散歩が好きで、知らない道を歩くのも苦にならない。
そんな中で東府中を歩いていて、ふと目に留まったのが「COFFEA EXLIBRIS kettle(コフィア エクスリブリス ケトル)」だった。
古民家を活かした佇まいになんとなく惹かれて入ってみたら、想像以上に心地よい時間が流れていた。
京王線東府中駅からは徒歩約3分。
焙煎所併設のスペシャルティコーヒーロースターで、落ち着いた空間の中で丁寧に淹れられた一杯が味わえる。
今回は実際に訪問し、コーヒーやスイーツ、店内の雰囲気を率直にレビューしていく。
- COFFEA EXLIBRIS kettleとは?焙煎所併設のスペシャルティコーヒーロースター
- 初訪問でも安心。お試しコーヒーが楽しめるサービス
- スペシャルティコーヒーとコーヒービールを実飲レビュー
- 自家製スイーツも本格派。コーヒーに寄り添う2種のケーキ
- 自家焙煎のコーヒー豆も購入可能。日常に持ち帰れる一杯
- COFFEA EXLIBRIS kettle(コフィア エクスリブリス ケトル)の店舗情報|東府中駅徒歩3分
- まとめ|COFFEA EXLIBRIS kettleは東府中で静かに楽しめる本格派カフェ
COFFEA EXLIBRIS kettleとは?焙煎所併設のスペシャルティコーヒーロースター

COFFEA EXLIBRIS kettle(コフィア エクスリブリス ケトル)は、2015年にオープンしたスペシャルティコーヒーロースター。
スペシャルティコーヒーとは、生産地・精製方法・品質評価まで厳格に管理された高品質なコーヒー豆のこと。
同店では、生産者のストーリーやテロワール(産地特性)を重視し、豆本来の個性を引き出す焙煎を行っている。
エチオピアなら華やかさ、グアテマラならナッツ感というように、産地ごとの個性が明確に表現される。
焙煎には、世界的に評価の高いドイツ・プロバット社製の焙煎機を使用。
熱量コントロールに優れた焙煎機で、豆ごとの最適な焙煎プロファイルを設計し、香り・甘み・余韻のバランスを丁寧に仕上げている。
そのため、深煎りでも重すぎず、浅煎りでも酸味が尖らない。

この日はコーヒー豆を買い求める人の出入りが絶えず、常連と思われる方々が豆を数種類まとめて購入していく姿が印象的だった。
店内利用だけでなく、日常的に豆を買いに訪れる人がいることからも、この店が地域に根付いたロースターであることがうかがえる。
焙煎所に併設されたカフェスペースでは、焙煎したての豆を使用した一杯をその場で楽しめる。
ロースターならではの鮮度と設計思想を体感できるのが大きな魅力である。
初訪問でも安心。お試しコーヒーが楽しめるサービス

まず印象的だったのが、お試しコーヒーをいただけること。
この日提供されていたのは2026年バレンタイン限定ブレンド。
ダークチョコレートのようなコクと、ほのかに甘い余韻が印象に残る一杯だった。
ロースター併設店は豆の種類が多く、初めてだと迷うこともあるが、そんな中で一口味わえるのはありがたい。
味の方向性を知ることで、安心して注文ができる。
こういった細やかな気遣いと、その季節ごとの限定感からくるワクワク、期待を裏切らない味わいが、常連を生む秘訣なのだろう。
実際、カウンターでは持ち帰り用の豆を購入する常連と思われる来店客の姿も。
私もすでにこの時点で少し心を掴まれてしまっていた。
スペシャルティコーヒーとコーヒービールを実飲レビュー

府中ノ森ブレンド(650円)

府中の森ブレンドというのは、府中の欅並木や大國魂神社の森、府中の森公園など、緑豊かな街のイメージから作られたブレンド。
ホンジュラス、コロンビア、ブラジル、インド、インドネシアの豆を使用しているとのこと。
深煎りで香ばしく、ダークチョコレートのようなコクと豊かな量感が印象的。
ホットでもアイスでも、さらにはカフェオレにしても美味しそうな味わいだ。

アンバーエール【Pura Vida!(プラヴィダ)】(880円)

こんなに雰囲気の良い喫茶店でも、アルコールが気になってしまう私……(笑)。
目に留まったのは、以前訪れたことのある昭島・イサナブルーイングとのコラボビール「Pura Vida!」。
コスタリカ産コーヒーを使用したアンバーエールで、グラスに注いだ瞬間、ローストした豆のやわらかな香りが立ち上がる。
スタウトのように重厚で攻めた味わいではなく、むしろコーヒーを一口飲んだときの穏やかな落ち着きを感じる。
モルトのコクに、ほのかなコーヒーの苦味が重なり、後味はすっと軽やか。
意外性はあるのに構えずに飲める、完成度の高い一杯だった。
自家製スイーツも本格派。コーヒーに寄り添う2種のケーキ

ロースター併設のカフェというと、どうしても主役はコーヒーになりがちだが、COFFEA EXLIBRIS kettleはスイーツの完成度も高い。
焼き菓子は店内で丁寧に作られており、価格も良心的、かつ味は決して脇役ではない。
コーヒーの風味を引き立てる設計がきちんと考えられている。
さらに嬉しいのは、メニューにそれぞれのスイーツに合うおすすめのコーヒーが具体的に記載されていること。

コロンビアやケニア、エチオピアなど、産地まで示されており、ペアリングに迷わず楽しめる。
単に「甘いものがある」というだけではなく、コーヒーとスイーツを一体で味わえるので、コーヒー好きには嬉しい提案だ。
チョコレートケーキ(400円)

まず驚いたのは、その価格以上の完成度。
見た目は素朴だが、フォークを入れるとしっとりとした生地がゆっくりとほどける。
口に含むと、カカオのほろ苦さとやわらかな甘みが広がり、重すぎない絶妙なバランスに仕上がっている。
ガトーショコラのような濃厚さを持ちながらも、口どけは軽やか。添えられた生クリームを合わせると、コクがまろやかに変化する。
特に府中ノ森ブレンドとの相性が良く、焙煎由来のビターな余韻とカカオの風味が自然に重なり合う。
甘さで押すのではなく、香ばしさを引き立てる設計となっていて、ロースター併設店らしい一品。
レモンタルト(350円)

一方のレモンタルトは、印象ががらりと変わる。
表面にうっすらと粉糖がかかり、ナイフを入れると滑らかなレモンクリームが顔を出す。
口に含むと、まずきゅっとした酸味が立ち、その後にやわらかな甘さが追いかけてくる。
タルト生地はサクサクというより、ほろっと崩れる優しい食感で、強すぎない酸味が心地よく、コーヒーの苦味をリセットしてくれる。
チョコレートケーキが寄り添う存在なら、こちらは整える存在。
食後にもう一口コーヒーを飲みたくなる、そんな軽やかな一皿だった。
自家焙煎のコーヒー豆も購入可能。日常に持ち帰れる一杯

カフェスペースとは別に、販売エリアには自家焙煎のコーヒー豆が整然と並ぶ。
産地・精製方法・風味特性まで明記されたカードが添えられており、スペシャルティコーヒー専門店としての姿勢がはっきりと伝わる構成だ。
飲んで終わりではなく、気に入った味をそのまま自宅へ持ち帰れる導線が自然に組み込まれている。
さらに、フレンチプレスやドリッパーなどの抽出器具も揃い、家庭での再現性まで設計されている点は、焙煎所併設店ならではの強みだろう。

さらに、気軽に楽しめるコーヒーバッグも用意されている。

ドリップバッグよりも手軽で、ひし形状のバッグをカップに浸すだけというシンプルな仕様。
実際に自宅で試してみると、驚くほど店内で飲んだ印象に近い味わいだった。
香りの立ち方やコクのバランスが大きく崩れず、再現性の高さを感じる。
抽出器具がなくても楽しめるため、自宅用はもちろん、ちょっとしたギフトにも選びやすい。
カフェ体験を持ち帰れる設計は、こうした細部にも表れている。
さらに、マイカップ・マイタンブラー持参で50円引きになる取り組みも行われている。
単なる値引きではなく、日常的にコーヒーを楽しむ人を後押しする設計だ。
COFFEA EXLIBRIS kettle(コフィア エクスリブリス ケトル)の店舗情報|東府中駅徒歩3分

住所:東京都府中市八幡町3-19-3(京王線 東府中駅 徒歩約3分)
営業時間:
・平日:12:00〜19:00(LO18:00)
・土日祝:11:00〜19:00(LO18:00)
定休日:火曜
席数:約15席
支払い方法:クレジットカード・電子マネー・QRコード決済対応
※営業時間・定休日は変更となる場合があるため、最新情報は公式HP・SNSをご確認ください。
まとめ|COFFEA EXLIBRIS kettleは東府中で静かに楽しめる本格派カフェ
COFFEA EXLIBRIS kettleは、焙煎所併設ならではの高品質なスペシャルティコーヒーと、古民家を活かした落ち着いた空間が共存する一軒。
その場で味わう体験と、自宅へ持ち帰れる設計が自然につながっている点も印象的だった。
東府中という中心部からはやや離れたエリアにありながら、本格的なコーヒーを静かに楽しみたいなら、選択肢の上位に入る店だろう。
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この記事を書いた人:らむこ
おいしいものと人の温かさを探して、あちこち食べ歩いています。
レビュー歴10年以上、Googleレビューでは全国上位5%のレビュアーとして活動中。ブログやSNSでは、料理の味だけでなく、空間や人柄、ちょっとした気づきまで伝わるようなレポートを心がけています。
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