右手にはワインを、左手にはビールを。

食の世界に魅せられて。美味しい料理やお酒が好きなアラサーです。 「食のエンターテイメント」を、皆さんと共有出来たら良いなと思います。

お酒で頭痛が起こる理由とは?飲み会後のスッキリ対策5選

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12月も中旬を迎え、街はイルミネーションで彩られ、仕事納めに忘年会のシーズンがやってくる。友人や同僚と過ごすひとときは、一年間の出来事を共有しながら時には愚痴を言い合ったりして、絆を深める大切な時間。

とはいえ飲み会の翌朝や帰宅後に頭痛で動けなくなる経験がある人も多いのではないだろうか。

今回は、飲酒後の頭痛を和らげる方法や予防のコツについてご紹介。せっかくの楽しいお酒の時間をもっと快適に、健康的に過ごすためのヒントを見つけてもらえると嬉しい。

頭痛とお酒の因果関係

飲み会の後に襲ってくる頭痛。そもそもなぜお酒を飲むとこうした症状が起こるだろうか。その原因には、いくつかのメカニズムが関係している。

1. アルコールの利尿作用による脱水症状

アルコールには利尿作用があり、体内の水分が通常よりも多く排出される。お酒を飲むとトイレに行きたくなること、皆さんもよくあるのではないだろうか。しかしこの作用により脱水症状が起こり、脳を包む膜が収縮することで、頭痛が発生してしまう。

2. 血管の拡張

アルコールは血管を一時的に拡張させる働きがあり、拡張した血管が周囲の神経を刺激するため、ズキズキとした頭痛の原因となることがある。

よくストレスが続くと頭痛がするというが、これはストレスから脳を守ろうとして脳が血管を収縮してくれる作用のあるセロトニンを慢性的に放出してしまい、セロトニン不足になることで血管の拡張を抑えられず頭痛がしてしまうというメカニズムなのだ。

3. アセトアルデヒドの蓄積

体内でアルコールが分解される過程で発生する「アセトアルデヒド」という物質は毒性が強く、頭痛や吐き気の一因となってしまう。特に代謝能力が低い人は、この影響を受けやすい傾向があるという。

4. 添加物の影響

特に赤ワインなどには血管を拡張させる「ヒスタミン」などの化合物が含まれており、こういった化合物が原因で頭痛を引き起こす場合があるが、他にもお酒の種類によっては頭痛を引き起こしてしまうことも。

ちなみにこれまでは、ワインを飲んで頭痛になるのは酸化防止剤(亜硫酸)が原因という説があり、一部ではかなり倦厭されていた印象があるが、近年ではワインに含まれる「ヒスタミン」や「チラミン」などの生体アミンが頭痛の主な原因だといわれている。

飲酒後の頭痛を和らげる具体的な方法

お酒を楽しんだ後の頭痛に対処するためには、手軽に実践できる解消法を知っておくことが大切。以下の方法を試して、次の日の辛さを和らげてみてはいかがだろうか。

1. 水分補給をしっかりと

アルコールによる脱水症状が頭痛の主な原因の一つならば、飲酒中や飲酒後にコップ一杯の水を飲むことで、体内の水分を補い頭痛を軽減できる。

2. 温かい飲み物でリラックス

コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインには、血管を収縮させる作用がある。ただし、胃が弱いと感じる場合は、ハーブティーのような刺激の少ない飲み物を選んだ方が良いだろう。

3. 頭を冷やして痛みを和らげる

冷たいタオルや保冷剤を頭や首の後ろに当てることで、血管を収縮させ痛みを抑える効果が期待できる。逆に寒気がする場合は、身体を温めることも大切。

4. 栄養補給で肝臓を助ける

しじみの味噌汁やアミノ酸を豊富に含む食品(卵、ナッツなど)は、アルコール分解を促進してくれる。飲酒後や翌朝の食事に取り入れると効果的だ。

5. ビタミンCの活用で悪酔いを予防

ビタミンCは、アルコールの代謝をサポートするため、翌朝の体調を整える助けになる。最近では、飲み会前に簡単に摂取できる悪酔い防止サプリも人気。

私が色々試す中で一番効果があったのはDHCのビタミンCのサプリで、90日分180粒でも約500円なので、コスパも良くおすすめだ。普段、飲み会の直前~1時間前くらいには飲むようにしているが、これだけで翌日のだるさがないどころか飲み会中の不調もない。

6. ツボ押しで自然に解消

頭痛を感じたら「百会(ひゃくえ)」という、頭頂部の両耳と鼻の延長線が交わる部分にあるツボや、「風池(ふうち)」と呼ばれる、耳の後ろにある骨から少し下った先のくぼみ部分のツボを優しく押してみてくると、血行が良くなり、痛みが和らぐと言われている。

頭痛を避けるための飲み方の工夫

頭痛を予防しながらお酒を楽しむには、少しの工夫が重要。いくつかのポイントを押さえて、次の日もスッキリした朝を迎えたいものだ。

1. 飲酒前に空腹を避ける

空腹状態で飲むと、アルコールの吸収が早まってしまい体に負担をかけるので、飲み会の前に軽く食事を摂るか、消化の良いスープやサラダを食べておくと良い。ちなみに妹はいつも食事会の前にはおにぎりを一つ食べている。

2. チェイサーを活用する

お酒と一緒に水や炭酸水を飲むことで、アルコールの濃度を調整しつつ脱水を防ぐことも、基本だが大切なこと。一杯ごとにチェイサーを取り入れる習慣をつけると効果的だ。

3. ビタミンやミネラルを補給

ビタミンB群はアルコールの分解を助けるので、豚肉や卵、緑黄色野菜をおつまみとして選ぶのも良い選択だろう。

4. お酒をゆっくり味わう

一気飲みや短時間での大量摂取は頭痛の原因。飲むペースをゆっくりにして、体がアルコールを処理できる時間を確保しながら楽しむのが良い。

5. お酒の種類を選ぶ

頭痛の原因となりやすい添加物を避けるため、品質の良いお酒や糖分が少ないお酒を選ぶことも良いだろう。

まとめ: 健康的にお酒を楽しむために

忘年会シーズンは、1年の疲れを癒やし、仲間と楽しい時間を共有する絶好の機会。とはいえ、翌日の体調が気になるのも事実。

自分の体を労りながらお酒を楽しめるよう、チェイサーを取り入れたり、適度に飲むことで、次の日も気持ちよく過ごせるのだ。もし頭痛が続く場合や違和感があれば、無理をせず医師に相談することも忘れずに。

ぜひこれらのコツを忘年会シーズンに試してみてほしい。

飲んだ翌日も皆さんが元気に過ごせますように!

 

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