皆さんは、コンサートに行ったことはあるだろうか。
コンサートと一口に言っても色々なものがあると思うが、私が今回行ったのは陸上自衛隊の音楽隊のアンサンブルコンサート。
自衛隊といえば音楽エリートで有名。土日にイベントがあるということをたまたま知って、コンサートに出向いたわけだが、その後展示を見ているうちに色々と考えさせられる機会になった。
今回は、そんな話を認めていきたいと思う。
埼玉朝霞市の朝霞駐屯地へ
東武東上線で和光市駅へ。そこから徒歩だと約20分。少し歩く距離だが、センター無料駐車場を利用することが出来るので、車での来場も可能。
そうして見えてきたのは朝霞駐屯地の文字。
入っていいの、入っていいの……!?と、ドキドキしながら入る。
入って右の建物には、陸上自衛隊広報センターの文字が。
ツアーやコンサートなど日によって色々なイベントが!
今回私が行ったのはアンサンブルコンサート。動画や写真は撮れなかったのだが、演奏者は4人。内容としては、クラシックやジャズ、子供も楽しめる民謡など、様々な演目があった。
ちなみに、コンサートは少人数のものだけではなく、ホール単位でやることもある。
2020年オリンピック 東京開催決定記念演奏(陸上自衛隊中央音楽隊 第140回定期演奏会アンコール)
また、コンサート以外にもイベントがあり、具体的には、駐屯地の見学ツアーや、自衛隊車両や、ヘリコプターの搭乗体験、あとは時期に合わせた親子で楽しめる工作やゲームイベントなどが催されている。
戦車、銃など展示品も多く並ぶ
イベントが終了したら、勿論展示を見ていくのがオススメ。
戦車や銃、装備品などの展示品や年表など、今まで見たことがなかったものや知らなかったことをたくさん知る良い機会になった。
こちらは銃の展示品。機関銃、散弾銃、手榴弾、ロケット等、様々な種類が展示されていた。見るからに重そうで、扱うのに苦労しそうなものばかりである。
こちらは偵察時に使われるバイクだ。前輪の部分がほとんど装甲無しなのには驚いた。
私がバイク乗りではないので配達員みたいな空気が醸し出されていることが残念なのだが、普通にカッコいい。
このように自分で乗ってみることも出来る。
ちなみに防弾チョッキや自衛隊の服は自由に着ることが出来る。私は10kg以上ある防弾チョッキを着たのだが、これがまた重いこと。これを着たまま走ったりすることを考えると、弛まぬ訓練は必須なのだ。
また、救援用に使われるパラシュートなども展示されていたが、予想以上に大きく、どれほど上空から降りるのか、想像もつかないほど。
そして、こちらはロケットを積んだヘリ。大きさもさることながら、前後に多少長い印象。
というのも、これは前後二人乗りで、操縦桿の写真からは、操作が複雑そうなことが見て取れる。
外にも戦車が展示されている。こちらは水陸両用の車両である。三人用で、横に並ぶように座ることが分かる。
水辺でも使えるよう平べったいのだろう。大きさは、私と比較するとこんな感じ。
一目で大きいことがお分かりいただけると思う。
そしてこちらは偵察用の無人機。
空に飛ばすのだろうが、意外と普通に迷彩柄なのだなあと思った。
また、写真にはないが年表も知らないことばかりだった。
自衛隊発足当時から直近までの活動内容や、自衛隊の人数の変遷、また各戦闘機の機体数の変遷なども書いてあった。自衛隊の人数は年々横ばい~減少傾向にあり、また、戦闘機の種類も、以前は戦闘用が多かったが、最近は、災害派遣の影響もあり、その活動に役立つような種類のものが多くなっているということが分かった。
りっくんランドに行ってみて感じたこと
ということで、最初は音楽エリートの自衛隊のコンサートにつられて陸上自衛隊の広報センター、通称りっくんランドに行った私だが、結果的にコンサートだけでなく、自衛隊のことを知る機会になった。
というか、私が知らなさ過ぎたのだろうか。自衛隊は違憲だ合憲だ、防衛費がどうだ、色々な話がある中で、なぜこんなに知らなかったのかと思うほどである。
普段装備しているものの実物や歴史年表の展示、さらにその情報を詳しくコンピュータで見ることが出来たわけだが、個人的に、年表の展示が今回一番響いたかもしれない。
活動内容の詳しい状況や人数、機体の変遷を見ていくと、ふわふわしていたイメージが、どんどん鮮明になっていく。費用が何のために、どのようにかかっているのか分かるだけで、見方が変わってくる。
次回は、ぜひ海上自衛隊や、航空自衛隊の展示も見に行きたい。