右手にはワインを、左手にはビールを。

食の世界に魅せられて。美味しい料理やお酒が好きなアラサーです。 「食のエンターテイメント」を、皆さんと共有出来たら良いなと思います。

また食べたくなる。そんな味ってどんな味?キューバサンド

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はじまりは、ある料理映画からだった。

 

映画から始まるキューバサンドストーリー

料理映画は欠かさず観る私が特に好きなのが、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」。

この映画は、「アイアンマン」シリーズのジョン・ファヴローが監督、脚本、主演を務めた作品。

一流レストラン総料理長だった主人公が、提供する料理の話でオーナーと衝突、店を辞めることになり、他の料理店に再就職することも叶わずに意気消沈していたのも束の間、ふと出先で食べたキューバサンドイッチをきっかけに、友人・家族とフードトラックを始めることに。

現代らしくSNSを活用して店は大繁盛、そして大団円というシンプルなサクセスストーリーである。

途中、男の友情や家族との絆をテーマとしたシーンを程よく交えているのも魅力なのだが、シンプルに美味いものは美味いという揺るぎないメッセージと、フードトラックという夢を与えてくれたのが、この映画だ。

 

 

この映画の魅力についても詳しく話したいけれど、この話にはまだまだ続きがある。

実は、同じようにこの映画にロマンを感じた人がいたらしい。それだけでなく、実際に海を渡り全米(キューバではない笑)ナンバーワンのキューバサンド屋でキューバサンドを食べに行き、今は日本で店を構えているのだという。

街ぶら番組でそのことを知った私は、早速その店へと向かった。

場所は東京、中野。

その店の名は、「サンセットビアーFC」というらしい。

「サンセットビアーFC」

JR中央線中野駅から歩いて15分ほどだろうか、商店街の中に位置するその店は、洒落た外装ながら古き良き空気に溶け込んでいた。 

tabelog.com

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オープン時刻の10時ピッタリに店に行くと、ちょうど店が開くところ。

カウンターからの注文で持ち帰りも出来るが、せっかくなのでイートインで利用することに。

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白を基調とした、これまたオシャレな店内。ところどころにスニーカーなどが飾られていたり、飲食店ながら、良い意味で飲食店らしからぬ雰囲気。

後に聞いたのだが、店主は前職がアパレル関連の経歴だったらしく、それにも納得のお洒落さなのである。

 

店内のテレビにはあの映画も流れていて、ファンとしては心が躍る。

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さて、早速メニューを確認すると、キューバサンドは「クラシック(レギュラー1000円)」と「ダブルダブル(レギュラー1500円)」の2種類のメニューがあり、レギュラーサイズとハーフサイズから選ぶことが出来る。

「ダブルダブル」は肉多めのボリューミーなサンドらしいのだが、今回はスタンダードな「クラシック」の方をオーダー。

 

飲み物は?

勿論ビールで!

……と言いたいところだが、朝からビールを身体に入れる気にはならなかったので、炭酸飲料を購入。

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10分程度サンドが出来上がるのを、映画を観ながら待つ。

いい匂いが漂ってきた……

 

そして、出来立てのキューバサンドをパクッとすると……

 

 

ひゃああああああ

 

うまいよぉぉぉぉぉぉ

 

なんだこれ、なんだこれ。

 

キューバサンドというものが日本において珍しいということはあるけれど、

 

これはそんな物珍しさからくる感動ではない。

 

むしろ、なんとも味のバランスが良い、安定感ある味わい。

 

程よい大きさに切られたサンドイッチ、中のハムは主張しすぎず、オレンジやライムなどの柑橘果汁をベースとしたマリネ液で一晩漬けられたジューシーなローストポークの具が何とも美味しい。

多すぎないマスタード、チーズ、それにピクルスも、酸味、塩味が行き過ぎず、いい仕事をしている。

ちなみに、本場ではラード入りパンを使うらしく、これを日本で探すのには苦労されたという。サンドを焼くときにはバターをたっぷりとつけて焼き上げているので、このパンがいかに美味しいかは、想像に難くないだろう。

 

パンとラードを結び付ける発想がなかった私だが、この美味しさに納得である。

ラードにしか出せないボリューム感と中の具材との相性。

なるほど、、、である。

 

食べ終わった後の満足感といったら……。

 

そして、食べ終わってすぐにまた、食べたくなる。

 

こんなにすぐに、また食べたい味って、つくれるんだ。

 

敢えてボリュームとニンニクをきかせた本場の味に寄せずに、また食べたくなる味をつくりたかったという店主の思惑通り、私はまんまとこのサンドイッチの虜になってしまった。

 

また食べたい。そう思った私は……。

 

でも、ラードが練り込んであるパンなんか、見たことがない……

 

それなら、塗ってみるか、ラード。

作ってみるか、ラードから。

 

さすがにパン生地からは作らなかった私だが、せめてラードを塗ってホットサンドにしてみたいという欲望が生まれ、早速肉屋で豚の背脂を買ってきたわけである。

いざキューバサンド作り

はじめまして、ラードさん

豚の背脂って、とにかく安い。良い国産豚の背脂でも100g30円しない。

良いものが安く手に入った嬉しさに、なんともテンションが上がってしまった私。

早速200g程度の背脂を切って、フライパンに投入。

そしてフライパンに少量の水を入れて、中火で火を入れる。

ジュ―……

チリチリチリ……

良い音。

そのうち、パチパチッという音がどんどん大きくなり、ついには油で背脂を揚げているような感じになってきた。

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そして出来た油を別の容器に漉しながら移し、冷ましていく。

 

こちらはカリカリになった背脂の方。

せっかくなのでこれを使って何か食べたくなってきた。

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 ということで、ここにご飯を投入。

味付けをして、背脂チャーハンの出来上がり。

思った以上にまったく油あぶらしていない。歯ごたえもさっくさくだ。

醤油の風味と良く合う。

 

うまし。。。

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さてさて冷めて出来上がった方のラードはこちらである。

200gでもそれなりの量のラードが出来た。

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スプーンでひとすくい。

これを使って、キューバサンドを作ってやるんだ……ふふふ

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キューバ風サンド作り

キューバサンドは、大まかにはまずメイン具材のローストポーク作りがある。

オレンジやライムなどの果汁とオリーブオイル、ハーブ、スパイスに豚肩ロースのブロックを一日漬けて焼き上げる。そして他の具材であるハムとチェダーチーズ、マスタード、ピクルスをパンに挟んで、バターを塗って焼くというのが一般的な作り方のようだ。

 

私は手軽に食べたい家用レシピとして、ちょっと手間を省いて作ってみた。

いわゆるキューバ風サンドである。笑

 

まず肉だが、色々比べてみたいのもあり、鶏肉と豚肉で別々にサンドしてみた。

さらにソースも2種類。オレンジジュース・砂糖・醤油・酒・みりん・ニンニクのオレンジ照り焼きソースと、ケチャップ・ソース・醤油・砂糖・にんにく・マスタードのバーベキューソースで味付け。

さらにパンも、食パンとブリオッシュで試してみる。

 

ちなみに使用したマスタードとマヨネーズ、ピクルスはこちら。

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ちなみに私はホットサンドメーカーを持っていない。

多めに具材を入れ、外側にラードを塗って火を入れたら……

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つぶす!!!

つぶす!!!!

 

つぶすぅぅぅぅ!!!!!!

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こんな感じでこんがり焼きあがった。

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追いチーズで外から粉掛けたりして。

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そうして好き放題に作った私。

今度こそビールを片手にサンドイッチを作って食べる。

いやん。

おいしい。

これおいしいいいいい。。。

 

ラード塗るとこんななるんだ。とっても香ばしい。

挟む肉は、鶏肉・豚肉で比較すると、流石にラードが豚の脂を使っているのもあり、豚肉の方がより良く合った。

ソースは、元のレシピに近いオレンジ照り焼きソースも、バーベキューソースもどちらも美味い。

パンは、両方とも超ピッタリ!という感じではなかったので、もうちょっと合うのを探したいなあなんて思わなくもない。

そして、手で押すのには早々に限界を感じる……

 

もうこれ、ホットサンドメーカー買うしかなくない?

「また食べたい」の難しさ

こうして実際作ってみて思うのだが、やはり「もう一回食べたいお店の味」を作るのって難しい。

そこにあるのは贅沢さではなく、チェーン店のような味の安定感でもなく、人が想いを持って作ったいわば「普遍的な美味しさ」へのこだわりとでも言おうか……。

そう思うと、やはり食は面白い。

いつか私もキッチンカーでそんな旅をしたいなあなんて思う次第である。

そして、そう思わせてくれたあの映画やお店との出会いに感謝して、今日からまた美味しい出会いを楽しみに生きるのさ。

 

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