「ワインに合うパンがほしい!」という気分のとき、ふと思い出したのが中河原にある昨年末にオープンしたばかりのパン屋さん。
2025年6月に、府中市・中河原駅近くの人気店『ルヴァン・ドール』を訪れたのですが、これが驚くほどの大当たり……!
ハード系のバゲットやワイン向けの惣菜パンがそろい、しかも店主は製パン界の大御所ムッシュイワンの出身という実力派。
ワインとパンのマリアージュが好きな方には、まさにぴったりの一軒だったので、ご紹介させていただきたい。
- 中河原で本格パンを味わうなら『ルヴァン・ドール』がおすすめ
- イートイン&モーニングあり!店内の雰囲気と楽しみ方
- 定番から創作まで!『ルヴァン・ドール』のパンラインナップ
- 沖縄フェアなどイベントも充実!
- ワインに合うパン3選|実食レビュー
- ルヴァン・ドールの店舗情報・アクセス方法まとめ
- まとめ|府中市・中河原でワインに合うパンを探すならここ!
中河原で本格パンを味わうなら『ルヴァン・ドール』がおすすめ
『ルヴァン・ドール』を手掛ける松村シェフは、かつて府中のけやき並木通り沿いにあった同名店の最後の店長とのこと。
その後、ハードパンの名店で知られる『ムッシュイワン 立川店』や三鷹の『ポラリス』などで20年以上の経験を積み、2024年12月に自身の店をオープン。
「一.粉 二.種 三.技術」の信条を掲げ、守り続けた名店の味をこちらのお店でも堪能できるというわけだ。
また、松村シェフは、国際製菓専門学校の講師も務めるなど、製パン技術の指導にも力を入れている職人。まさに“本物”のパンが味わえる一軒だ。
イートイン&モーニングあり!店内の雰囲気と楽しみ方
お店の内装は白を基調とした明るい雰囲気。イートインスペースも完備されていて、買ってすぐ味わえるのも嬉しいポイントだ。
午前7時から10時まではモーニングメニューもあり、食パンとコーヒーが楽しめる。
こちらのコーヒーはヨーロッパで50年以上愛されるCOSTAコーヒーを提供。ブレンドからストロングやカプチーノなど、その時の気分で選べるのも嬉しい。
定番から創作まで!『ルヴァン・ドール』のパンラインナップ
あれもこれも食べたい!目移りするショーケース
『ルヴァン・ドール』ではメロンパンからクロワッサンなどの定番はもちろん、ハード系から惣菜パンまで網羅しており、パン好きなら何度でも通いたくなる上、様々な創意工夫が凝らされており、思わず感心してしまった。
しかも、商品1つ1つに丁寧な説明書きがあるのも非常に好感が持てる。アレルゲンも手書きで記載されているので、食品アレルギーのある方でも安心だ。
まず『本日のオススメ』なるPOPとともに店頭に並べられていたのはショコラオランジェ(324円)。デニッシュ生地の中にマーマレードとチョコを挟んで焼き上げられているそうだ。
素晴らしいのは、旬の食材などを用いてこの日限定のパンを出していて、この時しか食べられないかもしれないという限定感を見事に演出している。
ハード系も充実!ワインと合わせたいパンがずらり
ハードパンも充実。
いちじくのハードパンの説明を見てみると、白ワインに漬け込んだジューシーな白イチジクを胡桃とホワイトチョコと一緒に包んだと書いてある……。
くっ、なんて美味そうなパンなんだ!!!ワインと、ワインと合わせたい!!!
和洋折衷の惣菜パンは日替わりも!見逃せない限定品
惣菜パンも様々な種類がある。
定番のクロックムッシュのような洋風惣菜パンから、初めて見るような味噌パンという、和惣菜を包んで味噌生地をかけて焼き上げられた和風のパンもある。
この日はガーリックのきんぴらごぼうの和惣菜だったようだが、これも日によって変わるようだ。なんとも面白いではないか。
メロンパン・クロワッサン・あんぱん…甘いパンも大充実
私は普段あまり甘いパンは食べないのだが、このお店のデニッシュ系のパンは、オレンジやレモンなどの爽やかな果物と合わせているものもあり、試してみたくなる。
和風の甘いパンに欠かせないのは、なんといってもあんぱんだ。
新作のよもぎあんぱんも美味しそうだが……、
抹茶あんぱんやあんずあんぱん、そして極めつけのバターが挟まっているあんフランスはきっとワインとも最高の相性を奏でることだろう……。
サンドイッチやバーガーもボリュームたっぷり
サンドイッチやバーガー系などもしっかりと用意されている。価格はサンドイッチが216円、バーガーが378円~454円ほど。
たっぷりのたまごサラダやコロッケなどの定番の具も良いが、新玉ねぎや枝豆など旬の食材を使ったパンも気になってしまう。
そして、伝統を守り受け継がれてきた味だというバタール。こういう伝統の味があるからこそ、新しい味も試したくなるというもの。
また、パンだけでなく、スープやドレッシング、ジャムなども販売されている。パンと関連する商品を販売し、クロスセル戦略までしっかりしている。
特にジャムは、身体に優しい商品素材で作られているとのことで、保存料や香料不使用で、フラクトオリゴ糖を使用したノンシュガーであり、虫歯にもなりにくいとか。
こだわりが感じられるのも素敵である。
沖縄フェアなどイベントも充実!
この日は沖縄フェアが開催中で、スパムやシークワーサー、あぐー豚など沖縄の食材を使ったユニークなラインナップが並んでいた。
- ハッシュドポークとスパムの総菜パン(346円)
- ゴーヤとくんちゃまベーコンの総菜パン(346円)
- タコスの惣菜パン(346円)
- アグーメンチバーガー(411円)
- とりささみのシークワーサードッグ(411円)
- シークワーサーのクリームパン(260円)
- サーターアンダギー(140円)
- 三枚肉のサンド(411円)
- シークワーサーサイダー(350円)
他にも様々な沖縄の食品が陳列され、タコライスの素など、よく見る美味しそうな沖縄料理のパウチなどが販売されていた。
ワインに合うパン3選|実食レビュー
さて、色々目移りしてしまった私だが、今回は3種類のパンを買ってみた。
明太ポテトパン(324円)
じゃがいもをまるごとフランスパン生地に包み、明太子ソースを絞りチーズを入れて焼かれている。
他のお店でも明太ポテトパンはよく買うのだが、このお店では明太子ソースがたっぷり入っていて、チーズ(恐らくカッテージチーズ)が入っているのがポイントだ。
最後までパンと具両方の味を楽しめるのが良い。
アンチョビキャベツパン(314円)
フランスパンの生地に刻んだキャベツとオリーブオイルを炊き込みアンチョビバターを包んで焼き上げられている、アンチョビキャベツパン。
割ってみると、本当に程よくパンに散らされたアンチョビとキャベツ。
素晴らしい塩味の塩梅で、赤ワインと合わせていただくともうたまらないったら。
次回のリピートも間違いなしである。
新玉ねぎのフランスパン(314円)
最後は丸ごと新玉ねぎがごろんと入ったインパクト抜群のパン。
淡路島産の新玉ねぎまるまる1個をコンソメでコンポートし、フランスパンの生地で焼き上げられている。
コンソメの風味や塩味は正直あまり感じなかったのだが、何より新玉ねぎの甘味が凄い……!最初の一口から最後の一口に至るまで、ずーーーーーっと甘い。
新玉ねぎが好きな方には是非食べていただきたい。この甘さを共有したい……!
ルヴァン・ドールの店舗情報・アクセス方法まとめ
『ルヴァン・ドール』の店舗情報は下記の通り。中河原駅は改札が1つだけで、改札を出て左の道を道なりに直進すれば間もなくお店が見えてくるので、あまり迷うこともないだろう。
店名:ルヴァン・ドール(Levain d'or)
住所:〒183-0034 東京都府中市住吉町2丁目27−11 第一マルイビル
電話番号:042-306-9958
営業時間:月〜水・金〜日:7:00〜16:00
定休日:木曜
公式Instagram:@levain.dor
アクセス:京王線「中河原駅」から徒歩約3分
支払い方法:現金・クレジットカード・各種電子マネー・QRコード決済
※本記事は2025年6月に実際に訪問した際の内容をもとに執筆しています。価格や品揃えは変更の可能性があります。
まとめ|府中市・中河原でワインに合うパンを探すならここ!
『ルヴァン・ドール』は、職人技の本格パンを味わいたい人にぴったりのお店。
旬のものをしっかり用いていて、ウリもあり、限定感もあり、しっかりフェアを打ってイベント感を演出している。
訪れるたびに新しい発見があり、リピーター施策もバッチリ。
経営戦略というか、やるべきことをしっかりやっているお店だという点でも感心してしまった。
近くにお住まいの方はもちろん、パンを愛するすべての人におすすめしたい一軒だった。
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