない。
随分昔に行ったアサヒの説明会では、スーパードライのイメージが強すぎて苦労しているなんて話をしていた気がする。確かにアサヒのノンアルコールのビールは、スーパードライのパッケージとほぼ同じだ。
ということで、今回は満を持してヤッホーブルーイングのビールについて紹介していこうと思う。
よなよなエール
ヤッホーブルーイングといえばやはりよなよなエールである。
夜空に浮かんだ月を見ながら飲むと美味しいんだろうなあ、なんて思わせるパッケージング。缶をプシュッと開ければその華やかな香りで人々を魅了し、グラスに注げば綺麗な琥珀色のビールが。その香りと味で一人飲みでも楽しむことが出来る。
ちなみにこのビール、メーカーからは13度で飲むと美味しいとのことだ。外国でもそうだが、エールビールは香りを楽しむため、キンキンに冷やして飲むことはない。
今後日本でもエールビールを飲む機会は確実に増えると思うので、これだけは覚えておいてほしいと思う。
インドの青鬼
初めて飲んだのは大学3年の頃だったか。ビール通を語る友人よりはじめて勧められたのはインドの青鬼。 私が初めて試したヤッホーブルーイングのビールである。
日本でIPAを作ると、こういうお手本みたいな味になるんだなあと感心したものだ。ビールは知れば知るほど苦いビールが好きになる法則が個人的にはあると思っているのだが、IPAはそのような人々にうってつけなビールといえるだろう。なぜならIPAは苦味が強烈なことが特徴のビールなのだ。
IPAって?
知らない人のために説明すると、IPAは「インディア・ペールエール」の略。この名前の由来になった有名な話がある。
18世紀末、インドを統治する為イギリスでは沢山の人を派遣していた。しかしながら、インドでは飲み水としては飲めないほど水質が悪かったため、人々はビールを欲したそうだ。
しかしながら、当時最もよく飲まれていたポータービールは、イギリス~インドという長い輸送には耐えられなかったため、長い輸送に耐えられるようにアルコールの度数を高め、更に劣化防止としてホップを大量に入れたビールを作ったのである。
また、輸送用の樽の中にもホップを投入することで、輸送途中での劣化を防いだ。そうしてホップが大量に投入されたことで、苦味の強烈なビールが出来上がり、「インディア・ペールエール」という名がついたのである。
とりあえず、ホップホップ言い過ぎな自分。
ビールの工場見学に行ってみると、恐らく乾燥したホップを嗅ぐことが出来るのだが、初めて私が嗅いだときは、鼻がきゅーーーん!!となった。
どんな匂いだよと思ったそこの人、一度はホップを嗅いでみるべきである。
水曜日のネコ
水曜日のネコ。ねこちゃんのパッケージがアーティスティックなようなそうでないような。ホワイトビールスタイルなので、苦味は少なく、香りも味も非常にフルーティなので、女性でも飲みやすいと感じること間違いなしだ。
このビールは、ホワイトビールの中でもかなりライトなタイプだと思う。締めの一杯にもいいかもしれない。
パッケージも味も香りもさまざま、ヤッホーブルーイング
上記で紹介したように、味も香りも異なるヤッホーさんのビールたち。紹介したもの以外にもいくつか商品があるので、機会があればぜひ試してみてほしい。海外のビールと比べてお手頃なお値段で買えるのは魅力である。パッケージも可愛いので、飲み比べした後は飾ってもいい。
そんな楽しみいっぱいのクラフトビール。次のお中元やお歳暮は、こういうものをプレゼントするのも面白いかもしれない。