5月17日は「ピノ・グリージョの日」!
初夏にぴったりの爽やかな白ワイン、ピノ・グリージョ。今回はその魅力と、気軽に合わせられる簡単おつまみ5選、さらに家飲みをもっと楽しくするアイデアまでご紹介。
ピノ・グリージョを片手に、季節を感じる素敵なひとときを過ごしてみませんか?
ピノ・グリージョってどんなワイン?
ピノ・グリージョは、もともとフランスの「ピノ・グリ(Pinot Gris)」と呼ばれるブドウ品種が、イタリアで親しまれるようになったもの。
実はこのピノ・グリ、黒ブドウ品種であるピノ・ノワールのクローン(突然変異種)なんだ。
果皮はグレーがかった薄い紫色をしており、これが「グリージョ(灰色)」という名前の由来になっているという。
ワインに仕立てると、色はほぼ白ワインと同じく透明感のある淡いレモン色。
味わいは軽やかで爽やか、レモンや青リンゴ、洋ナシのようなフルーツの香りが漂い、ほどよい酸味とすっきりした後味が魅力で、まさに初夏にもピッタリ。
主な生産地は、イタリア北部(ヴェネト州、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州、トレンティーノ=アルト・アディジェ州など)。また、アメリカ、オーストラリア、ドイツ(ここでは「ピノ・グリ」と呼ばれる)など、世界中でも広く栽培されている。
産地によって、さっぱり系からややコクのあるタイプまで幅広いスタイルがあるのも特徴だ。
暑い日にキリッと冷やして飲みたくなるような、親しみやすい白ワイン。
ピノ・グリージョにぴったり!簡単おつまみ5選
ピノ・グリージョの軽快な飲み心地には、同じく軽やかで爽やかなおつまみがよく合う。ということで、家でも手軽に作れる5つのおつまみをご紹介。
1. 生ハムとルッコラのサラダ
ピノ・グリージョの爽やかな酸味が、生ハムの塩気とルッコラのほろ苦さを絶妙に引き立ててくれる。
オリーブオイルとレモンを少しかけるだけで、ワインとの相性がさらにアップ!
【材料】
・生ハム:適量
・ルッコラ:ひとつかみ
・オリーブオイル、レモン汁、塩こしょう:少々
・(お好みで)粉チーズ:少々
【作り方】
ルッコラを洗って水気を切り、生ハムと一緒に盛り付ける。
オリーブオイルとレモン汁をかけ、軽く塩こしょうで味を調える。
2. 白身魚のカルパッチョ
淡白な白身魚に、レモンの香りをプラスしたカルパッチョ。
フレッシュな柑橘系の香りが、ピノ・グリージョのフルーティーさと見事にマッチ。
【材料】
・白身魚(タイやヒラメなどの刺身用):100g
・レモン汁、オリーブオイル:各適量
・塩、ブラックペッパー:少々
・お好みの野菜:適量
・(あれば)ケッパー:少々
【作り方】
薄くスライスした白身魚を皿に並べ、レモン汁とオリーブオイルをかける。
あとは塩、ブラックペッパー、ハーブで軽く味を調えるだけ。
(あればケッパーを散らすとアクセントに!)
3. フレッシュチーズとトマトのカプレーゼ
モッツァレラチーズとトマト、バジルの組み合わせは王道。
さっぱりとした酸味とミルキーなチーズのコクが、ワインのバランスをぐっと引き立ててくれる。
【材料】
・モッツァレラチーズ:1個(100g前後)
・トマト:1個
・バジルの葉:適量
・オリーブオイル:適量
・塩、ブラックペッパー:少々
【作り方】
モッツァレラチーズとトマトを5mm〜1cm程度の厚さにスライスする。
交互に並べ、バジルの葉を散らす。
仕上げにオリーブオイルを回しかけ、塩とブラックペッパーで味を調える。
4. 白身魚のソテー
タイやスズキなどの白身魚を、タイムやローズマリーなどのハーブと一緒にソテー。
香り豊かなハーブと繊細な魚の旨みを、ピノ・グリージョの爽やかさがふんわりと包みこんでくれる。
【材料】
・白身魚の切り身(タイ、スズキなど):2切れ
・塩、ブラックペッパー:適量
・タイムやローズマリー(フレッシュまたはドライ):適量
・お好みの野菜:適量
・オリーブオイル:大さじ1
・(お好みで)バルサミコ酢:適量
【作り方】
白身魚に塩、ブラックペッパーをふり、ハーブをのせる。
フライパンにオリーブオイルを熱し、皮目から中火で焼く。表面がこんがりしたら裏返し、ふっくら火が通るまで焼く。
5. シーフードマリネ
エビやイカ、ホタテをレモンとオリーブオイルでマリネ。
軽やかな甘みと酸味がワインと好相性で、さっぱりした後口がクセになっちゃう。
【材料】
・ボイル済みのエビ:100g
・イカ(茹でて一口大にカットしたもの):100g
・ホタテ(ボイルまたは刺身用):100g
・レモン汁:大さじ2
・オリーブオイル:大さじ2
・塩、ブラックペッパー:適量
【作り方】
シーフードをボウルに入れ、レモン汁とオリーブオイルで和える。
塩とブラックペッパーで味を調え、冷蔵庫で30分ほどなじませるとさらに美味しい。
番外編:家飲みアレンジも楽しい!
ピノ・グリージョは、家飲みするならちょっとしたアレンジもオススメ。
例えば白桃やオレンジ、ミントを加えたピノ・グリージョ・サングリアにすると、フルーツの甘みとワインの爽やかさが絶妙なドリンクに。
また軽く氷を1粒浮かべるだけで、よりライトに楽しめるので、特に暑い日や食前酒代わりにもぴったり。
自分好みにアレンジして、家飲みをもっとカジュアルに楽しんでみてはいかがだろうか。
まとめ
ピノ・グリージョは、初夏にぴったりの軽やかで親しみやすい白ワイン。
生ハムや白身魚、シーフードなどのさっぱり系おつまみと合わせれば、ぐっと美味しさが引き立つ。
5月17日の「ピノ・グリージョの日」、ぜひお気に入りの一杯とおつまみを用意して、乾杯してみてはいかがだろうか?きっと素敵な初夏の乾杯になることだろう。
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