右手にはワインを、左手にはビールを。

食の世界に魅せられて。美味しい料理やお酒が好きなアラサーです。 「食のエンターテイメント」を、皆さんと共有出来たら良いなと思います。

ゴルゴンゾーラで作る!甘口ワインと相性抜群のチーズケーキレシピ

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皆さんは、ケーキは好きだろうか。数々のケーキの中でも王道といえば「チーズケーキ」。万人受けするその味は素晴らしいし、私も間違いなく大好きなのだが、今回ご紹介するのは一味違う。青カビチーズの王様「ゴルゴンゾーラ」を主役にした、大人向けのチーズケーキである。

クリーミーで甘いチーズケーキにゴルゴンゾーラの塩味や個性的な風味が加わると、お酒好きにはたまらない味わいに仕上がるのだ。特別な夜のお供やパーティーの話題作りにもおすすめなので、チーズ好きには是非試してほしい。

ゴルゴンゾーラチーズとは?その魅力と歴史

世界三大ブルーチーズの一つ「ゴルゴンゾーラ」

そもそもゴルゴンゾーラというのは、世界三大ブルーチーズの一つとして知られるイタリア原産の青カビチーズのこと。ちなみに他の二つはフランス原産のロックフォール、デンマーク原産のダナブルーで、青カビチーズ好きにはどれも欠かせない存在といえるだろう。

ちなみにこれら青カビチーズの特徴的な模様と風味は、製造過程の「ピアシング」と呼ばれる工程で作られている。この工程では金属の針を使ってチーズに小さな穴を開け、酸素を取り込むことでカビが成長できる環境を整えるのである。この「チーズに穴を開ける」というユニークな手法が、ゴルゴンゾーラの濃厚でクリーミーな味わいを生み出しているのだ。

さて、そんなゴルゴンゾーラという名前の由来はというと、イタリア・ミラノ近郊のゴルゴンゾーラという村の名前からつけられているそうだ。千年以上前から作られており、偶然生まれた青カビが、今や高級食材として世界中で愛されているのだから、それはもうカビさまさまである。

塩気と甘みが生む「クセになる味」

ゴルゴンゾーラの最大の特徴は、芳醇な甘みの中に広がる青カビの塩気と刺激的な風味だ。その味わいのバランスの良さから、ワインやパンはもちろんのこと、デザートとも驚くほど相性が良いといわれている。

酒好きのためのゴルゴンゾーラチーズケーキのレシピ

材料(3人分)

クリームチーズ … 150g(※常温に戻しておく)
砂糖 … 35g
卵 … 30g
生クリーム … 25g
レモン汁 … 5g
薄力粉 … 10g(※ふるっておく)
ゴルゴンゾーラチーズ … 30g

作り方

➀常温に戻したクリームチーズを滑らかになるまで混ぜ、砂糖、卵、生クリーム、レモン汁、ふるった薄力粉を順番に加えて混ぜていく。

※ちなみに、レモン汁を入れるタイミングでサワークリームやヨーグルトを加えると、爽やかな風味が楽しめるので、ブルーチーズの風味を抑えたい方は入れても良し。

②クッキングシートを敷いたケーキ型に生地を流し込み、ゴルゴンゾーラチーズを散らす。型をトントンと軽く叩くか落とすかして空気を抜き、生地を平らに整える。

③水を張ったバットに型を置き、160℃に予熱したオーブンで30分間じっくり湯煎焼きする。

④焼き上がったら粗熱を取り、冷蔵庫で4~5時間冷やして味をなじませれば完成!

ちなみに、湯煎焼きすると味がまろやかになって本当に美味しいので、ノーマルなチーズケーキを焼くときも必ず湯煎焼きをする。湯煎焼きしたことがない方にもぜひ試してみてほしいと思う。

ワンランク上のケーキに!パーティにもおすすめの飾りつけ

ゴルゴンゾーラケーキはそのままでも美味しいが、トッピングをすることによって、味わいも豪華さもさらにマシマシにすることが出来る。

買ってそのまま盛り付けられるクルミドライフィグ(イチジク)が簡単なのでおすすめ。

そして極めつけは、しっとりしたコンポート。少し手間かもしれないが、砂糖と水、あればスパイスと一緒にリンゴをコトコト10~15分ほど煮込み、冷まして飾り付ければ、ゴルゴンゾーラの塩味とこれまたマッチし、さらに美味しいケーキとなる。

パーティーでも大人気になること必至なので、是非試してみてほしい。

おすすめワインペアリング|アルバーナ・ディ・ロマーニャ・パッシート

ゴルゴンゾーラチーズケーキにぴったりのワイン

ゴルゴンゾーラチーズケーキには、甘口白ワイン「アルバーナ・ディ・ロマーニャ・パッシートが相性抜群。
このワインは、イタリアのエミリア・ロマーニャ地方で作られ、ブドウを乾燥させて糖度を高めるという伝統的なパッシート製法という作り方による濃厚な甘さが特徴です。とろけるような甘さと芳醇な香りを持つ極上の白ワインが生まれます。

チーズの塩味とワインの甘味が引き立て合う「マリアージュ」

青カビチーズの塩味と甘口ワインの甘味は、「塩味×甘味」という味覚のコントラストがワイン初心者でも楽しめる黄金バランスとなっている。

実はこれは科学的根拠に基づいており、塩味の刺激が味覚の感受性を深め、甘味をより豊かに感じさせる効果があるため、「一口でわかる美味しさ」として広く愛されているのだ。いわゆるスイカに塩をかけたときに甘く感じるのと同じということだ。。。

ちなみに先ほど紹介したワインとは異なるが、貴腐ワインで有名なソーテルヌの甘口ワインとゴルゴンゾーラとのペアリングは、古くからヨーロッパの美食家たちに愛されていて、特に貴族の晩餐会では、この組み合わせが「贅沢の象徴」となっていたらしい。

他のお酒との相性

今回私はワインと合わせたが、ゴルゴンゾーラチーズケーキは、ワイン以外のお酒だと下記なんかとも相性が良いと睨んでいる。せっかくなので他のお酒との組み合わせもぜひ試してみたい。

・スタウトビール
・スモーキー系のウイスキー
・濃いめの純米吟醸の日本酒

まとめ

万人受けを狙わず、あえてクセを楽しむ「ゴルゴンゾーラチーズケーキ」は、酒好きにはたまらない一品である。意外にも甘口ワインとピッタリで、塩味と甘味のバランスが最高だ。チーズ好きには家族や友人との集まりにも是非作ってみてほしい。

www.cheers-winebeer.club

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