右手にはワインを、左手にはビールを。

美味しいの裏側には、作り手のストーリーがある。Googleレビュー上位5%の酒好きが綴る食と酒のノンフィクション。

【カルディ直営】下高井戸「ピッツェリア トニーノ」で本格ナポリピッツァを正直レビュー|1階はKALDI店舗!

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コーヒー豆と輸入食材でおなじみのカルディ。そのカルディが実は、カフェやショコラトリー、バルなどを運営しているのはご存じだろうか。

その中でも、今回はピザ窯付きの本気ピッツェリアをやっているとのことで、母が見つけてくれた京王井の頭線の下高井戸駅のお店へ行くことに。

場所は下高井戸駅から徒歩1分。駅チカとは思えない、テラス付きのおしゃれ空間。1階はカルディの小売店舗、2階がレストラン「ピッツェリア トニーノ 下高井戸北口店」へ。

オープン時間から予約をして伺ったら、ずらり行列が。

今回は、そんな人気のスポットのレポートをさせていただきたい。

祝日のランチタイムは満席御礼!事前予約は必須

ピッツェリア トニーノのおしゃれな店内

ピッツェリア トニーノのおしゃれな店内

階段を上がると、すでに人が並んでいる。「予約しててよかった…」思える盛況ぶり。オープンする際に気づいたのだが、前に並んでいた全員が予約客だったのには驚いた。

下高井戸の駅前にこんなに人気のピッツェリアがあるとは、正直ちょっと意外だった。店内は白と青を基調にした落ち着いた雰囲気で、おしゃれでありながら、肩肘張らずに過ごせる空間だった。

コースは5,500円で大満足の構成

この日のコースは以下の通り:

  • 前菜盛り合わせ
  • 石窯ピッツァ(2種)
  • カニのトマトクリームパスタ
  • メイン料理(肉)
  • ドルチェ+カフェ

ちなみにお値段は税込5,500円とお手頃。

前菜やパスタ、お肉料理は旬の食材を使ったメニューで、およそ1か月ごとにメニューも変わるとのこと。

 

まずはスパークリングワイン(グラス料金・税込630円)で喉を潤し、コースの幕開け。お手頃価格で気軽に楽しめるのも嬉しいポイント。

スパークリングワイン(630円)で乾杯

スパークリングワインで乾杯

前菜盛り合わせ

前菜の盛り合わせは、カルディの仕入れ力を感じる、イタリア惣菜のようなセレクト。野菜やシャルキュトリーなどがバランスよく配置されていて、ワインにも合うものばかり。

野菜多めで、女性には特に嬉しいプレートかもしれない。

ピッツェリア トニーノの前菜盛り合わせ

ピッツェリア トニーノの前菜盛り合わせ

ピッツァは本格石窯焼き!

次にやってきたのはピザ。ピッツェリアというだけあり、看板メニューとのこと。

真のナポリピッツァ協会」が認定した、昔ながらの製法で焼き上げた本場さながらの本格ナポリピッツァだそうだ。

ちなみに、本格ナポリピッツァとは?

ナポリピッツァとは、イタリア・ナポリ発祥の伝統的なピッツァのこと。

生地は小麦粉・水・塩・酵母だけで作り、高温の薪窯で一気に短時間で焼き上げるのが特徴。

外は香ばしく、中はふっくらともちもち。縁(コルニチョーネ)はふっくら膨らみ、香ばしい焼き色がつく。

また、トマトやモッツァレラチーズなどの素材もできるだけシンプルに、本場ナポリで親しまれてきたスタイルを大切にしているのが、「本格ナポリピッツァ」と呼ばれる理由。

 

口コミでも「ピザがすっごく美味しい!」との声が多かったので、楽しみにしていたメニューである。

今回のピザは2種類。まずはマルゲリータ。シンプルだが、確かに美味い。

トマトの爽やかな酸味とチーズのミルキーなコクが重なり合い、シンプルながらも飽きのこない、まさに本格派の美味しさ。

ピッツェリア トニーノのピザ(マルゲリータ)

ピッツェリア トニーノのピザ(マルゲリータ)

ワインリストをパラパラとめくり、数多く用意されたイタリアワインから、バルベラ100%のバルベラダスティ(赤ワイン)をチョイス。

バルベラダスティで合わせる

バルベラダスティで合わせる

次にやってきたコンビーフ×ポテトのピザとも相性抜群だ。
ジャンクさと塩味のバランスが絶妙で、気軽に“イタリアの家庭料理感”を楽しみながら談笑。

 

ピッツェリア トニーノのピザ(コンビーフポテトピザ)

ピッツェリア トニーノのピザ(コンビーフポテトピザ)

季節のパスタ:カニのトマトクリーム

そして次はパスタ。

カニのトマトクリームパスタは、もったりしすぎず、カニの香りと旨みをしっかり感じる仕上がり。魚介系が苦手な人にもおすすめできる味わいだ。

ピッツェリア トニーノのカニトマトクリームパスタ

ピッツェリア トニーノのカニトマトクリームパスタ

メインは肉料理

肉料理が来る頃にはワインのボトルが開いてしまったので、追加の赤ワインをグラスで注文。

皮がぱりぱりのヤングコーンもいい感じ。

ピッツェリア トニーノのメインの肉料理

ピッツェリア トニーノのメインの肉料理

ドルチェとカフェ

最後はドルチェとカフェ。ジェラートやケーキ、パンナコッタなど、色々な甘味を楽しめるようになっている。

お腹がいっぱいだから食べられないか……?なんて思いつつ、いざコーヒーと一緒に食べてみると見た目より軽やかで、最後まで飽きずにぺろりだった。

ピッツェリア トニーノのドルチェ

ピッツェリア トニーノのドルチェ

人気ゆえの“惜しい点”も

祝日のランチタイム、入店してすぐに「予約してなかったら無理だったな……。」という盛況ぶり。

ただその一方で、実際に店内では「料理が来ない」「待ち時間が長い」という声がちらほら聞こえてきたのも事実。

私たちのテーブルも、コースの途中でかなりの時間が空く場面があった。

店員さんはとても丁寧で、料理の説明も感じがよかったのだが、“オペレーションが追いついていない”印象は否めなかった。

料理の提供タイミングが難しかったり、一皿一皿をしっかり仕上げている証拠なのかもしれないが、多少待たされても良いと心づもりして行った方が良いかもしれない。。。

ただ、特にピザに関しては「食べてよかった」と思えるクオリティがあり、店内も非常におしゃれだったので、非日常の雰囲気を味わいたい方にはおすすめだ。

また、今回は祝日に伺ったので、平日のランチはもっとスムーズかもしれない。

トニーノ 下高井戸北口店のアクセス・店舗情報

ピッツェリア トニーノの店頭看板

ピッツェリア トニーノの店頭看板

住所:東京都世田谷区松原3-29-19 鈴木ビル3階

アクセス:下高井戸駅から徒歩1分

営業時間:
火〜金曜日:12:00~15:00/18:00~22:00
土日曜日・祝日:12:00~15:30/18:00~22:00

定休日:月曜日

席数:50席

支払い方法:現金・クレジットカード・電子マネー可

席料:ディナーのみ300円(税込)

まとめ|“カルディらしさ”をレストランで体感するならここ

輸入食品の目利きが作るレストランは、やっぱり一味違う。カルディらしい遊び心と本気度が詰まった「ピッツェリア トニーノ」。

提供のテンポに多少の課題はあるものの、料理そのものの満足度は非常に高く、“知る人ぞ知る”お店としてぜひ訪れてほしい一軒。

カフェでは味わえない「カルディのもうひとつの顔」、一度体験してみてはいかがだろうか。

いいところも、ちょっと気になったところも含めて、率直にレポートさせていただいた。迷っている方の参考になれば嬉しい。

 

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